Aquaです。
【前回のあらすじ】
ケイシーとダニエルが世を去りました。
【主な登場シム】
ウィロー・ベル
Bell Willow
願望 ソウルメイト
特質 悪人 一匹狼 嫉妬深い
ウィロー家三代目。
ものの見事にマイナス特質の塊ですが、元気にやってます。
撤収
育ての親と兄を亡くし、それなりに気分が落ち込んでいるベル。
ベル:あの、████さん、きのうの話なんですけど…………あい……あい……
犯罪者の仕事を辞めました。
他人に話しかけられない以上、いたずらスキルの上昇は有り得ません。
そうなると昇進も出来ませんからね、致し方なしです。
(辞めさせてくれる組織でよかったね)
それに今はもう畑がありますから、まあ春まではなんとかなるでしょう。
いうてあと二日で終わりですけど。
作物を収穫し朝食を取ってからジムへ。
今はブリタニーしかいませんが、まあそのうち他のシムも来るでしょう。
ひとりでボクササイズ。
もうトレーニングで特に言うことはないかな。
ベッキーが飛び込んできました。
どうしたどうした。
あんたいっつも慌ててるねえ。
「悪の」ではなく、普通の重量上げ。
結構しっかりやっているようでしたが、枚数自体は以前と変わらないんですね。
んまあでもくねくねして唸り声を上げなくなったから、いいか。
ベル:つっても流石に疲れるよお~……
お疲れさん。
あとは誰かとお喋りでもしててください。
ベル:それやんなきゃだめー? ……だめだよね、ダ兄も言ってたもんね。
前回ダニエルの置き土産を授かったライリーがいますね。
ライリー:やっほー。あんたベルだよね?
ベル:うん? ああダ兄の。何そのお腹、仲悪いって聞いてたけど。
ライリー:みんなそう言うんだよねー。確かに喧嘩ばっかりだったけどさ、それでもダニーのこと大好きだったんだ。そりゃまあウジウジしてるのは見ててイライラしたけど。
ベル:ふうん。幸せだった?
ライリー:うーんどうだろ。ダニーが言う通り離れて暮らしたほうが幸せだったかもなあ。いつも一緒だと相手に満足しちゃうからね。
ベル:わかる。ウチは今好きな人のこと考えないようにしてるけど、やっぱ辛いわ。
ライリー:うんうん。でもね、うちは最後まで別れなくてよかったな。互いの感情を面と向かってぶつけ合うって、いいもんだよ。あと、仲直りした後すっごい甘えたくなるあの感じ、好きだった。
ベル:あー! 折角ダ兄に言われたようにしようと思ってたのにこれじゃあどうしていいかわかんないよー!!
ところでライリー、そのお腹でトレーニングはちょっとつらくない?
大丈夫?
あ、まあでも妊娠したまま好きに踊るやつもいるから大丈夫か。
ベル:ドベッ
ヴィルピ:おう、大丈夫?
ベル:じむとれーなーさんこんにちゔぁ
ヴィルピ:こんちゃ。さ、もっかい!
ベル:あい……
ヴィルピ:そうそう、アンタ体つきよくなったねー! その調子その調子! 無理ないペースでー! いいねいいねいいね!
ヴィルピ:よーぅし! 上出来ー! 帰ったら肉食べな肉!
ベル:ありがとうジムトレーナーさん。
ブリタニー:痛゛い……
ベッキー:ヒー!! 助けて! アタシさっきそこで追いかけられて――
ベル:落ち着いて落ち着いてえ。その人運動着着てなかった? どうせそいつのジョギングルートが被ってただけだよ。安心しな。
ヴィルピ:もしかしてそれって私のことだったりするかな。さっき私を見て逃げ出した赤毛の女の子がいたんだけど。
ベル:ジョギングじゃなかった。
ちなみにブリタニーとは会話せず。
いいんですか?
ベル:いいのいいの。寂しくなんてないよ!
ほんとに?
ベル:ダ兄に言われたようにできる! って自信満々なの今。
なるほど。
ベル:でも流石にちょっとチラ見しちゃった。何あの体やばくない??
そこかあ。
今日はバーには行きません。
どうせ明日来るので。
帰る前に公園で釣りタイム。
何が釣れるでしょう。
ベル:お! なんだー? このお目々真っ赤っかな魚は。グロ。
テトラだそうですよ。
……えっ、テトラってそうなの??
これはなんですか? 何のアイテム?
ベル:キッチン用の部品。
ああ。じゃあいらない。
公園の出口付近でルイサと遭遇。
もうティーンなんだそうです。
お母さんに似ましたね。お父さん要素は見当たりません。
(まあ流石に三代続けてあの顔ってのも面白みないしな)
ベル:あれー! あんたこないだ家に来た子? もうそんなんなったの!?
ルイサ:そうよー。お姉さんこないだは遊んでくれてありがとね。
ベル:え……でも……いや、はや……
ルイサ:フフフフ。子供って育つの早いんだよー?
ベル:てことはウチもそろそろ歳とる頃なのか……
ちなみに、そんなルイサの特質は「被害妄想」だそうです。
ちょくちょく見かけるなあ。
ベッキーもそうでしたし。
さあ、大晦日です。
作物を全部収穫して、苗と木は全部売ってしまいましょう。
決めました、お金貯まったので年が明けたら引っ越そうと思います。
昼間は雨で家に籠もっていましたので、もう夕方。
バーで年越しテレビでも見ましょう。
ベル:あれ? レベッカじゃん。
レベッカ:うん? ああ、ベル。また会ったね。一人?
ベル:そだよ。暗ーい家でちっちゃいテレビ見ながら一人年越しってのもなんか悲しいからさ。
レベッカ:ああ~そっかあ。私はブレンちゃんに呼ばれてんだけどさ、家に居なかったからここで待ってる。
ベル:呼んでおいて家に居ないってどゆこと?
レベッカ:さあね。
レベッカ:あ、そうだ、ベル来年の抱負決まった?
ベル:え、あ、決まってないや。どうしよ。
そこはこれでしょ。
ベル:ちょっと強気すぎない?
抱負ぐらい強気にいきましょ?
いうだけタダってやつよ。
さてと、そろそろ年越しの時間です。
いつの間にか凄い人が増えてました。
よく見るとベッキーも来てますねえ。
さあ皆でカウントダウン。
シシュウビー!
シシュウビー!
シシュウビー!
一同:新年おめでとうー!!
いや素晴らしい一体感でした。
パーティーとかでなくこういうのもいいもんですね。
あれ、誰か来ましたよ。
この鉤鼻は見覚えがあります。
ムーン・エイブラムです、以前も出てきました。
エイブラム:やあ、ぼくムーン・エイブラム。お前誰?
ベル:お前て。
エイブラム:へぇ~オマエテ! そうか! フッフゥ。 で……オマエテって何?
ベル:あんたの目の前にいるでしょ。
エイブラム:ぼくのォ? ホントだよろしく。ぼくはエイブラム。A・B・R・A・M。それがぼくちゃんさ。
ベル:はあ。
エイブラム:皆で年越ししようと思ったんだけど、人少ないね?
ベル:そりゃここで年越しまで一年待つやつはいないからね。
エイブラム:うん?
そうだ、それなりに人居ますし、好みの人とか居ないか見てみましょう。
一人ぐらいはいるでしょ。
一人もいませんでした。
はい。
翌日。
引っ越しのための撤収が終わった丁度その頃、
誰か家に訪ねてきました。
ヘニング・ユーニスというお名前だそうです。
実を言いますとこの人、Aquaがマイライブラリから読み込んだシムです。
第二部以降このワールドでは人口減少が著しく、
マイライブラリに保存していたシムの特質、名前、服、肌の色、髪の毛や髭、体格などをランダムに設定したものを28人ぐらい読み込んでいました。
この人も目がピンク色ですのでその一人だというのは分かるんですが、さてどんなシムがベースだったかは流石に覚えてないな……
ユーニス:こんにちは。新年おめでとう。
ベル:えっと、おめでとう。何か用?
ユーニス:用はないわ。ふらっと立ち寄っただけ。
ベル:はあ。ウチこれから引っ越しするんだよね、もし今度何か用があったらそっちまで来てくれる?
ユーニス:ええいいわ。じゃ、また今度ね。
ベル:気が早い人だね。
一応詮索。
彼女は「ロマンチック」持ちだそうです。
さ、気を取り直して、引っ越ししましょうか!
どこへ行きます?
ベル:そうだね、色々考えたんだけど、ウチやっぱり庭仕事好きなんだ。
ほうほう。
ベル:だから広々したところがいいかなと思って。
ふむふむ。
ベル:あと今までの家は湿気強かったり凄い乾燥してたり極端だったから、ちょうどいいところに行きたいんだよね。ちょっと涼しいところがいいかな。
ほうほう。
ベル:というわけで、
ベル:ウチ、ウィンデンバーグに帰ります。
といったところで今回はおしまいです!
第三部のほうもここでしめて、次回から第四部に入ろうと思います。
その前に登場シムの紹介をしませんとね。