Aquaです。
【前回のあらすじ】
たまたま浮ついていたベルとブリタニーの間に、ピンクのゲージが芽生えてしまいました。これ以上はだめです。(でも面白いので放置)
【主な登場シム】
ウィロー・ベル
Bell Willow
願望:ソウルメイト
特質:悪人 一匹狼
ウィロー家三代目候補。
ものの見事にマイナス特質の塊ですが、元気にやってます。
モロニー・ブリタニー
Brittany Moroney
特質:正気でない 外交的
種族:人魚
ベルの異母姉。
姉妹で恋仲になってしまいましたが……ま大丈夫でしょ。
モロニー・ケイシー
Casey Moroney
特質:盗み癖 悪人 ロマンチック
職業:保育士
ブリタニーの母。
善人の義兄が居ますが、家を出ていきました。
総集編#3-2 悪人の一歩
朝です。
二人は相変わらず。
おっと、ケイシーに「水泳への恐れ」がついてしまいました。
アクアジップを降りて上陸するまでの僅かな時間に起こりました。
「恐れ」システムですね。
今日もお客さんが来ています。
スコット・ベッキーというティーンです。
スットコではありません、スコットです。
ブリタニー:ベッキーはさ、なんか好きなこととかある?
ベッキー:あーねえ、体動かすのは好きかな。
ブリタニー:お、丁度いいじゃーん。今あたしクラブのメンバー探してんのよ。ビーチでくつろぐだけのクラブなんだけどさ、よかったら考えておいてくれない?
機嫌の悪いケイシー。
何かを感じ取ったのか、ベッキーにまで怒鳴りつけてしまいました。
なんですか一体。お水が怖いくせに。
げ。
ケイシーがお風呂の水を恐れています。
そこまで怖くなるものなのか……。
あーもう感情がめちゃくちゃ。
しかしこれは困りました。
「恐れ」の吹き出しが「自信を持って1時間泳げば克服できるよ」と丁寧に教えてくれていますので、
ここは頑張ってもらいましょう。
一時間後。
無事恐怖に打ち勝ちました!
さて、
これまでクラブのメンバー候補にしたシムたちと一緒に、
ビーチへ行きましょう。
ベッキーの他に、アーヴィングとナンズ・ブレンドンを呼びました。
おや、ブリタニーがブレンドンから熱視線を向けられています。
こないだはケイシーにも惚れてましたし、
母の特徴をよく受け継いでいるということでOKでしょうか。
親子だもんね。
ブリタニー:ブレン、海はどう?
ブレンドン:体がヒリヒリするよ。お風呂とは全然違うね。
アーヴィング:おや、お揃いのヘアスタイルだな。
ブレンドン:ほんとだ。真似した?
アーヴィング:いやいやまさか。きっと感性が似ていたのさ。
ブリタニー:ずっと一人で泳いでたの? 寂しくなかった?
ベル:全然? でももうちょっとウチにも目ぇ向けてほしかったな。
ブリタニー:フフフ。なあにー? 妬いちゃったー?
ベル:なんでそうなんのさあ~ちょっと~。
ケイシーはまだ自信満々なようです。
よかったね。
ベル:あっ! あいつ……!!
ベル:えっあいつも人魚なの!? うそぉ!?!?
ベル:ブリティもあいつも人魚なのになんでウチだけ人間なんだろう……。ダ兄はパパの血入ってないからいいとして、なんでウチだけ……。
満足度ポイント貯めれば人魚になれますよ? どうします?
ベル:なりたいわけじゃないのよ。ウチだけひとり生まれ方が違うのがなんか……嫌……。
アーヴィングとベッキーをクラブに入れました。
イルカのささやきへようこそ。
今日はブリタニーとベルの誕生日なんですよ。
早いものですねえ。
ケイシー:あら、美味しそうなココナッツケーキ。よく出来たじゃない。
ブリタニー:(ほんとはママが作るんじゃないのかなあこういうときぐらいは)
投げキッスしてないで祝えっての。
はい!
二人とも無事若者になりました!
追加の特質は、それぞれブリタニーが「アクティブ」、
ベルが「嫉妬深い」です。
ベル:イェーイ。ウチおめでとー。
ケイシー:二人とももう立派な一人前の大人よ。特にベルはね。
ベル:そう?
ケイシー:ええ。これ以上私が母親代わりにできることなんて何一つないわ。
ベル:そんな――
ケイシー:だからあなた、明日ここを出ていきなさい。
ベル:えっ
ブリタニー:ちょ、ちょっと待ってママ、そんな急な……
ケイシー:決定よ。出ていきなさい。
ベル:そ、そんな……
ケイシー:私前に言ったわよね。『子供が二人もいるのに干からびたジジイが増えたら邪魔でしょうがない』って。
ベル:言ってたね。
ケイシー:私はあなたたちを『立派な大人』と言ったわ。もう子供じゃないから、二人いられても充分邪魔なのよ。
ベル:じゃあ、二人でどっか行くっていうのは……
ケイシー:それは許さない。赤の他人たるベルに下げ渡すことなんて到底出来ないわ。
ベル:それで……ウチはどこへ行けば……
ケイシー:知らないわよそんなの。どこへなりと。安心しなさい、お金はあるわ。個人的なプレゼントとして幾らかあげる。それでなんとかしなさい。
ベル:そんな……
ベル:信じらんない。ウチの人生ずっとこうなわけ!? 生まれた頃にはもう親は歳、上の姉さんは散々私を怒鳴ってどっか行く、ダ兄もその後すぐ家を出てウチは一人ぼっち。ママが死んだと思ったらパパと引き離される、姉さん二人は人魚でウチだけ人間、ここで生きていくと思ったら今度は追い出されてブリティとも引き離される、パパのとこにはいつの間にか上の姉が戻っててウチは帰れない。なんなの!?
ベル:もう嫌。ブリティだけがウチの癒やしだったのに。
ブリタニー:んーありがと。でもいいじゃん、「会うな」とは一言も言われてないし。またどっか遊びに行こう?
ベル:遊びにじゃなくて二人っきりがいい。
ブリタニー:うんわかった、じゃあ引っ越したら教えて。
ベル:もちろん。
ベル:また会お。“お姉ちゃん”。
ブリタニー:もう。いつもみたいにブリティって呼んでよ。
翌朝。
そんなやり取りがあったかは分かりませんが、とにかくベルは独り立ちしました。
さらばスラニ。
ベルが移り住んだのはここ。
オアシス・スプリングスです。
ここがベルが住む家です。
暗い。
とにかく暗い。
昼なのに夜みたいな明るさしてます。
ブリタニー:ベルー! 引っ越し祝い来たよー!
ベル:んもう早いよ流石に。
ブリタニー:あんだけ会おうとか言ってたのに。
ベル:んにゃ一緒がいいはいいけど、折角一人になれたんだしちょっとだけ楽しもうかなって思ってたの。
ブリタニー:そうなの? ベルのそういうとこよくわかんないわ。
ブリタニー:ここテレビあるのー!
ベル:いや押しかけといてテレビかい。ウチだってまだつけたことないのに。
ブリタニー:だってだって羨ましいんだもの。
ブリタニー:そうだ、ちょっとご飯食べてくね。
ベル:自由だなあ。
家の裏に釣り場があります。
このあたりでは数少ない水場です。
やることもありませんし、何か釣りましょう。
ベル:……?
ベル:あれぇ? だめぇ……?
どうやら釣り場とベルの釣りスキルが噛み合っていなかったようです。
餌も持ってませんし、ここは諦めましょう。
近くで栽培されている作物を盗収穫してきました。
ベル:家が暗い……。
穫った作物は庭で育てることにしました。
おいしいフルーツサラダ。
作物を育てれば材料費も浮きます。
釣りをすれば更に浮く!
自然派ウィローで行きましょう。(あんま似合わないけど)
そういや、近所でボウが他のシム二人とともに子供の講義を受けているのを見かけました。
なんすかこの光景。
名前はメリル・ルイサというそうです。
よりによってセオドリックとアイリーンの娘。
でお次はベルのところにやってきました。
人に知れたらやばいんじゃと思いつつ、
ベルは特質が「悪人」なので結局連れ込みました。
結構楽しそうにお話ししています。
彼女冒険好きなんだそうです。
なるほど、ここへ来たのも冒険というわけですか。
どうやら会話が面白いようです。
良かったじゃないですか、ちょっと歳は離れてますけど良いお友達になれそうで。
セオドリック:ルイサのやつどこ行ったのかな。さっきまでダニエル君の妹さんと話していたはずだが。放っておくとすぐこれだ。
家にいても暇なので、時間つぶしにバーにやってきました。
そろそろね、歳の近い知り合い作ったほうがいいですよ。
ただでさえ若者少ないんだから今。
セオドリック:やあ。きみは前に見たことがあるぞ。確かドラゴンの木彫りを買っていったろう。
ベル:あんときの売り子さん。なんでここに?
セオドリック:娘を探しているんだよ。どこにもいなくてね。長い金髪の子なんだが。
ベル:ウチは知らないよ。ここにはいないと思うけど。
セオドリック:それはそうさ。妻には「絶対探し出せ」と言われているんだが、どうせ放っておいても帰ってくるんだ、猫みたいなやつだからな。今日はもう休むことにしたのさ。
ベル:めんどくさくなったんだ。
セオドリック:まあそんなところだ。
セオドリック:ところできみはあれだ、あの後知ったんだが、ダニエル君の妹さんの妹さんだったんだな。
ベル:ダ兄の妹扱いはまだいいけど、アレの妹扱いはやめてくれる? あとウチはダ兄の妹の妹の妹だよ。
セオドリック:おや、もう一人いたのか。きみで最後かい?
ベル:今のところはね。パパはまだ生きてるだろうからちょっとわからないけど。
セオドリック:じゃあダニエル君の末妹さんと呼ぼうか。
ベル:ベルでいいよめんどくさい。
セオドリック:わかったよ末妹さん。
ベル:なんも分かってないじゃない……
そろそろ一匹狼としてしんどくなってきた様子。
表情が険しいです。
この度、ベルは悪人特質を活かして犯罪者キャリアに進むことになりました。
今日はその初仕事。
怖いよ犯罪者の「初仕事」て。
一体何をしたのか分かりませんが、早速昇進して帰宅。
コソ泥になりました。
こんなん育ての親と何も変わらないじゃないですか。
お夜食を取ってから寝ましょう。
昼間と違い外は真っ暗だからか、この家は夜のほうが明るく見えるんですね。
請求書が来て結構持っていかれましたが、
作物が育って売れるようになったので良しとします。
大体1/3ぐらいは回収できてますし、今は仕事もありますからね。
まあとても人に話せるものではありませんが。
仕事が終わって、家に帰って、夕食を取って、読書なんかして楽しさを回復させて。
……としているうちにもう早朝です。
絶対そこで本読むの目に悪い。
寝る前のジョギング。
ほんで、ちゃんと寝て起きると夕方。
前と同じ場所で釣りにチャレンジ。
お、なんですかそれは。
グッピーです!
グッピーを釣り上げました!
ナイスグッピー!(?)
家の近くをボウが歩いてます。
ボウ:何?
ベル:あんたのこと嫌いだから黙っていようと思ったんだけど、言うてウチら姉妹だから教えてあげようと思ったのよ。
ベル:ダ兄が死んだわ。料理していたら焼け死んじゃったんだって。
ボウ:えっ…………いやまさか……ダニーまで……?
ベル:そうよねえ嫌よねえ。二回目だもんねえ。いい気味だわ。
ボウ:ベルは悲しくないの……?
ベル:だって死んでないもん。
ベル:あんた周りが皆そうやってバカな死に方するドマヌケだと思ってんだ。アッッッホらしいし皆がかわいそ。何よ料理して焼け死ぬって。よくそんなバカみたいなヤツ見つけられるね。
ボウ:よくもそんなことが言えたね! 自分で「可哀想」とか言ったばかりのその口で、よくも! あたしの友達を! バカだの! マヌケだの! ダニーの爪の垢でも飲ませてもらってもう一度人の心を学び直すがいいわ! 性根が汚いあんたにはお似合い!
ベル:だ……誰のせいで性根がこんなんになったと思ってんのよ!
ボウ:他でもないあんた自身よ! 悪い考えを捨てて思い直す努力をしなかった、いつも逃げるように楽な考え方ばっかりしてきた、どうせそうなんでしょ!?
ベル:うっ……
思わぬ反撃を喰らいました。
ブリタニー主催の収穫祭ディナーパーティー。
久々にダニエルに会いました。
ダニエル:一応だがあんたにも感謝しなきゃいけない。ベルを育ててくれてありがとう。
ケイシー:フン。できた人だこと。
ダニエル:家族は大事にしたいんだ。
ケイシー:あれは大事にできてる? あなたの彼女。
ダニエル:うっ……
残念ながらダニエルは未だにライリーと関係が良くないようです。
ダニエル:ベル、その服懐かしいな! お母さんのだろ?
ベル:そだよ? 今はウチのもの。
ダニエル:似合ってるよー。お母さんがそれ着てたのは俺もあんまり覚えてないけど、よく写真で見てたからなあ。
ベル:あの狂気の玄関かwww
急に怒鳴るケイシー。
皆もうすっかり慣れたか「またか……」って感じの対応してて面白いですね。
帰ったのは朝4時。
悪党の仕事が終わるのもこの時間ですからね。
合わせませんと。
今回はここで終わりにしましょう。
前回にも増して、ブリタニーへの依存度とボウへの敵意が増しています。
こんなんで大丈夫なんでしょうか。
特に前者。
何かの拍子にどこかで裏返ると大変なことになりますよ。
ガーデニングが救いになると良いですね。
またお会いしましょう。