Aquaです。
まさか「ざっけんなよ」つってブチギレながら目ぇ覚ます日が来るとは思いませんでした。
朝から変なことして大勢に迷惑を掛けるな。なんで朝なんだあんな。
【前回のあらすじ】
姉妹でゲームをしたり、バスケしたり、お泊まり会をしたり……
【主な登場シム】
ウィロー・ベル
Bell Willow
願望 ソウルメイト
特質 悪人 一匹狼 嫉妬深い
ウィロー家三代目。
ブリタニーさえいればそれで幸せ。
シーガー・ブリタニー
Brittany Seager
特質 正気でない 外交的 アクティブ
種族 人魚
ベルの異母姉であり、最愛の人。
妊娠回数がベルより多かったため、成長日数が逆転しています。
ウィロー・クロック
Crocus Willow
特質:海の子 ダンスマシーン
ベルの息子。
今は父アーヴィングの家で暮らしています。
ウィロー・カトレヤ
Cattleya "Carry" Willow
特質:外交的 冒険好き
ベルの娘。
記事内ではキャリーと呼びます。
ベル ~最期の8日間~
子供たちがまだ帰らないのでカフェへ。
何か食べ物を注文します。
が、出ない。
注文したのに全然出してくれない。
ベル:ねえそれ何食べてんの。
ルイサ:スコーンだよ。お姉さんも頼んだら?
ベル:なんでか料理出してくれないんだよね。他の人もそうっぽい。
ルイサ:あたしはすぐ出してもらえたよ? みんなもっと可愛くならないとあたしぐらい。
ベル:ムカつく奴。
おおっとバリスタさんとうとう帰ってしまいましたよ。
注文は。ねえ。
別の人が来たので改めて再注文。
今度はささっと出してくれました。
この席、前にアーヴィングと一緒に来たときに座っていた場所ですね。
もう彼は居ません。
アーヴィング亡き後のブヒーダ家に来ました。
ベル:なんだ、案外平気そうじゃん二人とも。
クロック:んなわけないじゃん。
キャリー:そうよー。色々大変なんだから。
クロック:ママも土ばっか弄ってないでこっち手伝ってよ。
キャリー:パパが何が好きだったとかとか、そういうのでいいから教えて?
ベル:ぜんっっっぜん知らないんだけどそんなこと……。
うわ、なんだこの雑草の数。
取り除かなきゃ。
そうこうしている内に、皆が家に集まってきました。
今日はベルの誕生日です。
ブリタニー、子供たち、イーサンアレクシス兄弟、そしてヴィルピとルイサを呼びました。
いや呼んでおいてなんだけど入らんだろこの人数。
ベル:なにカリカリしてんのよ。
クロック:また土いじりしてたでしょママ。
ベル:それが何か?
クロック:子供より大事なことかって。
ブリタニー:まあまあ。好きにさせてあげよ?
クロック:そうしてやりたいけど堪ったもんじゃないよこっちは。
ベル:わかったわかった、今度手伝うから。
おう、もう一人増えた。
狭いんですが。
更にもう一人。
ぎゅうぎゅうです。もう定員オーバー。
ヴィルピ:あんたの娘ちゃんいい躰してるよ。鍛えたら立派になる。
キャリー:ねえ怖いんだけど急に人の体の話なんかして……。
ベル:大丈夫変なことは考えてないよ。こいつは大のトレーニング馬鹿だから。あと――
ブリタニー:「肉食べなおばさん」。
ベル:それ。
ケーキも出来てじゃあ吹き消しますよってタイミングで、
電気止められました。
請求書来てたの忘れてたわ。
じゃ、気を取り直してお誕生日おめでとー!
思い思いに祝い散らす一同。
はい、無事にシニアになりました。
ここからが、ベルの最期の8日間です。畜生めェーーッ!!
ルイサ:誰か今すっごい声で怒鳴らなかった!?
ヴィルピ:まさか。空耳だよ安心しな。
ルイサ:でも聞こえたよ「畜生め」って。
ヴィルピ:だから空耳だって。肉でも食べて落ち着きな。
やっぱ狭いよ。
クロック:キャリー、今度海行かない?
キャリー:もうすぐ冬よ!?
イーサン:海だったらスラニに来るといいよ、あそこは年中常夏さ。
アレクシス:兄ちゃん、いくらスラニでも冬は寒いよ。
イーサン:ここよりはマシだよ。
キャリー:マシか否かでどうにかなるものじゃないと思う。
アレクシス:右に同じく。
ブリタニー:ベル、誕生日おめでと……。
ベル:なに浮かない顔してんの?
ブリタニー:だって寂しいもの。かわいい妹が先に老けるなんて……
ベル:あんたは二回子供を産んだんだから、しょうがないでしょ。
ブリタニー:それもそうなんだけど……やっぱりあたし寂しい。
ベル:もう。可愛いことを。
ブリタニー:一人で勝手に居なくなったら許さないからね。あたしら二人で一つなんだから。
ベル:はいよ。わかってる。
無事パーティーは終了しました。
ベル:お? どしたのー忘れ物?
ブリタニー:やっぱり寂しい。また泊まらせて?
ベル:そんなに寂しい言われると、まるで早く死んでほしいみたいじゃんか。
ブリタニー:や、やだやだ。そんなのやだ!
さて、こちらはスラニ。
ベルはブリタニーの子供たちに会いに来ました。
が、残念ながら今は居ないようです。
ブリタニー:ごめんねベル、二人とも遊びにいってるのよ……。
ベル:んんしょうがないなあ、また今度来るよ。
ブリタニー:今度っていつ? すぐ?
ベル:そんな急かさないでよ。もうウチ急げる歳じゃあないんだから。
ブリタニー:だからより急かすんじゃないの……。
おっと、夫婦喧嘩を目撃してしまいました。
ブリタニー:ちょっとあなた、あたし今ベルと話してたんだから割り込まないでちょうだい!
テッド:ご、ごめんよブリティ……
ブリタニー:話はまた今度聞いてあげるから!
テッド:そういって最近ずっと上の空っぽいじゃないか。心配だよ僕は。
ブリタニー:いいから。大丈夫だからあたしは。それよりヨボヨボになった義妹の心配をなさい!
テッド:えぇ……全然知らないんだけどベルさんのこと……
ブリタニーは泳ぎに行ってしまいました。
ベル:あの子変なこと言ってなかったあ?
テッド:い、いやあ、別に。
ベル:なんかあんた……前カフェに居なかった?
テッド:いやあ、まあ……よく行くからなあ。
ベル:あれからすごい鍛えたみたいだね。夫婦揃ってムキムキたぁ元気な家だわ。
テッド:あはは……
因みに、ブリタニーの子供たちとは帰り際にちょっとだけ会うことが出来ました。
ほう、
←がヴィンセントで、
→がシェリーですか。
またどっちか人魚だったりするのかな。
ベル:ぃよいしょっと。今日も豊作!
ベル:雨か。
ベル:あーやだやだ、靴がずぶ濡れじゃないの。
さて。
そろそろ、クロックとカトレヤのどちらがウィロー四代目になるかを決める頃です。
どちらが良いでしょうか。
答えはもう決まっています。
ベル:キャリー、あれ!
キャリー:えぇ?
スッ
キャリー:?
キャリー:なんにもないけど。
ベル:あぁ~……ママの見間違いだったかな。
キャリー:ほぉん……
ベル:クロック~!
クロック:どうしたのママ。今日は。
ベル:あんたに話がある。
クロック:何?
ベル:クロックあんた、うちに越して来なさい。もうパパの遺品整理も済んだでしょう。
クロック:え。そりゃまた一体どういう……
ベル:ママにはブリティ伯母さんの他にもう一人姉がいる。そいつがあんたのじいちゃんばあちゃんの家を持ってるわけよ。
クロック:うんうん。
ベル:姉さんももう歳でね。今度その家をキャリーに譲ることになった。
クロック:僕じゃないんか。
ベル:あんたはママの育てた作物を継ぎなさい。売れば結構な金になる、それさえあれば一生困ることもない。
クロック:ほうほう。
ベル:あんたがスラニかどこかに引っ越す前に、金の作り方の勉強として、うちでちょっとガーデニングを学んでもらうよ。
クロック:なるほど。
というわけで、ウィロー四代目はカトレヤに決定し、
ベルの家はクロックが継ぐことになりました。
結構迷ったんですよ? 結構。
クロックはウィローを継げる始めての男性だし、でも今持っている特質はどちらも前に経験しているし、
キャリーは真新しい特質を持ってますけど、また女性だし、顔はベルと同じだしって。
しかし結局特質の差でキャリーになりました。
男のウィローなんて今後母親の口にニンジン突っ込めば幾らでも作れる。(言い方)
なんなら女のウィローだって代わりにイチゴ押し当てれば(
ベル家に入るや否や、クロックは悲しい反応を示しました。
その理由が、
これ。
彼は海の子。
「魚は友達、餌じゃない」が彼らの論理です。
在りし日のパカアもそうでした。
ですから、このように飾られているのは彼らにとってみれば晒し首も同様なわけです。
ごめんね。
クロック:イザベル聞いて、やっぱり僕らのママは悪魔だったよ! お魚さんを標本なんかにして壁に飾ってる!! 人の心がないのかな……。 ……え? いやいや僕のほうが人の心持ってるでしょ。 ……魚の心? そんなものあるわけ無いでしょ。
その悪魔のような母ですが、
近頃死への恐怖を感じるようになったそうです。
まあ余命一桁日ってなるとね……。
ベル:……。
この時点で、シニアへの成長から数日が過ぎています。
彼女の命も残すところあと四日です。
私はもうそこまでプレイ完了しています。
覚悟は良いですか?
そして忘れてはなりません。
寿命が近いシムが、ベルの他にもう一人います。
そう、姉のウィロー・ブバリア。
彼女もまた、世を去るときが来たのです。
仲の悪かった姉妹揃ってとは。まあなんの因縁でしょうか。
そちらも見届けましょう。
おや、雪ですか。
じきに冬ですからね。
では、また次回。