水花帳 ~シムとかその他とか~

PC版『The Sims 4』をのんびりと遊んでいます。 のーんびり、です。

#136 夜明け【willow】

Aquaです。

今回で第九部は最後です。
強引に終わらせていきましょう。

ところでAquaのパソコンでLife by Youは動くんだろうか。
パラドゲーには弱いので。

 

【前回のあらすじ】

またタイトルで匙投げてる。

aqua-flora.hatenablog.com

 

【主な登場シム】

ドラモンド=ウィロー・フローラ
Flora Willow-Drummond

願望:マスター・ヴァンパイア
特質:一匹狼 悪人 完璧主義者

ウィロー八代目。
グランドマスターになりました。

 

ヴァトーレ・リリス
Lilith Vatore

特質:アクティブ
種族
:ヴァンパイア

フローラのマスターヴァンパイア。
デフォシムの数少ない生き残りです。

 

リーヴィス・フクシア
Fuchsia Lieavis

特質:オタク 被害妄想 物質主義
職業ソーシャルメディア

フローラの妹。
いつだって蚊帳の外でした。

 

フィッツモーリス・ジェイニー
Janie FitzMaurice

願望:最高に幸せな家族
特質:怠け者 アウトドア好き せっかち

ウィロー九代目。
最後にちょこっとだけ出ます。

 

夜明け

予告通り、
フローラがグランドマスターになったところからスタートします。

 

おお位階ゲージの区切り線がなくなってますね。
これからは一定数増えるごとにパワーポイントが増え、
能力をどんどん増やしていけるようです。

 

フローラ:さあ、あとは奴を呼び出すだけ……。

 

フローラ:あーリリスさん、フローラです。
リリス:どうしたあ。こんな半端な時間に。
フローラ:私この度グランドマスターになりましたので、あなたに祝って頂きたいんですよ。いかが?
リリス:おおー。行くとこまで行ったなあ。アタシからそっち行くよ。もうアンタのほうが上だからな。
フローラ:フフフお待ちしてます。
リリス:爆速で行くからな。

 

これでほんとに爆速で来るんだからタチが悪い。

リリス:ああ、来たよ。めでてえなあ。あの小娘が今やグランドマスターだ。感慨無量だよ。
フローラ:フフ。ありがとうリリスさん。
リリス:ストラウドの爺もとうにいなくなったし、もう今じゃ実力ではアンタが一番なんじゃないかな。
フローラ:そうですか? 嬉しいこと。

 

フローラ:ただ、私的にはもう一つやるべきことがあります。
リリス:んん? なにするんだ?
フローラリリスさん、私と賭けをしませんか。
リリス:賭け。何を賭けるんだ?
フローラ:この先のヴァンパイア人生。私と闘って、負けたほうがヴァンパイアの治療薬を飲みます。
リリス:ほォーー。アンタはここまで積み重ねてきたものを捨てる覚悟があるってわけだ。
フローラ:ええ。ここで負けているようでは、夢を叶えるには程遠い。また一からやり直しますよ。

 

リリス:いいだろう。乗った。アタシも位階逆転されたとはいえアンタのマスターだ。簡単に負けるつもりはないね。

 

フローラ最後の闘いが始まります。

 

フローラ:いざ――!!

 



 

リリス:いやさあ、アタシもヴァンパイアになってから永いし、そろそろもういいだろって思ってたんだよな。これもいい機会だ。また人間らしいこといっぱいやろうかな。

 

勝負はフローラの勝利で終わりました。

 

過去一ちゃんとした闘いだったかもしれません。
まあ、特に語ることもなかったのですが。

 

リリス:じゃ、頂きます。ちょっと怖いな。
フローラ:怖がることはありませんよ。ヒエロニムスも他のヴァンパイアも、みんなそれを飲んだんです。
リリス:なに? それで近頃見かけなくなったのかあいつら。
フローラ:あなた以前言ってましたよね、「同胞はいらない」って。
リリス:ああ。ヴァンパイアなんていないほうがいいんだよ。ほんとはな。
フローラ:私、あなたのその想いを叶えてたんですよ?
リリス:ちゃんと同意は得てたんだよな?
フローラ:もちろん。今のように。
リリス:ならいいんだ。

aqua-flora.hatenablog.com

 

リリス:飲むぞ。

グイイィィィーーッ

 

リリスが人間に戻りました。

 

リリス:フゥ! アァ! なんかいい気分だ……!!
フローラ:それは良かったですねー。

 

フローラ:折角だから弟子の修行の成果でもお見せしましょうか。
リリス:うん?

 

リリス:ぁあなんか……疲れてきたな……。欲求の強奪ってやつか……

 

リリス:ぅあ……今度はなに……
フローラ:人に返ったヒエロニムスたちがどうなったか知りたいですか?
リリス:えぇ……?

 

フローラ:私が

 

フローラ:全員殺した。

 

ガヴ。

リリス:ぅぁ。

 

フローラ:私もね、同胞はいらないの。だってそんなものがいたら邪魔でしょ? 人に戻しても弱点を知っている。寝首を掻かれるかもしれない。
リリス:ぁ……
フローラ:だから全員殺した。そしてお前を殺して、私の総仕上げとする。

 

フローラ:ハッハ! これで私がこの世の頂点! これからはこの能力、たっぷりと研究させてもらおうかな。フフ。

 

フローラ:ァア。まあまあな味。さらばヴァトーレ・リリス。もうお前に用はない。
リリス:ハァ……ハァ……

 

リリス:ハァ言っとくが、アンタは勘違いしてる……ハァ……ヴァンパイアは……頂点なんかじゃ……ハァ、ないぞ……

 

リリス:ハァア元々……ァ、ヴァンパイアは……ハァ、ハァ……魔法使い……ども……が……う……うみ…………

 

リリス:あぁ……

 

バタッ。

 

フローラ:何……? 負け惜しみ……いや、そうではない……? 魔法使いが何? ヴァンパイアと何の関わりが……

 

フローラ:いや、どこにも書いてない。でも確かに言った。「ヴァンパイアは元々魔法使いが」……「作った」? いやいやいやまさ、そ、そんなわけあるはず……ヴァンパイアがこの世の頂点なんだ。最も偉大な生き物なんだ! ママもそう言ってた!!

 

数日後、フクシアを呼びつけました。
驚きましたよ、もう白髪のおばあちゃんになっているんだもの。
この間たくさん休眠しましたからねえフローラ。

 

フローラ:私はもう夢を叶えたけど、残りの人生をかけて突き止めたいことが出来た。だから旅に出る。
フクシア:残りの人生て。うちよりも短いのに何言ってんの。
フローラ:お前は老けたね。
フクシア:お姉は老けないよね。てかとっくに死んでてもおかしくない。
フローラ:健康には気を使っている。
フクシア:嘘でしょ?

 

フクシア:ホントは人間やめてんでしょ?
フローラ:……いつから気づいてた。
フクシア:いや今日だよ。だってさ、家見てみ? 台所に水気がないし、前来たときもだけどトイレは綺麗だし、ずっと家にいてもジェイニーは気づかなかったっていうじゃん? そんでその若々しさ。あと未だにヴァンパイアが好きって話も、夜な夜などっかへ出てるって話もジェイニーから聞いた。疑わしいところが残ってんだよね。
フローラ:断定は出来ないでしょ。
フクシア:その言い方がもう一つ。
フローラ:ああ……

aqua-flora.hatenablog.com

 

フクシア:いつ人間やめた?
フローラ:……ママとパパが死んだ直前。
フクシア:ああ。ってことはそっか……お姉が二人殺ったんだ。呪われてると思ったけど、こんな近くに呪いの正体がいたとは。
フローラ:ああ殺した。二人とも。
フクシア:はァーーーーーマジでやったんかお姉。心底失望した。
フローラ:なに……?

aqua-flora.hatenablog.com

aqua-flora.hatenablog.com

 

フクシア:じゃあさだけどお姉、うちのこともやりなよ。どうせ老い先短いんだ、別に困んないでしょ。悲しいとかいうのも嘘でしょどうせ。
フローラ:嫌だ。お前は殺さない。絶対に。
フクシア:いいじゃん減るもんでもないんだから。ほら! やりなよ!
フローラ:嫌だと言ってる! 嫌だ!!
フクシア:そ。

 

フクシア:じゃあしょうがない、今日のところは帰る。お姉が今まで何人殺してきたのかも、自分だけのために何人弄んできたのかもうちは知らないけど、残念ながら弱点は知ってんだ。お姉が釣った本読んだからね。
フローラ:フク?
フクシア:これから大変だねえお姉はね。秘密を知ってる妹を黙らせるチャンスを逃したせいで、これから永遠にヴァンパイアとして恐れられ批難され避けられ追われる身になるんだ。うちの発信力を甘く見んなよヴァンパイア。お姉はもうおしまいだ。
フローラ:フク……ヴァンパイアがそんなことに屈するとでも……?
フクシア:あるんじゃない? だってほら、お姉なんかでもなれるぐらいくだらなくて、あのお姉をしてまるで「世界で一番」みたいに錯覚できるぐらいしょうもない存在なんだから。楽勝しょ。
フローラ:フクぅ…………

 

フローラ:そんなに言うならしてやる。お前の望み通りに。
フクシア:煽り耐性なさすぎて草。

 

フローラ:ヴァンパイアを愚弄するな! この世で最も偉大な……偉大な生き物なんだ! 頂点に立つ生き物だ! 人間や魔法使いなんかよりも、ずっっっと偉い生き物なんだよ……!! ヴァンパイアは……! 私は……!!

 

フローラ:や、やってしまった……妹を……

 

フローラ:ああぁ……ママ、パパ…………私妹を……妹を……! ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛…

 

そして、朝が来ました。

 

所変わって、フクシアを失ったリーヴィス家。
残っているのはもうジェイニーとイヴォンだけです。
この二人、ある程度関係は改善しましたが、
まあ特別良いというわけでもないといった具合。

 

ジェイニー:私引っ越す。もうお金貯まったから。
イヴォン:はあ。どこへ?
ジェイニー:どこへでも。次こそ幸せになりたいな。
イヴォン:ここは嫌だった?
ジェイニー:最後に残ったのがイヴォンじゃあ。
イヴォン:ハハ。それもそっか。でもさ、振り返ってみたらそんなに悪くなかった感じしない? そりゃお魚さんで遊んでたのは不愉快だったけど。「言うほど」っていうか。
ジェイニー:んーまあ……そっちがいうならそうかも。
イヴォン:ねえ呼んだらまた遊びに来る?
ジェイニー:そうだね。たまにならいいかも。
イヴォン:よかった。

 

イヴォン:そういえばアシュリーが言ってた。伯母さん旅に出たらしいよ? 骨壷引き取りに行ったら「旅に出ます」って置き手紙があったとかって。
ジェイニー:ほんとに? 嫌だね、タイミングが被った。
イヴォン:鉢合わせないように気をつけなね?
ジェイニー:んー。そうだね。そうする。

 

ジェイニー:じゃ。もう行くね。
イヴォン:またね。

ウィロー八代目、ドラモンド・フローラ
元九代目、フィッツモーリス・ジェイニー

この年末、二人はそれぞれどこかへと旅立ち、
ウィロー家には、イヴォンひとりが残りました。

 

さてと。
宣言通り、かなり強引に第九部が終わりました。
またいつものようにシム紹介を挟みまして、
次からはイヴォンの人生を見ていきましょう。

ではまた。

aqua-flora.hatenablog.com

 

aqua-flora.hatenablog.com

 

ブログランキング・にほんブログ村へ