Aquaです。
【前回のあらすじ】
エルミニアが本物のヴァンパイアと出会いました。
【主な登場シム】
ウィロー・ウォルター
Walter Willow
願望:一流バーテンダー
特質:自信家 陰気 ブラザー
最近影が薄いウィロー七代目。
まあ大黒柱なんてそんなもんだ。ご苦労様。
ドラモンド・エルミニア
Herminia Drummond
願望:ヴァンパイア一族
特質:外交的 大食い 悪人
ウォルターの妻。
食 欲 全 開 。
ドラモンド=ウィロー・フローラ
Flora Willow-Drummond
願望:マスター・ヴァンパイア
特質:一匹狼 悪人
ウォルターの娘。
人前では大人しい子です。
特質:オタク 被害妄想
フローラの妹。
基本部屋に篭ってパソコン弄ってます。
パート2
かたや気分の上下に波がある父と、
暇さえあれば食料を食い尽くさんとするブレない母。
どちらも他人との交流が好きな両親です。
一方その子どもたちは、ともに一人でいるほうが気楽な姉妹。
姉は密かにオカルティックな存在に傾倒し、
妹はネットとゲームで仕入れた豊富な知識を活かせず立ち往生しています。
なんというかまあ、
色々と対象的な家族ですね。
エルミニア:あら宿題なんて偉いじゃないの。流石は我が子。
フローラ:(こないだ怒鳴ってきた口でなにが「偉い」だ)
エルミニア:ところでヴァンパイアのお勉強のほうはどうなの? 人間たち支配できそう?
フローラ:ママって今何巻まで持ってる?
エルミニア:え? 二巻。
フローラ:じゃあママぐらいなら軽くモノにできるかな。
エルミニア:言うじゃないの。
おっとシャワーが壊れました。
眠いでしょうにわざわざ修理してますよフクシアが。
こちらもこちらで偉いですね。
エルミニアの誕生日がやってきました。
今日は風が強そうです。
その……そのさあ、
その微妙にテーブルの端っこに置くせいでロウソク立てられなくなる現象やめろや。
よその誕生日パーティーに招かれたときこれのせいでいっつも主役が悲しい思いしてたんだぞ。
何故かこのデータでは誰もパーティーとか呼んでくれないけど。
アデルとジェニファーが来てくれました。
あとここにはいませんがブランドンもすぐ近くまで来ています。
ベンはちょっと前に死にました。
(まあエルミニアとはほとんど関わりが無いのでそもそも呼ばなかったわけですが)
挨拶代わりにパーティーの主役を怒鳴りつけるな。
アデル:アンタらのとこは子育てどう? もう高校出るぐらいじゃない?
ウォルター:そうだね。上の子はもうすぐだよ。
アデル:大変だったんじゃない? 両親がおおらかな分気難しい感じになってない?
ウォルター:それはどこの家の子もおんなじじゃないかな……。
ジェニファー:そ……そ、そうだよ。う、ウチなんて気難しい親から…気難しいのが二人も生まれてんだ。
エルミニア:あなた子供いたっけ?
ジェニファー:うウチと妹のことだよ。わかれ。
んじゃロウソク消しますよって旦那が来るまで待たんかオイ。
はい無事に彼女もシニアになりました。
なお、これを以って実はかなり前から所属していたクラブ(パワーハウス)を除名されました。
ま言い換えると事実上の「卒業」ですね。
シニアだもんね。
ウォルター:誕生日おめでとうエルミ。ま、これからも末永くやってこうよ。
エルミニア:そうねえ。でもそれなら仕事やめて、私とゆっくりしてほしいわ。
ウォルター:それは……ちょっとごめんねだなあ。
ブランドン:ウォルター君。なんかふと思い出しちゃったよ。みんなできみの誕生日を祝ったときをさあ。
ウォルター:ああエルミじゃなくて僕の。いつの誕生日?
ブランドン:高校卒業する辺りの。ほら、クロエさんの家でやったさ。
ウォルター:あれかあ。……「クロエ叔母さん」。そんな人もいたねえ。
ジェニファー:えっ、忘れてたの? メチャクソ有名人のクロエさんを!? ウチはいまでも憧れてるしサイン大事に持ってんだけど。肝心の跡継ぎがこれとかあの世で泣いてるわきっと。
ウォルター:泣くかな?
ブランドン:わたしの印象だけど多分あの人は泣かない。
ウォルター:だよなあ。
ふと気がつくと子供たちが帰ってきていました。
ただいまぐらいいいなさい?
フローラ:(うるっっっさ!! うちなら静かだと思ってさっさと帰ってきたのにッ!)
ご機嫌斜めのようですね。
ジェニファー:ねえあれ大丈夫?
ウォルター:ああ、あの子はねえ静かなのが好きっぽいんだ。
フローラ:(違ううるさいのが嫌いなんだっつの!!)
ほどなくして、パーティーは終了しました。
ぢゅうううううううう……
(小刻みに震えて我慢している)
フローラ:(あれぐらい飲めないとヴァンパイアになんてなれないもん……)
フローラ:(……吐きそう)
翌日。
ウォルターたちはウィンデンバーグに足を運びました。
あれ。
リリスじゃないですか。
どこにでもいるなアンタ。
随分前にどこかの誰かと論争を繰り広げたベンチ。
今度は夫婦で一休みする場としましょう。
ウォルター:やっぱりウィンデンバーグは良いなあ。空気が澄んでる。
エルミニア:そうねえ。
ウォルター:またこっちに住みたいなあ。フローラが卒業したら、僕らはこっちに引っ込むとかどう?
エルミニア:そうねえ……。それもいいかもね。
ウォルター:なんだい上の空じゃないか。
エルミニア:早くフローラ卒業しないかなあって。思ってたの。
ウォルター:そらまたなんで?
エルミニア:えーっと……そうねえ……。ああ、そう、あの子が働いてくれたらあなたも仕事やめてよくなるでしょ? もうちょっと一緒にいたいのよ。
ウォルター:いや、別にフローラが働いてても僕は働く……けどまあ、そんなに言ってくれるなら。考えようかな。
ウォルター:折角だ、カテリーナのとこでも寄ってから帰ろうか。
エルミニア:そうねえ。
久々のミッド・ノーウェア。
カテリーナ:きみも長生き。お母さんと一緒。
ウォルター:あれはねえ……ほんと長かったよね。だから最期看取れなかったわけだけど。
カテリーナ:そうらしいね。
ウォルター:そういや最近クローディアに会ってない? 元気してるかなあって思ってさ。
カテリーナ:知らない。きみの妹はアイツと仲がいい。僕はあんまり近寄らない。
ウォルター:アイツってジェニファー? ほんとに姉妹仲が悪いんだねえ……。
カテリーナ:正直、僕はきみたちが羨ましい。
ウォルター:いやそこまで思われるほど仲良しでもないよ? お互い同じ家で自由にしてただけっていうか。
カテリーナ:だから羨ましい。僕の家にそれはなかった。
ウォルター:そうだ、覚えてる? 雪合戦。ベンたちとやったよね。
カテリーナ:そうだっけ。忘れた。
ウォルター:ホントに~? きみ結構当てられてたじゃんか。
カテリーナ:ああ、あれか。思い出した。
ウォルター:また今度はミリーもうちのエルミも入れてさ、みんなでやりたかったよ……。もうベンはいないんだよな。
カテリーナ:正直、僕はきみほど思い入れはない。
ウォルター:そっかあ。までもまたなんかの折にね、できるといいね。
カテリーナ:そうだね。
ウォルター:ただいま、ひいひいおばあちゃん。叔母さん。僕ももう年寄りだけど、もう暫くはこっちにいようと思います。
ウォルター:(そういや、ミリーは今どこで何してるんだろうなあ。こないだの誕生日にあんまり話せなかったもんなあ)
フクシア:なんだろこの本……。お姉何したらこんなん釣れるん?
フクシア:えぇ……ヴァンパイアってそんなバカな。くだらな。
また夜中にお勉強ですか?
ウォルター:こないだ読んだやつが面白くってさ、続きがあったから読んでるんだ。
はぁん。
さ。フローラの誕生日です。
彼女が帰るまで親たちはのんびり過ごしまして。
ああでまたいつの間にか子供たちが帰宅。
どうしましたフクシア。
そんな顔して。
なんかあったんですか学校で。
く や し い
フクシア:うぅ~~~~~!!
ちゃんと掃除しながら「失礼しました」って言うのよ?
おお偉いですねフローラ。
もう第三巻も読破したそうです。
ウォルター:ケーキで来たよ。お? 何読んでたのフローラ。
フローラ:パパにはわからないよ。
ウォルター:そっかあ。
はい。
フローラが若者になりmなんだその距離。
新たな特質は「完璧主義者」。
めんどくさそうですね。
はぁいおめでとー。
おっとフクシアが何かを思い出して泣いているようですね。
相当学校での何かが悔しかったとみえる。
そんな妹の惨状をみて幸福を感じている姉フローラ。
人の心がない。
お前もか。
フローラ:(また無駄に沢山食べてる……)
さあさあさあさあこれでフローラが日中外に出る必要はなくなりました。
あとは……
フローラ:私がヴァンパイアになるだけ。
そうですね。
フローラ:ていうわけだから、こないだ言ってた人に会わせて。
エルミニア:よしきた。朝ごはん食べたら行きましょ。
フローラ:その朝ごはん何回目?
エルミニア:二回目。
フローラ:四回目だとぼけるな。
エルミニア:そだっけ。
いよいよ、フローラがヴァンパイアになるときです。
今回はここで終わりにしましょう。
次回に続く。