Aquaです。
【前回のあらすじ】
幽霊なんてもうちょっと待ってれば家でも会えるじゃんね。
【主な登場シム】
ウィロー・ヘイダー
Hader Willow
願望:名家
特質:アクティブ 外交的 野心家 不器用
ウィロー十二代目。
ゴーストに興味を持ちました。
ウィロー・アイビー
Ivy Willow
特質:陽気 アクティブ 芸術愛好家
恐怖:ゴースト
ヘイダーの姉。
ゴーストが怖くて仕方がない様子。
ウィロー・ハイデ
Heide Willow
特質:本の虫 生真面目 自信家 陽気
ヘイダーたちの母親。
基本的に何でもできます。
アディ・ヘリオス
Herios Addy
特質:外交的 忠実 子供嫌い
ハイデの弟。
こいつはまだまだ長生きしそうだなあ。
幽霊たちの預言
さて、ヘイダーは降霊テーブルを購入しました。
高齢ではないです、降霊です。
いきなりそんなことができるんですかねえ。
ま、ちょっとお試しでやってみましょう。
ヘイダー:えーっと。なんて言って呼び出すんだったかな。
お、水晶玉が光ってきました。
うおおおおおっ
びっくりしたぁ。
鬼火ですよこれ。
びっくりしたぁ。
おあぁなんか……なんか形が変わってる!
なんか顔浮かんでません?
水晶に。
誰の顔よこれ。
をああなんかもっと広がってるぞこの鬼火!
やばくないですか?
鬼火の変化が止まりました。
なんだこれ……。
わ!
電気消えた!
こわ!!
ヘイダー:うぉーを? なんだこりゃあ。
ヘイダー:待って、なんか……声が聞こえるよ?
え、やば。
初めてでいきなり交信できるとかもう既に呪われてるんじゃないですか?
どんな理不尽な恨み節を叩きつけてきたのか――
励まされました。
なんじゃい。
ヘイダー:ありがたいね。さて、ああ言われたからには生を実感してくるとしよう。
軽いねえ幽霊の扱いがねえ。
アイビー:ちょ……え、これ……何これ。ヘイダー!?
案外すぐ見つかったなあ。
アイビー:ねえヘイダー。三階のあれ何? あの怪しいセット。
ヘイダー:え? ……あー。あれか。ああ、えっとね、占いやってみようと思っててね。
アイビー:占いぃ? アンタそんな変なもんに手ぇ出したの!?
ヘイダー:いやあほら、自分のためにしか使わないから。きのうはちょっと励まされたんだよ?
アイビー:励まされた。誰に?
ヘイダー:え、あう、そうだね。水晶玉にね。
アイビー:映ったんだ誰か。フーーーン……?
前回終了後、エイミーも年を取りました。
ハイデ共々白髪のおばあちゃんです。
ばあちゃんになってもこれだよこの婆さん。
うちの祖母かってんだ。
今回は現金を回収しました。
これに関してはむしろナイス。
一緒に洗濯しなくて済みましたね。
うお、初めてこの部屋が使われてるのを見ました。
改築以来いままで誰も入ってくれなかったんですよここ。
リビングにギターを置いていた頃は皆こぞって弾こうとしてたのに。
ハイデはヘリオスに呼ばれ、
アディ家にやってきました。
このシリーズで他人の家に呼ばれるってなかなか珍しいですね。
※雑に調べた感じ、
大昔マリーがパカアに呼ばれたのが前回だったようです。
マジ……?
ハイデ:ヘリオスは、運動とかはしないの?
ヘリオス:運動。いや運動はしないねえ。あんまり得意じゃないんだ。
ハイデ:そうだったかな……いや、そうか。運動が苦手なのはヘリオスだったか。僕の周りでただ一人。
ヘリオス:エイミーさんは?
ハイデ:あれ……ああ、そうか。エイミーも運動嫌いだったね。あの子、最近ヨガをやるようになってね。そういうイメージがなかったんだ。
ヘリオス:なるほどね。
ハイデ:僕の家族はみんな運動神経が良いから、二人みたいなのは珍しいんだ。
ヘリオス:言われてみれば……。
ちなみにヘリオスが住んでいるこの部屋、
窓からハイデの店が見えるんですよね。
もちろん向こうからも見えます。
ハイデ:ヘリオス、なにかヒースたちに伝えたいこととかないかな。
ヘリオス:え?
ハイデ:もし向こうで会ったら伝えておきたいんだ。
ヘリオス:いいよ別に。むしろあっても言いたくはないなあ、縁起悪いから。
ハイデ:そうは言うけどね、人である以上老いたら死ぬんだ。ぼくも近い将来死ぬ。縁起がどうこう言っても詮無きことだよ。
ヘリオス:姉ちゃんにしては投げやりな考え方だ。
ヘリオス:……兄ちゃんに伝言とかじゃないんだけど、なんか久し振りに名前を聞いたからか懐かしくなったよ。姉ちゃんはなんか昔のことで楽しかったとかある?
ハイデ:昔のことかあ……
ハイデ:そうだなあ、お母さんとスラニへ行ったのが一番の経験かな。ヘリオスが生まれる前に行った。
ヘリオス:スラニ。そうか、母ちゃんは海が好きだったから。
ハイデ:そう。当時のぼくは本を読んでばかりで、あまり外に出ようとしていなかった。でも、経験こそが物語を楽しむ一番の材料だと知った。それからだよ、知識欲が湧き始めたのは。
ヘリオス:そうだったのか……。よっぽどいい思い出なんだなあ。その思い出の中に僕はいないんだな……
ハイデ:え? 寂しいの?
ヘリオス:いや、いいんだけど。姉ちゃんにとって僕はどんな弟だったのかなって、今ふと思ってね……。
何かシニア特有の行動をしたのでしょうか。
ハイデは見覚えのないムードレットを獲得していました。
ちょっとうるっときたじゃねえか。
ハイデ:アイビー。きみもそろそろ、今後どうやって生きて、どうやって老いるかを考える頃だよ。
アイビー:え? 早くない?
ハイデ:早くはないさ。年を考えてみなよ、そろそろいわゆる中年。もう若くはない。
アイビー:考えたくなかった……
ハイデ:成長と老化には、必ず向き合わなければならないよ。
アイビー:うん…………
ハイデ:ぼくが死ぬまでにとは言わない。ただ近いうちに、ヘイダーと一族の将来のことを話し合ってほしい。誰が何を受け継ぎ、どう未来へ繋いでいくのかを。
アイビー:難しいこと言うね……
ハイデ:ああ……難しいよね。でも大事なことさ。おそらく、先人たちもこれに頭を悩ませてきたことと思う。同じようにしなければならない。アイビーもウィロー一族のメンバーなんだからね。
先人の中には将来を悩むどころか澄ました顔でぶっ壊しかけた奴もいるんだよなあ。
ヘイダー:朝っぱらからそんなこと言われたのかあ。
アイビー:うん。あれも一種の終活だよね、ママらしいと思う。
ヘイダー:確かんね。折角だしもう決めちゃうか。
アイビー:だから早くない?
ヘイダー:早くはないさ、ママと同じ。備えあれば嬉しいな!
アイビー:「憂いなし」。馬鹿なこと言わない。
まるでアイビーが将来を決めるかのような流れになりましたが、
現行の当主はあくまでもヘイダーです。
まだまだ当主としては未熟者とはいえ、
こんな時こそ死者への相談が役に立つのです。
ヘイダー:死せるシムたちよ……どうか我々を導いて下さい。
しかし、あれですね、
きっとこの世界の死者ってのはおもちゃのキューブと同じなんでしょうかね、
なかなかノリの軽い、されど物騒な答えを返してきました。
ヘイダー:おっとこういう返事をされることもあるのか……不吉だ……。
今日お客多くないですか?
恐ろしいどころか良いことが起きていますけど。
しかも来るだけじゃなくめちゃくちゃ売れる。
良いことばかりですね。
ダフニーに何か売りつけてやりましたよ。
6時間で6点売れました。
1点/時間って結構珍しいです。
もうちょっと開いていれば売れたんでしょうが、
ハイデもアイビーもお腹が空いてしまったので、今日は閉店です。
一番売れたのは相変わらずクロエの音楽。
流石セレブ様。
まあ「作曲者が亡くなっているため情報がありません」みたいなこと書かれているんで偶然なんでしょうけど。
いいんだよこの手のゲームは偶然に意味を見出せるやつがより楽しめんだよ。
夜はレストランにでも行きましょうか。
魚料理のレストラン。
……この光景イヴォンが見たら悲しむんだろうな。
ハイデ:二人のおばあちゃんはね、魚は食べない人だったんだよ。
アイビー:ええ?
ヘイダー:あれか、「魚は友達、餌じゃない」ってやつ。
ハイデ:そう。しかも、早くに死んだぼくの弟はベジタリアンだったからね、我が家では魚も肉も食べられなかった……。二人がなんでも食べられる子になってよかったよ。
ヘイダー:魚はまだしも肉無しはきっついな……
アイビー:筋肉つかないじゃん。肉食べないと。
帰ろうか。
店の中で自転車を出すな。
何も悪いことが起きなくてよかった。
ゆっくり歩いて帰りましょう。
ほんじゃ、今回はこの辺で終わりにしておきましょうか。
まあ本当は、この後
_人人人人人人人人人人人_
> 突然のヴァンパイア <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
に襲われてちょっと眠ってしまったりしたんですが、
大丈夫。ハイデは生きてます。
では今回はここまでにしましょう。
おやすみなさい。