Aquaです。
第六部の最初の方はベル家紹介だったりグダグダした回が多かったので、
今回はかなり端折ってコンパクトにまとめています。
【前回のあらすじ】
コモレビ山の頂へ――。
【主な登場シム】
ローズ・ジョスリン
Jocelyn Rose
願望:群れのリーダー
特質:アウトドア好き ナルシスト せっかち
ウィロー五代目。
特質だけ見るとすごく付き合いづらそう。
ローズ・クラーラ
Klara Rose
特質:ロマンチック 陰気 野心家
職業:スポーツ
ジョスリンの妻。
こちらもこちらで面倒そうな特質構成。
ローズ・ディーン
Dean Rose
特質:クリエイティブ
ジョスリンとクラーラの息子。
やっぱり金髪なのね。
総集編#6-1 短気な夫と陰気な妻
ここまでのウィロー一族
マリーから四代にわたって続いたウィロー家。
四代目のキャリー(カトレヤ)は子を持たずに白髪に染まる歳を迎え、
五代目は彼女の双子の兄・クロックの家(ベル家)から選ばれることになりました。
長男ジョスリンはとうに結婚してローズ・ジョスリンとなっていたため優先度は低く、
次男ジェラルドは養子のため除外、
三男バージルが選ばれるのが妥当なところでした。
しかし、
ベル家ではちょうど新たに第五子(クロエと命名)が生まれる頃で、
その姉・アビーもまだ子供。
クロックも年老いたこの状態からバージルを引き抜くのは、ベル家にとって良いものではありませんでした。
となるとキャリーがアビーを引き取り、
キャリー死後はそのパートナー・サンディーが成長を見届けるのが最適なのですが、
残念ながらサンディーが子供嫌いのためこの案は却下。
そのため、妻と二人で暮らしていたジョスリンが暫く当主の座を預かり、
サンディーと入れ替わるようにしてアビーを連れて世帯に入り、
やがて彼女を六代目にするという方針となりました。
しかし、
「さあ代替わり」というまさにそのタイミングで、
ジョスリンとクラーラの間にディーンという子供ができてしまったのです。
クラーラとの関係が薄かったキャリーにとって、
これは全くの寝耳にミミミミズでした。
クラーラ:折角あなたのものになるのに手放すなんて勿体ない。
ジョスリン:アビーは俺の妹だぞ? なにも遠い親戚にやるわけじゃないし――
クラーラ:もっと近い親戚がいるでしょあなたには。
ジョスリン:それ以上言うな。
クラーラは野心家。
実家の取り決めをを守ろうとする夫の方針を、
黙って受け入れられるような人ではありませんでした。
一方アビーのほうにも問題がありまして、
彼女意地悪なんですね。
そのため初対面のディーンをいきなり怒鳴りつけるなんてこともしています。
ディーン的はあまり気にしていないのですが、
クラーラは違います。
まあ彼女からすればアビーは息子の邪魔になる存在ですし、
イビりたくなる気持ちも分からないではないのですが。
現にディーンのことを怒鳴ってるわけですし。
そしてこちら、
ジョスリンの生まれたばかりの末妹、クロエです。
まだ赤ちゃんです。
どんな子に育つんでしょうね。
ジョスリン:ようクロエ~。お兄ちゃんだよぉ~?
クロエ:^^
ジョスリン:おぉ。大人しいねえ。お前みたいな子は大好きだ。よしよしよし。俺の妹に相応しいイイ女に育ってくれよ~。
クラーラ:ジョーの次はアビーちゃんじゃなきゃだめ?
キャリー:ん? いやあ、私の知ったことじゃないからね、また状況に合わせて選んで下さい、はい。って感じ。
クラーラ:じゃあうちの子がなってもいいの……?
キャリー:もちろん。
クラーラ:いいのね。
ジョスリン:やめろよクラー。
キャリーもキャリーで割と適当。
まあこの人はコモレビ山登り切ってもうやりたいこと終わりましたからね。
キャリー:クラブはどう? 仲良くやれてる?
ジョスリン:あれから一度も集会やってないよ。シェリーさんに訊いたらさ、「私はもう登頂しましたので、あとは各々ご自由に」って返ってきたんだ。
キャリー:そうなの。
なおクラーラですが、
クラーラ:ねええジョーーーーー、ほんとにほんとにほんとに浮気してない……?
ジョスリン:おうおうおう、まだ気にしてたのか。大丈夫だよ、してない。絶対に。
クラーラ:うぅ~……
この通りメンがヘラっている節がありまして。
特にキャリーも悩まされた「人間関係の恐怖」に夫婦揃って襲われると大変です。
お互いに浮気してないか愛想を尽かしてないか不安になって、
こうして喧嘩をしたり、
陰気なクラーラが折れて泣きついたり、
クラーラ:う、浮気とか……してないよね……?
ジョスリン:そっちこそしてないだろうな?
クラーラ:私が!? してないしてない! 絶対ない!
ジョスリン:ど、どうかな……
クラーラ:ないないないない! 絶対ない! 私ジョスリンしか頭にないの! おねがいおねがい捨てないで私を一人にしないでえええええ
せっかち(短気)なジョスリンが腹を立てたりするわけです。
ジョスリン:…(なにが「ごめんね」だ、んなこといちいち言われなくても嫌いになったりしねえっつの。むしろことあるごとに「ごめんねごめんね」で通される方が嫌んなる……)
クラーラに関してはジョスリン絡みでなくてもこうですからね。
ジョスリン:ったくう。
クラーラ:ごめんね……私が料理下手なばっかりに……
ジョスリン:んんんうるせぇ。こんなことでいちいち泣くな。
クラーラ:ごめんなさい……ごめんなさい……泣き虫でごめんなさい……
ジョスリン:ああぁもう!
こういうのは大抵時間が解決してくれるのですが、
それにしたって難儀な夫婦だなあ。
昔ダニエルとライリーがよく関係を悪くしていたのも納得がいきます。
まあ向こうは特質と男女が逆だったんで、
実際どうだったかはわかりませんけどね。
いやあまあなんとも。
キャリーたちとは大違いですよ。
サンディー:バキュウーン!
キャリー:うゥー!
サンディー:ウチの勝ち。あんたほどイイ的もないよ、蜂の巣にしてくれる。
キャリー:きゃあ。
ところで、ジョスリンの大伯母、ブリタニーはまだ生きています。
もともと人魚で長生きなのと、
体を限界まで鍛え上げたのとあって、
シニアになってからも約70日ほど生存しています。
ブリタニー:あなたベル……っぽいけどなんか違う気がする。
ジョスリン:俺ジョスリン。ベルって誰だ? 大伯母さんの知り合い?
ブリタニー:あたしの可愛い妹。ついこないだまで一緒に住んでたんだけど、あの子ったらどっか引っ越して行っちゃったのよ。
ジョスリン:いつ頃いなくなったんだ?
ブリタニー:えっと……ああ、そう、私の子供にね、シェリーっていうのがいるの。それが結婚した時ね、一緒にいなくなったんだわ。
ジョスリン:だいぶ前の話じゃんかよ。
ブリタニー:そうなの? こないだシェリーの家に遊びにいった時いたわよ?
ジョスリン:居場所分かってんじゃんか。
ブリタニー:でもシェリーがいる時はいないのよ。どっちかしかいないの。
ブリタニー:あなたきょうだいはいる? なんかねえ、あなたからベルと同じ匂いがするのよ。
ブリタニー:だから匂いて何よ。
ジョスリン:え?
ブリタニー:え? 今ベルいなかった?
ジョスリン:い、いや?
ブリタニー:今いた気がする……
ジョスリン:いや大伯母さんが一人で喋ってただけだけど……
ブリタニー:そう? おかしいわあ声は聞こえたのに。
ジョスリン:なんだこの人……
一方ディーン。
図書館でアトキンズ・ジョイスという子と出会いました。
ネギ君とアニタの娘。サンディーの姪です。
ジョイス:やあ。何を描いてるんだい?
ディーン:んー? 三角とか丸とかかな。
ジョイス:ん? そういう形で描けるものってこと? おでんとか?
ディーン:いやいや、何ってわけじゃなくてね? いろんな形を繋げたり並べたりしてるだけ。
ジョイス:へえ面白いねきみ。いつもやってるの?
彼女自信家なんだそうです。
できました。
なんだろうこれ。
なんか邪悪な色してますけど。
クラーラの誕生日です。
ジョスリン:美味しいケーキ作ってやるからな。待ってろよ。
クラーラ:ありがとう。ほんとは自分で作りたかったんだけどなあ……。
ジョスリン:やめとけ。この俺が作れば間違いないから。
クラーラ:そうねえ。こないだのサモサ酷かったもんね。
ジョスリン:悪かったって。
うわ。
なんだこのムードレットの量。
はいじゃあろうそく消してー。
クラーラ:……消えないよお。
ジョスリン:もっかい!
ディーン:頑張れ!
なんかよくわからない場所で歳を取りました。
座標が狂ったかな。
ちなみにこの誕生日会、
本当ならキャリーの他にクラーラの友人を二人呼んでいたのですが、
予定が合わずどちらも来られませんでした。
そのうち一人はこちら。
以前バーテンダーとして出てきたエリントン・アメリアです。
アメリア:誕生日おめでとう。
クラーラ:ありがとう!
アメリア:きのうは行けなくてごめんね? 急だったからさ。凹んだしょ。
クラーラ:うーんまあちょっとね。
アメリア:だいぶ凹んだなその感じだと。
クラーラ:Boo!
アメリア:うわぇっ!?
アメリア:なぁーにすんだよあんたぁー。
クラーラ:ハハハ。面白い顔してたよ。
アメリア:おも……フヘヘww もうくだんないことしてww
クラーラ:ハハハハwww
大晦日の午後は、
一家でクロックの家へ。
実はこの頃のAquaは計算を滅茶苦茶間違えていまして、
クロックとキャリーがもう数日生きられるとは思っていませんでしたし、
アビーは既にティーンに成長していました。
だったら五代目はアビーで良かったじゃんねェ……
ジョスリン:アビーお前、なんか好きなものとかある?
アビー:美味い食べ物が好き!
ジョスリン:キャリー叔母さんみたいなこと言うんだな。
クロック:お陰で最近は大変なんだよ。ちょっとでもよくない料理作るとああだこうだいうからさ。そのくせ自分では作らないんだよな。因みにジェラルドが作ったときが一番文句が多い。
美食家ですか……
「意地悪」「美食家」。
前者はサンディー、後者はキャリーが特質として持っていました。
ジョスリンの次はアビーと思っていましたけど、
ちょっとこれじゃ面白みがないなあ……。
まるでクロックみたいですね。
彼も特質が祖父母と同じだったがために四代目になれなかったんですよね。
相変わらずアビーとクラーラの関係は悪い方。
どっちが先に口を出したかで揉めています。
ジェラルド:あぁーーーーーッ!! 兄い!! 世界が! 世界が終わってしまう!!
ジョスリン:オイオイオイオイ、年が明けたら世界が終わるって? んなこたねぇよ、大丈夫だ。
ジェラルド:ほ、ホントか!?
ジョスリン:ほんともほんと! お前ちょっと物事を怖がりすぎだ。
クロエも成長していました。
特質はディーンと同じくクリエイティブということで、
仲良くできそうですね。
クロエ:ディーン兄ちゃんって呼んで良い?
ディーン:いいよ。
クロエ:ありがと。
ほんとはディーンは甥でクロエは叔母なんですけどね。
こういう関係って学校とかでどう説明するんでしょう。
いとことか?
ジョスリン:クロエか。大きくなったなあ。
クロエ:おじちゃん誰?
ジョスリン:ジョスリンだ。ディーンの父ちゃん。
クロエ:ああ。
もうすぐ年越しです。
みんな集まってきました。
クロック:いや幸せだな。こんなに沢山の子らどころか孫にまで囲まれて年を越せるなんて。ここまで生きててよかった。
で、新年おめでとう。
賑やかだなあ。
クロック、あんたいい家族作ったよ……。
バージル:おめでとう兄貴ィ!
ジェラルド:お前力強いなあ。
クラーラ:ジョーおめでとっ
ジョスリン:んぉ――(やめろやめろ母さんたちが見てる)
クロエ:おめでとう。
ディーン:おめでとー!
みんな思い思いの相手と年明けを祝ってますが、
アビーきみいいのかい。
アビー:……
……まああんまり気にしないのかな。
こうして四年目は終了し、
五年目が始まりました。
一時は断絶の危機にあったウィロー家も、
今やあんなに賑やかになりました。
ただ、解決しなければならない問題は残っていますよね。
クロックとキャリーもいなくなる頃です、
早いとこ解決してしまわないと、
豪いことになってしまいますよ。
では今回はここまで。
またお会いしましょう。