Aquaです。
【前回のあらすじ】
巨星墜つ。
【主な登場シム】
ウィロー・ウォルター
Walter Willow
願望:ボディビルダー
特質:自信家 陰気 ブラザー
ウィロー七代目。
こう見えて結構動けます。
リーヴィス・クローディア
Claudia Leavis
特質:善人 怠け者
ウォルターの妹。
人はいいのですが如何せんグータラなところがありまして。
ウォルターのターン!
クロエが亡くなった直後からスタート。
ルイーズはまだ泣いています。
死神さん、スポーツ番組を見てます。
やっぱり仕事上がりの死神って見てて面白いなあ。
ウォルター:死神さんどう思います? 年老いてもうすぐ死ぬかもって時に結婚するって。いくらお別れのためっていったって母さんが可愛そうで……。
死神:愛の重いこと……。気持ちはよく分かりますが、本人が納得しているんだ、受け入れるしかないでしょう。
ウォルター:それはそうだけど……。
あら。
きみたち違うチーム応援してたのね。
死神:ウィロー・クロエを叔母に持ったこと、あなたは誇ったほうが良いですよ?
ウォルター:え、なんでですか? 有名人だから?
死神:彼女は他者のために私に向かって命乞いができるシムでした。みなさん大抵私のことを恐れるのですがね。勇気ある人物でしたよ。
ウォルター:へえあの人がね……。
死神:ああでももっとも、私がただのフアンだったというのもありますがね。
ウォルター:なんじゃそりゃ。
死神:ただ惜しかった。彼女にはバイオリンでなく死神のギターを握ってほしかった。きっといい音を奏でたでしょうに。
ウォルター:あの、言いにくいんですけど、僕らの世界には死神のギターはないらしいですよ?「ニュースレターなんか知るか」って。
死神:えっ……もったいない! そんなあ……(泣)
ウォルター:(えぇ……そこまで悲しむ……?)
死神:お二人とも覚えておいてください。死に様は生き方を映す鏡などではありません、そこに貴賎などないのです。報いを受けるだとか、大団円が待っているだろうとか、そういうことは気にするだけ無駄なのですよ。生きたいように生きなさい。
ウォルター:それって動物と同じじゃない……?
死神:そうですか? 人間も獣も所詮は同じ動物では? 何が違うって言うんですか。
あれ。
死神さんあなた海の子なんですか?
お魚さんに向かって涙なんか流しちゃって。
どーこで食ってんだおめぇ。
座って食ぇ。
クロエの死を乗り越え、
ルイーズには結婚の喜びが残りました。
なるほど、これが狙いでしたか。
さて、ウォルターの願望を進めましょう。
取り敢えず、元気な状態で一時間限界に挑む必要があります。
まずトレーニングをしてと。
念のためにエナジードリンクを飲み、
元気のムードレットを増やしておきます。
では限界に挑んでください。
難なくクリアしました。
次の目標はこの通り。
十時間運動を達成するため、
暫く持久走のほうは続けてもらいましょうか。
ウォルター君……。
あなた他人を遠ざける能力でも持ってるんですか?
なんで誰もいないの。
ウォルター:そんなこと言われてもな!
ウォルター:あぁ~流石に疲れた……。
お、こないだのバーテンダーですね。
ドラモンド・エルミニアといって、
ケイシーの姪なんだそうです。
どうでもいいんですけど、
茶色系で色揃えるのやめてもらえませんか。
レベッカのときもそうでしたけど何色割り当てるか迷うんですよ。
おや、ウォルター君?
あなたもしかして彼女に興味がお有りで?
チャンスですね。
ウォルター:なんか嫌なことでもあったの?
エルミニア:あったけど、別に?
この二人、今は叔母を亡くした者同士です。
励ましてあげましょう。
エルミニア:あら。ありがと。いい人じゃないの。
ついでに好感を得るのです。
特質は何でしょうか。
外交的ですか。
外面が良いだけな気もしてきました。
ウォルター:え「外交的」ってそんな負のイメージある?
誰とでも関われる人ってむしろ誰にも興味なさそうな印象があります。
ウォルター:クローディアめ、皿洗いしないで部屋に戻ったな? あいつ最近どんどんグータラになってって正直嫌になってくるよ。やっぱりうちから追い出そうかな。
えーでもあなたも近々ここを去るのでしょう?
誰がこの家に入るんですか。
ウォルター:さあ。ジェニファーかその妹にでも譲っておけばいいんだ。
まあそうか、あなた方が継がないとなるとそうなるんですか。
こんなに雨が降っているのにあんたら親子はまあ……。
みんなでクローディアの特別課題を仕上げました。
なんだか大層な機器ですね?
ウォルター:危ないねこれね。
クローディア:そだね。流石に危ないね。
ミルドレッドが来ましたよ。
ミルドレッド:今更だけどクロエさんのことはお悔やみを言わせて。遅くなっちゃった。
ウォルター:いいんだよ。どうもありがとう。
そういえばウォルター、
あなたこの人にも気があるとかなんとかって言っていましたね?
趣味を訊くなどして、少し距離を詰めておきなさい。
ウォルター:あぇーっとそうだな……きみ何か好きなことある?
ミルドレッド:好きなこと? うーんわかんない。
ウォルター:そっか……。
何が好きかはわかりませんでしたが、
料理が嫌いだということは掴めました。
そうか……料理嫌いか……
ウォルター:何か?
別に料理が不得意とかならいいんですが、
料理嫌いと一緒に住むのは嫌だなあと思いまして。
ウォルター:そういうもん?
どうします?
みんなもう寝た時に料理嫌いのシムが最後の一皿を食べてしまったら。
スケジュールによっては次の朝食事なしですよ。
ウォルター:あー確かにそれは嫌だね……。あのクローディアを見てると特にそう思うよ。
あーこないだもそれやってましたものね。
でもどうします?
あなたミルドレッドに好かれてますよ?
先日下手に応えてしまったせいで厄介なことになりそうです。
私の気が早かった。
申し訳ない、ウォルター。
ウォルター:ちなみにさ、きみから見てクローディアってどう?
ミルドレッド:えっ? そうだなあ、いい人だよ?
ウォルター:あ、うん、まあ、それはそうだよな。それはそう。
あヤバい。
この子完全に脈アリだと思ってる。
仕草がそう。まだピンクのゲージ生えてないのに。
それにしてもシェリーの血を感じる顔だなあ。
そりゃまあひ孫なので当然ではあるのですが。
えっもうあれのひ孫なの!? 早くない!?
まあなんだ、
クローディアについて散々なことを書いてしまいましたが、
彼女だってただのグータラではないのですよ。
ちゃんと良いところはあります。善人なので。
深夜、もう眠くて眠くて仕方のない彼女の前に、
バーサの養女だったクラム・ヒラリーというシムが現れました。
その髪型流行ってんな。
クローディアとはかなり親しい友人だそうです。
が、ご覧の通り。
何処ぞの誰かのように、かなり頭にきている様子。
宥めても聞きません。
それでも根気よく相手を続けるのです。
このように。
何度も失敗しては諦めずに声をかけ続ける。
よほどのお人好しでもなければ、
ここまで相手することは出来ないでしょう。
そしてようやく落ち着いてもらえました。
ヒラリー:あっは……恥ずかしいことしちゃった。ごめんねこんな夜中に。
クローディア:いいのいいの。友達だもんこれぐらい。落ち着いた?
ヒラリー:まあ、うん……。ほんと悪かったよ。
クローディア:いいからいいから。ね。あそうだ、折角出しなんか映画でも見てって。
ヒラリー:ありがと……。
クローディア:どうだった?
ヒラリー:ちょおーっと退屈だったかな。
クローディア:あやっぱり? あたしもそうだと思ったんだよねー。
ヒラリー:なーんか時間無駄にしちゃったかも。
クローディア:うんまあね。でもありがとう、最後まで付き合ってくれて。
ヒラリー:付き合ってくれたのはそっちじゃないか。
ヒラリーが帰り、
クローディアが寝たのは明け方になってのことでした。
よくやったじゃないですか、
見直しました。
で、そんな彼女は寝ているので、
起きている二人はフリーマーケットへ
……行った帰りにウォルターだけジムに寄ります。
(フリーマーケットでは何もなかったのでカット)
願望を進めませんと。
おいおいおい、
バーサが路上演奏をしているじゃあないですか。
そうでした、昔それをやってクロエに突っかかられたんでしたねあなた。
とんだ災難でしたね。
おや、エルミニア再び。
ウォルター:つかぬことを訊いてもいいかな。
エルミニア:何?
ウォルター:あの……ほんと、変かもしれないんだけどね?
エルミニア:なあにって。
ウォルター:料理は好き?
エルミニア:ああもうそれはもう! 大好きよ料理!
ウォルター:ほんと!? そうかあ料理好きかあ。
エルミニア:なあにお嫁さんでも探しているの?
ウォルター:いやあそんなことは流石に。別に自分でも料理できるし……。
エルミニア:ほんとに。じゃあ今度お手並み拝見といこうかしら。
ウォルター:へ?
確定ですね。
ミルドレッドをこれ以上惑わすのはやめて、
エルミニアを狙うことにしましょう。
早めに良い人が見つかってよかったですが、
当然のことながらまだ恋愛ゲージは生えていません。
急がないと何処ぞの誰かのように取られてしまいますよ。
ウォルター:(料理練習しとかなきゃな……)
ジョギングを済ませ、
また願望を進めました。
調子が良いですね。
あれ!
珍しいじゃないですかクローディア!
あなたが運動するなんて!
ああ。
まあ……
そうよね。
今回はここまでにしておきましょう。
また次回。