水花帳 ~シムとかその他とか~

PC版『The Sims 4』をのんびりと遊んでいます。 のーんびり、です。

#76 跡を継ぐのは【willow】

Aquaです。

 

【前回のあらすじ】

クロックとキャリーが世を去りました。

aqua-flora.hatenablog.com

 

【主な登場シム】

ローズ・ジョスリン
Jocelyn Rose

願望:群れのリーダー
特質
:アウトドア好き ナルシスト せっかち

ウィロー五代目。
特質だけ見るとすごく付き合いづらそう。

 

ローズ・クラーラ
Klara Rose

特質:ロマンチック 陰気 野心家
職業:スポーツ

ジョスリンの妻。
こちらもこちらで面倒そうな特質構成。

 

ローズ・ディーン
Dean Rose

特質:クリエイティブ 物質主義

ジョスリンとクラーラの息子。
やっぱり金髪なのね。

 

跡を継ぐのは

前回と打って変わって、
今回の頭のジョスリンはしょんぼりしてます。

 

父を失ったショックからまだ立ち直れていないようで、
一日中こうしてベッドに潜って泣いています。

 

たまの気分転換にジョギングへ行ったりするのですが、
あまり効果はなく。

 

無論、ディーンも同様に悲しみの中にいます。
孫ですからね。

え?
クラーラも悲しそうって?
いやいや、

 

クラーラ:はああぁァーーーーーッ!!

辛いもん食って機嫌を損ねているだけです。
も全然悲しくない。

 

美術館にやってきました。
ディーンはクリエイティブで物質主義ですからね、
こういう場所の展示物には興味があるはず。
それにこういうシムでもないとこんなところ来ませんて。

 

ディーン:うーん……

 

ディーン:うーーーーーん…………

 

ディーン:やっぱり絵は自分で描くに限るなあ。

あら、そうですか?

ディーン:どれだけ見てもいっちょん惹かれん。面白くもない。見るだけ時間の無駄だよ。帰る。

そうお?

ディーン:それより大叔母さん家の絵。見るならあれを見てたいな。あれだけはなんか何度も見ちゃってさ。

 

そのキャリーの家について説明すべく、
ローズ家一同でクロックの家に来ました。

 

バージル:つまり「仲の悪いアビーは嫌で息子のディーンが良い」ってことだろ?
クラーラ:そうは言ってないわ。
ジェラルド:そう言ってるようなものだよ。兄いどうしてわざわざ俺たちに言いに来たんだ、黙ってれば誰も気にしなかったのに。
ジョスリン:「俺の次はアビー」ってのは共通認識だろうが。それを勝手に変えるわけにはいかない。
ジェラルド:気持ちは嬉しいが兄い、それなら一人で言いに来てほしかったな。
クラーラ:私では問題があるって?
バージル:どうしても義姉さんが一人で言ってるだけに思えるんだよな。「旦那のきょうだいより自分が産んだ子供のほうが可愛い」、古今東西よくある話だ。
ジョスリン:お前ちょいちょい物知りっぽいとこ出るよな。
ジェラルド:昔から本ばかり読んでたからな。
バージル:俺の話は良いんだよ今は。

 

アビー:要は? アタシが貰えるはずだったものは全部あんちゃん達のものになって、ゆくゆくはそこのホウレンソウに譲られるってことでいい?
ディーン:ホウレンソウ……?

 

アビー:お前のことだよこのガキ。アタシは食いモンの中でホウレンソウが一番嫌いなんだよ!! 人のもの横取りしやがって。
ディーン:な……横取りって……

 

クラーラ:私の子供になんて口利いてくれるのよ。
アビー:この場はどう考えたってあんたが一番悪いでしょ!

 

コートニー:そうそう。あたしもクロックも、キャリーが「次はアビー」って言ったから納得したけど、クラーラさん、あなたがそういう事を言っても誰も納得しないよ。それに、他の「ウィロー」を差し置いて「ローズ」が続けて継いでたら具合が悪いでしょ。
アビー:ほーら。ママもこう言ってる。何の話か知らないけどあんちゃんの次はアタシだよ。譲ってあげないから。

 

ジェラルド:なあバージル、いっそ間を取ってお前がなってみたらどうだ? 俺は応援するよ?
バージル:え。俺?
ジェラルド:ああ。クロエはともかくアビーは未熟とはいえ独り立ちできる歳になった。今ならバージルがここを出ても問題はない。どうかな。
バージル:ああいいなそれ。これならモメなくて済むってわけだ。
ジェラルド:だろ? なってしまえよ六代目。

 

クラーラ:ね、ちょっと、どうするのよ。なんかもう一人候補出てきたわよ。
バージル:そもそも兄貴はどんな立場なんだよ。
ジョスリン:俺? 俺は中立だよ決定権持ってるから。
クラーラ:じゃあその決定権を使って「六代目はディーン」って言ってしまいなさいよ。
ジョスリン:だめだっつの。母さんたちの共通認識たるアビーと、叔母さんたちが言ってたディーン、どっちがなってもいいと思ってる。そこにジェラルドお前……バージルまで候補にされたら余計混乱するだろうが。

 

アビー:困ってる時間もったいないよ、さっさと次はアタシって言って。
クラーラ:駄目よ、もうディーンで決まってる。“先代”の言葉に従って。
バージル:それ義姉さんが言わせたんじゃないの? もういいよ、俺がなればどっちも文句垂れておしまいだよ。
ジョスリン:たくどいつもこいつも自分の話ばっかしやがって、決めらんねえだろうが。皆の考えを聞いて話合わせて、で俺が決めるってふうにしたかったのに。皆が皆自分自身か誰かを推しやがる。しかも「間を取ってバージル」だぁ? これじゃ…………あ。
ディーン:どうかした?
ジョスリン:この中に一人、今誰からも推されてない奴がいる。
ジェラルド:お。

 

クロエ:……え?
ジョスリン:クロエ、お前に決めたよ。
クロエ:私? ていうか何の話?
ジェラルド:おお~クロエおめでとう。上手く間を取ったな兄い。
バージル:そういうことなら反対はしない。クロエでいこう。

 

バージル:よし! もう決まったな! 寝る!
コートニー:確かに間は取れてるけどアビーはどうするのよ……。
ジェラルド:よく俺の考えがわかったな兄い。
ジョスリン:まあな。

 

ジョスリン:というわけだ。クラー、諦めてくれ。
クラーラ:どうしてあそこまで話合わせておいて覆すのよ。ディーンだって期待してるのよ?
ジョスリン:悪いが決定だ。決めるのは俺だ。
クラーラ:はあ。ディーンがなんていうか。
ジョスリン:どうせ今初めて知っただろうし、思うことなんてないだろ。

 

ディーン:パパ! あの家は僕に貸してくれるんじゃなかったのか!
ジョスリン:うぅぇ!? んなこと父さんは一度も言ってないぞ!?
ディーン:だって……僕そのつもりで……
ジョスリン:どこでこんな話聞いたんだよ。
ディーン:あの家はパパのものになるから、そうしたら僕にも貸してくれるって。ママが。

 

ジョスリン:はぁ!? クラーお前――

 

ジョスリン:おいどこ行ったんだよ!!

 

ジョスリンクラー!! 戻ってこい!!!!! 俺の話を聞け!!!!!

 

Aquaさんが一番アビーが良いかディーンが良いか迷っていたのですが、
こういう話があったことにして最終的に六代目はクロエということにしました。

クロエ:私、何に選ばれたんだろう。

 

ジョスリン:お前いつの間にディーンに吹き込んだんだ。
クラーラ:貸してやろうって話は前にしたじゃない……。
ジョスリン:本人にしちゃだめだろ! こないだ高校入ったばっかの子供なんだぞ!? その気になるに決まってるだろ。

 

クラーラ:いいじゃないのその気になったって!
ジョスリン:だめだよ。
クラーラ:どうして!
ジョスリン:だってこうなった時ショックじゃん……。
クラーラ:だから「こう」ならないようにキャリーさんに言質取りに行ったっていうのに……もう……

 

クラーラ:はあ。なんのために時間割いてはるばるウィンデンバーグまで行ったんだか。
ジョスリン:決めるのは俺なんだよ。“当代”だからな。
クラーラ:納得いかない!

 

クラーラ:ていうかどうするのよこれ! サンディーさんになんて言うのよ!
ジョスリン:これこれこうこうこうだったからクロエになりました、でいいだろ。
クラーラ:あの人子供嫌いでしょ!? だからディーンにすればよかったのにもう……
ジョスリン:しつこいぞディーンにしろディーンにしろって。もう一度言うが決めるのは俺なんだよ?
クラーラ:知らないわよそんなこと!

 

ジョスリン:というかお前も! ウマい話を聞いたら本当か確認するとか、そういうことをしろよ! お前を無駄にガッカリさせたじゃないか!
ディーン:しょうがないでしょママから言われてたんだから!
ジョスリン:ママから言われたことは全部信じるのか!? あぁ!?
クラーラ:親の言うことは普通信じるものよ!?
ジョスリン:じゃあ余計気を配って話をしろよ!?

 

一同:はあ……

 

水回りが立て続けに壊れました。

クラーラ:AAgh!! なんでこんなときに!!

 

クラーラ:もういいわ。私がいっぱい稼げばいいんでしょ。昇進なんてできそうにないけど。

 

翌朝、
ディーンもクラーラも、水回りは全く放置してさっさと学校や仕事に行ってしまいました。

 

ジョスリン:せめて皿ぐらいは片付けろよオイ!!

 

しかも便器まで壊れる始末。

ジョスリン:もうめちゃくちゃだ……。よいしょっ。

 

水回りを全て修理して、
お皿も片付けて、

 

ゴミも捨てると。

 

ジョスリン:はあ。決めるのは俺だっつのに誰も分かってくれねえ。こうなったら……

 

夕方。
ディーンが学校から帰ってきました。

ディーン:ただいま。

 

ディーン:パパー?

 

ディーン:あれ……?

 

ディーンどこいったのさパパぁーー!!

 

ジョスリンはウィロー家に引っ越してきました。
この時、代わりに§20000ほどをローズ家に送っています。

 

ジョスリン:そういうわけで義叔母さん、しばらく俺をここにおいてほしいんだ。
サンディー:親子揃って情けない奴。まさかウチが最期に見る顔がこれになるとはね。まあ今のここの持ち主はお前だ、好きにしな。
ジョスリン:ありがとう。

 

ジョスリン:クロエが大きくなったら交代して俺は戻るつもりだ。そんなに長居はしないよ。
サンディー:折角だから面倒見てってやんなさいよ。どっちの子も放ったらかしなんて都合が良すぎるわ。……そうだ、若いあんたにちょっとやってほしいことがあんのよ。
ジョスリン:ああ何でも言ってよ義叔母さん。

 

ジョスリン:はぁーー結局こうなんのかよ!!

この家をクロエに引き継ぐため、
ジョスリンは一人引っ越してきました。

んでも引き継ぎ終わったらそろそろリフォームとかして、
今の家とはお別れですかね。
長く暮らしてきましたが、そろそろ不満点とかもありますから。

では、今回は異常です。

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