Aquaです。
今週は一気に進めた分を三分割と、
いつものシム紹介を加えた四本をお送り致します。
(シム紹介は金曜日投稿)
【前回のあらすじ】
折角育った秋の作物が、ほぼ全滅しました。
【主な登場シム】
ウィロー・ベル
Bell Willow
願望 ソウルメイト
特質 悪人 一匹狼 嫉妬深い
ウィロー家三代目。
ブリタニーさえいればそれで幸せ。
シーガー・ブリタニー
Brittany Seager
特質 正気でない 外交的 アクティブ
種族 人魚
ベルの異母姉であり、最愛の人。
ベルには置いていかれる運命にあります。
ウィロー・クロック
Crocus Willow
特質:海の子 ダンスマシーン
ベルの息子。
今は父アーヴィングの家で暮らしています。
ウィロー・カトレヤ
Cattleya "Carry" Willow
特質:外交的 冒険好き
ベルの娘。
記事内ではキャリーと呼びます。
ベルとブリタニー
前回ものの見事にやられてしまいましたが、
めげずに手入れを続けましょう。
そうすればいつか必ず。再び芽を出すはずです。
うわお、エイリアンの人だ。
アーヴィングからスパイスフェスティバルに誘われました。
折角ですから家族で来ましたよ。
しかしまあクロックのこの服装も懐かしいなあ。
(過去に出たシムと同じ服を新しい世代のシムに着せるのはダニエル以降の恒例)
クロック:うぅ……気持ち悪いな……
大丈夫ですか?
クロック:お、イザベルのアカウントはっけーん。フォローしちゃお。
おやおや。
おそらく初めてカレーを食べただろうに案外――
クロック:かあ゛アアァァァアアアアア!!
ベル:あーそれ辛いから気をつけなー。(ビールグイィーッ
平気じゃありませんでした。
アーヴィング:大丈夫?
クロック:あ、ああ……うん……なんとかね……
アーヴィング:みんな最初はそうなるのさ。これぐらい気落ちすることはないよ。
クロック:いや別に落ち込んではないよ……
キャリーも別のところで同じ思いをしたようです。
めちゃくちゃ気分悪そうな顔してる。
キャリー:すっごいベロ痛い……
クロック:みんな初めてはそうなのさ。気落ちすることはないよ。
キャリー:いや別に気落ちはしてないよ……。
うおっ!
びっくりしたぁぇ。
ちょっとブリティー、急に下からぬっと出て来ないでくださいよ。
びっくりするでしょうがあ。
ブリタニー:ごめんごめん。
イーサン:ベルおばさん。
ベル:叔母さんって呼ぶな。
イーサン:でも実際おばさんだろう? 父ちゃんの妹だし、歳もほら。
ベル:うん、ウチがダ兄の妹なのはそうだけど歳のことは言うな。
イーサン:そう? 俺からしたら充分――
ベル:もう一度言ったら殺す。いいね?
イーサン:こわ、急にそんなこと言うなよ。
ベル:言うだけ優しいと思いな。
イーサン:殺意抱く時点で優しいも何もないよ。
イーサン:ところでその、俺もうおトイレ行きたいんだけど……
ベル:我慢しな。若いんだろ?
イーサン:いや俺だってもうおっさんだから! ベルとちょっとしか変わらないから!
ベル:ウチからしたら充分若いよあんたは。
イーサン:くうううぅぅぅぅ……!!
後日トレーニングをするベル。
もう重し全部上げられるようになったんですね。
で、帰りに(また)バーで飲んでたらブリタニーが来まして。
なんか二人でドント・ウェイク・ラマをして遊ぶことになりました。
ベル:ほっ。……! ふー、危ない。
ブリタニー:ハッ! 楽勝よ楽勝。ほらここ、フェイッ!
ベル:おーあんたよくそんな危ないとこ抜けんねえ。
ブリタニー:鍛え方が違うのよ。
ベル:なんの鍛え方よ。
ベル:じゃあウチはここを……
ガシャアア!!
ベル:うぅぅ……負けたわ。
ブリタニー:フー! お見事お見事www
ベル:もっかいやろ。もっかい。
ブリタニー:何回やったって同じよ同じ。かかってきなさい!
ベル:そういうゲームじゃないよこれ。
ベル:ああぁまたやった!
ブリタニー:あんたこれ下手なんじゃないの~? もう今日はあたしの勝ちでいい?
ベル:ああいいよ。負け負け。ウチの負け!
ブリタニー:やった! 一杯奢って。
週末。
ブリタニーからフリーマーケットに誘われました。
折角なので(略
私このブログでこれまで一体何回「折角なので」って言い回し使ってきたんだろ。
クロック:くぁあああ……!! 寝てたんだよ僕はよぉ……!
アーヴィング:パパたちはなんか買っていくか。
キャリー:私はやめとく。欲しいもんとか無いし。
アーヴィング:無欲だなあ。高校生なんだからもうちょっとがっついてもいいのに。
ベル:よっ。楽しんでる?
クロック:どう楽しめっていうのさこんなの。退屈だよ。だってママ、僕ぐらいの時こういうとこ来たことある?
ベル:コメディ&いたずらフェスティバルなら。
クロック:あれとこれとは違うじゃん。……ていうかママってどうしてた? 高校生の時。
ベル:そうだね、アクアジップ乗り回してた。
クロック:うわっ! いいなあアクアジップ。海か……
ベル:なんならママのあげよっか?
クロック:ほんと?
おうおうアーヴィング、何をそんな恐れてるんですか。
周りの人達皆大丈夫かって目で見てますよあなたのこと。
暇を持て余したのか、キャリーはドリブル練習を始めました。
そこでやるのは危なくない?
下手したら売り物に当たりますよ。
で、そこをヴィルピに目をつけられた模様。
ヴィルピ:あんたいいね今の動き。
キャリー:そう?
ヴィルピ:おおそりゃあもう。センスあるよ。
アーヴィング:キャリー、
ヴィルピ:おや、あんたの知り合いかい?
アーヴィング:娘だよ。僕とベルの。
ヴィルピ:あーどうりで! 顔がお母さんそっくりだわ。あんた鍛えれば立派になれるよ、取り敢えず肉食べな。
キャリー:あのおばちゃん話長いよぉ……トイレトイレ……
そういいつつパフォーマーにチップを払いに行くキャリー。
そんなことはいいから早くお手洗い行きなさいよ、恥かく前に。
キャリー:クロック、これ見て。
クロック:え。何なに。
キャリー:友達のシムスタ。
クロック:あっは、これみたよさっき。こないだフォローしたもん。
キャリー:あーやっぱりー? 面白いよねあの子。
クロック:いや僕は本人はあんまり知らない。
キャリー:そっかあ。
てあんた、まだ済ませてなかったのかいお手洗い。
も何時間経ってるのよ早くしな!
お前もかい!
気がつくとブリタニー以外は帰ってました。
ベル:ねえブリティ、
ブリタニー:何?
ベル:ウチとダンク対決しない?
ブリタニー:ダンク対決ー? いいねいいね。やろ!
ベル:じゃまずウチからねー?
ベル:ほっ! ほっ!
ベル:っどぉおりゃぁあ!!
ベル:楽勝ー!
ブリタニー:おー! いいねー。
ベル:はい次ブリティ。
ブリタニー:いいよー?
ブリタニー:せーのっ、
ガゴオォォン!!
ブリタニー:フゥー! 決まったー!
ベル:む、ウチだってそれぐらい恰好よく……!
ベル:おらああぁ!!
ベル:どうよ。決まったでしょ。
ブリタニー:ナイスー! かっこいい! じゃ、次あたしの番。
ベル:なんか燃えてるんですけど。
スッ――
ゴブァスッッ!!
ドンッ
ブリタニー:……フッ。
ブリタニー:どう!! あたしの回転ダンクシュゥゥゥーーッ!
ブリタニー:もっかァーい!!
ブリタニー:決まったァー。
ベル:かっっっこいい!! ブリティ最高ー!
ブリタニー:フフフ~! もっと言って!
ベル:最高ーーッ!!
ベル:優勝おめでとうございますお姉様。なんつって。
ブリタニー:フフ、もっと言いなさい? なんつって。
なおベル的にはムカつくほど悔しかった模様。
ベル:楽しかったよブリティ。
ブリタニー:もう何? いつだって楽しいでしょー?
ベル:んーなんか、言いたくなっちゃった。
ブリタニー:言いたくなっちゃったの。じゃあしょうがないなぁ!
ベル:えへへ、ありがと。
帰り道。
通知タブにこの文章が現れました。
そうです。
あと二日ほどで、ベルはシニアに成長するのです。
ブリタニー:ベルー? いるー?
ベル:はいはい、何ー?
さっきフェスティバル会場で分かれたばかりのブリタニーが遊びに来ました。
そのまま二人でお泊り会。
ベル:なんか懐かしくない?
ブリタニー:そうねえ。寝るときも遊ぶときも一緒だったもんね。
ベル:なんでウチらこうなったんだっけ。
ブリタニー:知らなあい。気がついたらよホントに。
ベル:そっか。でもさ、お陰で大変だったよ? ロマフェスの時とか、親戚の集まりとか。
ブリタニー:大変だったのはこっちもよ。しつこく電話かけてきたり会いたがったり。あれホントに鬱陶しかった。
ベル:ごめんね。
ブリタニー:いいの。振り返ってるだけだもの。折角だから今夜はいっぱい昔話しよっか。
ベル:いいねいいね!
明くる朝。
作物が復活しました。
グヘヘヘヘ、ドラゴンフルーツが大量だぜグヘヘ。
たった二十売るだけで§5000ですって。
大金持ち間違いなしだな。
そして、ブレンドンとレベッカが亡くなったとの知らせが一度に届きました。
ブリタニーは今でもこの二人と仲が良かったようで、ひどく落ち込んでいます。
ベル:ブリティ、大丈夫?
ブリタニー:何も二人一緒に逝くこともないでしょうに……
ブリタニー:ねえベル。
ベル:なあに?
ブリタニー:あたしら、もうそんな歳になってたんだね……
ベル:そうよ。ウチももうすぐおばあちゃん。
ブリタニー:そっかもう……。あたしたち二人で一つだからね……
ベル:わかってる。
ブリタニー:(もしかして、あたしベルにも置いていかれるのかな……)
更に続けて、アーヴィングの訃報も届きます。
わずか数時間の間に知り合いを三人も喪いました。
ベルの人生にも、その終焉の時が近づいています。