Aquaです。
【前回のあらすじ】
キレやすい釣り師と海の子が一緒に暮らせばそらそうなる。
【主な登場シム】
ドラモンド=ウィロー・フローラ
Flora Willow-Drummond
願望:マスター・ヴァンパイア
特質:一匹狼 悪人 完璧主義者
ウィロー八代目。
近頃は頂点を目指し励んでいるそうで。
フィッツモーリス・ジェイニー
Janie FitzMaurice
願望:最高に幸せな家族
特質:怠け者 アウトドア好き せっかち
元ウィロー九代目。
義母の元を離れました。
リーヴィス・フクシア
Fuchsia Lieavis
特質:オタク 被害妄想 物質主義
職業:ソーシャルメディア
フローラの妹。
貫禄が出てきました。
最近ネタがねえだ
フローラ:(うわ。隣に来やがったわこいつ)
フローラの現在の目標は、リリスを倒すこと。
努力している姿を見られるのは嫌ですよね。
しかもこの人はフローラに気があるときた。
フローラ:(これが気持ち悪いんだ。まだまだ当分の間私はこいつの下だと思うと、嫌になる)
おやおや、イヴォンですねあれはね。
服の色でわかる。
フィットネスが好きな子ですから、
こういうところに居てもおかしくはないでしょう。
イヴォン:ああ確か伯母さん……
フローラ:やあフクの娘の……どっち?
イヴォン:イヴォン。妹のほう。
フローラ:どっちでもいい。近頃ジェイニーの様子はどう? 一緒に住んでいるんでしょう?
イヴォン:元気そうだけど。
フローラ:そう。何か迷惑を掛けたりしてない?
イヴォン:ママたちはそんなでもなさそうだけど私は迷惑かな。お魚さんを壁に貼り付けたり、私の前でヘタクソな歌聴かせたり。正直来ないでほしかった。まあ伯母さんがまた引き取れとは絶対言わないけど。
フローラ:おやおやロクに会ったこともないのに随分と憎まれたものだね。
イヴォン:伯母さんがどんな人かはあの人からいっぱい聞いたから……
フローラ:そう。
あいつ頑張ってんなあ。
イヴォン:え。何伯母さん。まだなんかある?
フローラ:健康なのは良いことだ。自慢の姪だよ。
イヴォン:何急に。
フローラ:今夜の食事は決まった。
イヴォン:わっ……
フローラ:ああ素晴らしい。これからも励みなさい。あと色々毛が邪魔だから整えたほうがいい。
フローラ:はあ。今日も動いた。満足満足。
おや、ジェイニーですね。
怠け者のあの子がこんなところに居るとは珍しい。
フローラ:漸くあれも運動するようになったか。結構結構。今更遅いわ。
リリスから、コメディ&いらずらフェスティバルに誘われました。
フローラ:今夜の食事探しだと思えばまあ……
リリス:お、いたずらチームに入るのか?
フローラ:コメディなんて柄じゃないので。
フローラ:(しつこいなこの人も)
リリス:そういやアンタ、ヒエロニムスって奴知ってる?
フローラ:ええ。
リリス:最近あいつを見かけなくてさ、なんか知らねーか?
フローラ:さあ。亡くなったんじゃないですか? 事故か何かで。
リリス:変なこと言うなよ。
おや、今すれ違ったあの人。
以前能力の実験台にしたことがありましたね。
フローラ:あのときは血を吸い損ねたんだった。頂こうか。
リリスにバレないように気をつけてくださいね。
適当に声を掛けまして、
物陰でこう、
ガブリとね。
フローラ:ンン~。美人ほど血が美味いというのもあながち間違いではないかもしれない。ジェニファーほどではないけれど。金輪際現れないかもしれない、あのレベルは。
大げさすぎでしょ金輪際とか。
超ヴァンパイア概論を再読しています。
願望の目標の一つだったのですが、
どうやら前に一度読み切ったことがある程度ではだめなようです。
ちゃんと目標が示されてから読みきらないといけない。
おう、気がついたらマスター・ヴァンパイアになりました。
そうだわ本を読むだけでも位階のゲージは貯まるんでした。
「欲求の強奪」ですか。
これ便利そうですね。
一方こちらはリーヴィス家。
ここで一つ問題が起こってしまいました。
いやジェイニーがイラついているのはいつものことです。
アシュリーが業務外で不当に評価を落とされたことじゃなくて、
ロミーが凍死したことではなくってまた凍死者かよ何人逝くんだよオイ。
カテリーナ以降何故か画面外で凍死することが多いんですよね。
いつぞやの子供(ロミーの弟)のようにフォーカスすることのほうが珍しくなってきました。
まあこの子の場合どうせこんな冬場に薄着でジョギングしてたんでしょうけど。
そうじゃなくて。
この度アシュリーたちの叔母、エリントン・マリオンがシニアになりました。
以前少し触れたように、
エリントン家は、このデータではウィロー家に次いで古い家です。
マリオン:そいつが私の代で終わりだって考えると近頃寝覚めが悪くてねえ。兄貴とフクちゃんとこの子に引き継いでほしいのさ。
フクシア:困ったなあうちも今そういうので悩んでんだけどなあ。
マリオン:あえ? もう一人に継がせるんじゃだめなのかい?
フクシア:いやそれがあ、うちのお姉も跡継ぎ探してんだけど、継げるのがアシュリーかイヴォンしかいないんよね。そうなると今度はうちが誰もいなくなるじゃん?
マリオン:ああ。
ウィロー家も(フローラが人間であれば)そろそろ十代目を迎える頃ですが、
“家出”をしたジェイニーには(少なくともフローラが退くまで)再任資格はなく、
アシュリーかイヴォンのどちらかから跡継ぎを選ぶことになります。
しかし双子のうち片方をエリントン家に出すとなると、
今度はリーヴィス家を継げる人がいなくなってしまいます。
ジェイニーも、優先順位的にはフィッツモーリス家のほうが上です。
そもそも彼女はジョスリン系最後の生き残りですから、
そちらの流れを次に繋ぐほうが重要です。
四つの家が跡継ぎを求めるのに対し、次世代を生きるのは三人だけ。
どこかがもう暫く我慢しなければなりません。
マリオン:私には我慢してる暇は無いよ。もう髪もこんなだからね。あんたの姉貴は?
フクシア:最近会ってないからわかんないけど、あれもそろそろいい歳なんじゃないかなあ。でもちょっとうち一人じゃあ決めらんないわ……。
フローラ:簡単なこと。当主が年寄りな家から順番に乗っ取ればいい。エリントンは最優先、次は私の家だね。十代目はお前の娘にしよう。
フクシア:あのさあ思ったよりお姉が若々しくてビビってんだけど。あと継がせるのはいいけどここへは来させないかんね?
フローラ:それでもいい。
フクシア:つかさあ、したらリーヴィス家はどうすんのさ。誰が継ぐの。
フローラ:継がせる必要はない。どのみちお前の家で暮らすならね。
フクシア:あーーまあそれもそっか。じゃあ暫くうちのままで保留って感じ?
フローラ:それで進めな。お前はまだ若い。
フクシア:若かないよ。お姉に比べたらすっかり老け込んだ。お姉はお姉で何してたらそんなんでいられるわけ?
フローラ:ウィロークリークの水道水で毎朝顔を洗ってる。
フクシア:嘘やん漫画家かどこぞの。
フクシア:ところでこの際訊くんだけどさ、お姉って人の心とかあるんか?
フローラ:ある。
フクシア:例えば?
フローラ:お前が死んだら悲しい。この世の何よりも悲しい。
フクシア:マ? オトンとオカンよりも?
フローラ:共に過ごした年月が違う。
フクシア:嘘つけさっさと他所に追い出したり何度も何度も失踪した癖に。
フローラ:まあそれはそうだけど。でも……悲しいのは悲しいよ?
フクシア:ホントかなあ。こればっかは確認のしようがないからなあ。
というわけで、エリントン家にはアシュリーが行くことになりました。
フクシア:これは他所へも堂々とお出しできるからね、ちょっと融通利かないとこあるかもしれないけど。
イヴォン:私はお出しできないって?
フクシア:あんたはこの家にいるほうが向いてる。オーディオも楽器もパソコンもミューステもあるでしょ?
イヴォン:まあそうなんだけど。
アシュリー:ごめんねジェイニー、こうなっちゃったらね……
ジェイニー:いいのいいの、私もそろそろお金貯まってきたから。
イヴォン:お魚さんたちを殺して貯めた金か……
アシュリー:嫌な言い方をしない。
ところで今日はご近所ケンカ自慢の日。
ジェイニーとイヴォンは待ってましたとばかりに喧嘩を始めました。
お。
ジェイニーが勝った。
意外。
ジェイニー:私の勝ち。
イヴォン:うぅえ……あなた意外と力あるよね。
ジェイニー:大物釣ってるからね!
イヴォン:この魚殺し。
屈強な消防士さんたち。
最近、季節は冬になりまして、
夜間に外を歩くシムも数を減らしてしまいました。
そのためジムやナイトクラブを周っているのですが、
これがまあ見事に同じ連中しか現れず。
フローラ:特別美味い血にもこれといって出会えなかった。ジェニファークラスはもう諦めるべきか……。
そうでしょうねえ。
もうちょっと求めるランクを落としてみては?
フローラ:そうなるとあのエイリアンが良かった。まあ最近見かけないしもう死んでいるだろうね。
ブラッディ・ジェーン二杯目。
フローラ:もうこれだけ飲んでいれば満足かも……
フローラ:いやいやいやそんなことを言っている場合ではない。私はひとり人間の上に立つのだから、こんな紛い物で満ち足りるようでは……
翌日、
スパイス・フェスティバルが開かれていましたので足を運びました。
良さげなシムとかいますか?
フローラ:さあね。正直もうその辺は諦めている。
ブロロロロロロ
フローラ:うわびっくりした。いつの間に。
あ、そうだ。
いつと言えば、
例のリリスを倒すのはいつ頃になりそうです?
フローラ:念には念を入れて、グランドマスターになってからにしたい。負けたら私も終わりなんだ。
終わりですか。
フローラ:あの人とは賭けをしようと思う。それで未来を掴むのはどっちか決める。
ふうん。
じゃあまた暫くは同じような日々が続きそうですね。
いやあそれにしても、
最近なにかとネタが無い日が続いています。
そろそろ第九部も終わりかなあ。
この後はガッと飛ばして、
フローラがグランドマスターになったところから始めるとしましょうか。
それで終いや。
また次回。