Aquaです。
新年度の始まりに記念すべき120回、
しかも部を新たにした最初の回を迎えられたのは幸運です。
しかもしかも当主は八代目(数え方次第では七代目)というおめでたい代数。
第九部やっていきましょう!
※といいつつ今回も準備回(茶番回ともいう)です。
なお、Aquaの環境激変を見越して記事のストックを増やすため、今週は木曜日の投稿は致しません。
暫くはこのような状態が続くものと思われます。ご了承下さい。
【前回のあらすじ】
シム紹介だったんだわ久しぶりの。……いやほんとに久しいな!?
【主な登場シム】
ドラモンド=ウィロー・フローラ
Flora Willow-Drummond
願望:マスター・ヴァンパイア
特質:一匹狼 悪人 完璧主義者
ウィロー八代目。
研究熱心なヴァンパイアです。
ウィロー・ウォルター
Walter Willow
特質:自信家 陰気 ブラザー
職業:バーテンダー
フローラの父。
知らぬが仏。
ドラモンド・エルミニア
Herminia Drummond
特質:外交的 大食い 悪人
フローラの母。
もう何も喉を通らない。
特質:オタク 被害妄想
フローラの妹。
部屋篭もりなのに蚊帳の外。(やかましいわ)
ウィロー家の日没 パート4
早速ですがエルミニアが亡くなりました。
フローラがヴァンパイアとして初めての吸血を行った後、
あの時点ではまだ生きていたのですが……
フローラ:(しくじったッ! この人の夢が始まったその場でブチ壊すのがずっとずっとずっっっっっと楽しみだったのに。親への情が残ってた? あんなセリフを吐いておきながらやりそこねるとかホントカッコ悪い……。知識だけあってもヴァンパイアとしてはまだまだなりたての未熟者ってことだね……次は確実に仕留める!!)
エルミニア:ね、ねえフローラ、きのうのこと何か覚えてない? 気がついたら床に突っ伏してたからなんか不安になっちゃって……。
フローラ:ママ気絶しちゃってたんだよ。私がヴァンパイアになったらね? 興奮のあまりバタッていっちゃったの。
エルミニア:そ……そうだっけ……
フローラ:ママの長年の夢の幕開けだよ? それぐらいなって当然だよ。
エルミニア:それもそっか……
フローラ:(しかしママをやるのであれば、パパをどうするかも考えないと。可哀想だし。あとフク――)
フローラ:(あ、いや、フクは別にそのままでいっか。どうもしなくても何も出来まい)
そしてウォルターが仕事で出掛け、
フクシアも寝たその隙を見て、
フローラはエルミニアから大量に血を吸い取り、
システム的には「過労死」とされる形での死を、
母に与えたのでした。
(※今回の環境では、MOD「Can Kill」を使用しています。解説はこちら)
死神:ふむ。彼女の死はもう二日三日ほど先のはずだが……まあいいだろう。誰にも看取られないとは哀れなものだ、さっさと移植してしまうか。
フローラ:これで食費が浮いた。
ウォルターが帰宅。
ウォルター:エ……エルミ……! な、なんで……どうして……
フクシアも、朝起きてから母の死を知りました。
フクシア:お姉悲しくないの? あんな可愛がられてたのに。
フローラ:私はもう夜中いっぱい泣いたから。却ってすっきりしちゃったんだ。
フクシア:そんなことある??
フローラ:ある。
フクシア:はぁ~あ。あんだけ大事だったお姉がそれじゃあ。オカンもあの世で泣いてるよ……。
フローラ:そうかな。ていうか私のこと羨ましかったの?
フクシア:え? んまあ、それなりにだけど。
フローラ:私はお前のほうが羨ましかったよ。将来何になんの。
フクシア:何急に。わかんね。
フローラ:そこでわかんねって言えるのがいいんじゃない。私はその、選べなかったから……。
フクシア:ああそんなにだったん!? でも……いいじゃん、これからは好きに生きれば。
フローラ:そうだねえそうしようか。折角ママが滑走路を整えてくれたんだし。
フクシア:てこんな話してたら罰当たりかなあ。オカン怖いもんなあ……
ウォルター:うあああぁエルミ……! どうして……!
フローラ:(それしか言えんのか)
フローラ:(しかし……パパはヴァンパイアの知識を持っているし、ヴァンパイアがママの趣味だったことも把握している。私がヴァンパイアの書を読んでいたのにも気づいている……まあ迂闊にも書を本棚に仕舞ってしまったのは私なんだけど)
フローラ:(私がこのまま昼夜逆転の生活を続けている限り、パパはきっと私のことに気づく。そしてこの私にとって最も重要な「問題」は……この人がヴァンパイアの治療法を「知っているかどうか」という事……知っていればバーテンダーを務めるパパなら簡単に治療ドリンクを作れてしまう。大事を取って「殺しとく」か……)
ウォルター:エルミは……最期に何か言ってなかった……?
フローラ:これといって特には。一汗かいて気持ちよかったのかな、満足そうにバタッて倒れてそのまま。
ウォルター:なんで一汗かいてたの? あの歳だから止めないと……。
フローラ:私のせいだって言うの?
ウォルター:あ、いや、そういうわけじゃ
フローラ:言ってるよね。
ウォルター:違うって……
現在フローラが持っているヴァンパイア・パワーはこの様になっています。
- コウモリ形態
コウモリになっての移動(要はテレポート)が可能。 - 幻覚の魔法
選択したシムに暫くの間独り言を喋らせる。 - オカルトの学び手
ヴァンパイア・エネルギーの消費を抑える。
です。
少し試してみましょう。
まずはコウモリ形態から。
シュウウウゥゥゥゥ
ブァアサッ!!
コウモリ:チュウチュウ
パタパタパタ……
シュウウゥゥゥ
ブォアアッ
とまあこのような感じ。
※アプデ後の環境では、コウモリ形態またはミスト形態での移動をした後、ヴァンパイアが闇の住人の姿になれなくなるバグが存在するそうです。
困りますね。うちはだいぶ前から人魚も姿が変わらなくて頭抱えてたのに。
続いては幻覚の魔法です。
シュビビビュビビビュビ……
ウォルター:やあ、ミリーやっぱりきみは世界一素敵なシムだよ。優しいし良い人だし可愛いし。……それであの、まだきみは高校生だし気が早いかもしれないけど、その――
成功です。
ウォルター:なんだクローディア、聞いてたの。誰にも内緒だぞー? もちろん母さんにも叔母さんにも。
フローラ:ッハッハッハ! ブラボー、ブラボー。流石は私のパパ。面白い。
この状態にあるシムは、暫くいい笑いものになります。
特定の誰かの名誉毀損をするにはもってこいですね!
もってこいですねじゃねえんだよ。
フローラ:じゃ私は寝るから。
フローラ:おやすみ。
コウモリ:チュウ~
ウォルター:あれ……? ミリー? ベン? ブランドン? みんな……みんなどこへ行った……? ここは……あ、いや、待て、ここは家か? そっか僕の家はここだったか……。
その日もウォルターは仕事へ行き、
夜にはクタクタになって帰ってきました。
ウォルター:はあ……疲れた…………
ウォルター:僕ってこんなにエルミに依存してたんだなあ……いなくなってからなんか急に疲れやすくなった。
シュブォオ
フローラ:可哀想だけど、
フローラ:念のため、パパにも死んでもらう。
ウォルター:んぇ……? きみは……
フローラ:何も言うな。良い子だから。
ガブリ。
吸血中、フローラの位階が上昇。
ウォルターの血で
彼女はレッサーヴァンパイアになりました。
フローラ:フウウウウウウ〜〜〜。ご馳走様パパ、最高のドリンクをありがと。
ウォルター:うぅうっ……う、体が……
ウォルター:ハァ……ハァ……なんか……なんか変な汗出てきた…………もだめだ……
ウォルター:動け――
ドサッ。
フローラ:これで問題はなし。
フローラ:ご苦労様でした。
バダンッ。
ウォルター、よく頑張りましたね。
凄いじゃないですか、
願望を叶え、
複数のスキルをマックスまで上げ、
二人も子供を育て、
「当主の座を子供に譲る」に関してもしっかり成し遂げて。
当主としてパーフェクト。感慨無量です。
ゆっくりお休みください。
ごめんなさいねこっちの都合で殺しちゃって。
あんまり長生きするもんだからさ。
たまたま隣のお手洗いに行っていたフクシアが異変に気づきました。
フクシア:う、うわっ……! 何……!?
死神:こんばんは。死神です。お父上が亡くなられたと聞いて魂の移植に参りました。
フクシア:は、は……? え……? いや意味わからん……オトン……?
死神:先日お母上も亡くなられたばかりだというのに災難なご息女方だ。お悔やみ申し上げる。移植を行うので離れてください、危ないですよ?
フローラ:フゥーーッ流石にこればっかりは正気に戻ってからがね……しんどいわ……。
ムードレット・ソルバーを飲み、
悲しみのムードレットを吹き飛ばしました。
フローラ:はあ。変な味。
フクシア:お、お姉……この家呪われてるよ……! だっておかしいでしょ二人連続で過労死だなんて! きっと祟りか何かでやられたんだそうに決まってる!
フローラ:落ち着きなよ。祟りなんか信じるなんてお前らしくない。
フクシア:年長順に狙われてる……次はきっとお姉だよ、そしてその次はうちなんだ!
フローラ:まあでもこの家が原因っていうのは見方によっては正しいかもね。パパの稼ぎ、大体電気代とかで吹っ飛んでるから。そりゃ過労死するぐらい働いて当然だわ。どっか引っ越す?
フクシア:今すぐそうしないと!
フローラ:焦りすぎ。ちょっとは落ち着け。
さて、フローラの目標、及び位階が二段階目へと突入。
4パートも掛けたお膳立ても終わりましたし、
次回から本格的にヴァンパイアとしての活動を開始することと致しましょう。
普段通り気ままにやっていきます。
それでは今回はここまで。
ご苦労様でした。