Aquaです。
【前回のあらすじ】
サンディーOUT、クロエIN。
【主な登場シム】
ローズ・ジョスリン
Jocelyn Rose
願望:群れのリーダー
特質:アウトドア好き ナルシスト せっかち
ウィロー五代目。
ナルシストその1。
ウィロー・クロエ
Chloé Willow
願望:パーティー好き
特質:クリエイティブ ナルシスト
ジョスリンの妹、ウィロー六代目候補。
ナルシストその2。
バークレイ・ジェラルド
Gerardo Barclay
特質:クリエイティブ 被害妄想 ナルシスト
ジョスリンの義弟。
ナルシストその3。
特質:本の虫 冒険好き アウトドア好き
ジョスリンの弟。
非ナルシスト。
ナルシスト
ジョスリン:いつ見てもこの玄関はひでえな。いくらご先祖様だっつってもこのセンスはちょっと。
ジョスリン:……
ジョスリン:俺も撮るか。
クロエ:うわっ! ……もう~ホント。このひっどい玄関はいつ通っても慣れないわ……。
クロエ:あ! おじちゃん! なにしれっと自分の写真も掛けてんのよ! しかも一番上って! 主張激しすぎ!
クロエ:私もやろ。
よく考えたら、今のウィロー兄妹って五人中三人がナルシストなんですよね。
残る二人も冒険好きだったり意地悪だったりで、
我が強そうなのばっかり。
あれ。
外にジョイスがいます。
ジョスリン:よお。なんだあんた、ウチに用か?
ジョイス:えっとここ……サンディー伯母さんの家で合ってるかい?
ジョスリン:ああ。
ジョスリン:義叔母さんのことはお悔やみを言うよ。びっくりしなかったか?
ジョイス:ま、まあそうだね。急だったからね。
ジョイス:ところで、お、お兄さんはあれかい? 伯母さんが言ってた、えーと、あの、「わけのわからん義甥っ子」ってやつ。
ジョスリン:「わけのわからん」ってのはちょっとわからんが、義甥なのはあってるよ。ていうかあの人そんなこと言ってたのか。
ジョイス:お兄さんの隣より、母さんの隣が良かったんだってさ。
ジョスリン:まあ気持ちはわからなくもないな。
さて、ここで突然ですがジョスリンの誕生日会を行います。
招待したのは弟二人だけ。
妹二人も母親も招待してません。
ジョイスはクロエが相手することにしました。
この二人、実は同じ日に生まれてるんですよね。
そういやジョスリンと同じ日に生まれたルイサの娘、
今元気にしてるんでしょうか。
フィューっと一吹きはぴばっでー。
はい大人になりましたと。
といっても正直思い入れがないのでなんとも。
やっぱり、操作シムは遅くともせめてティーン時代は見とかなきゃですね。
「もう大人世代なのかあ」とか、
そういう気持ちが湧かなくなりますから。
ジェラルド:兄い、誕生日おめでとう。
バージル:おめでとう兄貴。
ジョスリン:あいあほな。
バージル:あんだって?
ジョスリン:ケーキ食ってんだよタイミングわりいなあお前ら。
ジェラルド:すまない。
ジェラルド:兄い今やりたいこととかないのかい。
ジョスリン:てっぺん取りてえなあ。
ジェラルド:てっぺん? なんの。
ジョスリン:わかんねえ。そうだ、いっちょ叔母さんに倣ってコモレビ山でも登ってみっか!
バージル:お、そん時は連れてってくれよ兄貴。
ジョスリン:いいないいないいな。三人で行こうぜ。
ジェラルド:俺はちょっとやめとく。二人で行ってきな。
ジョスリン:そうだ、叔母さんに倣うといや、俺らも写真撮ろうぜ。
バージル:おお。いいよいいよ。
ドヤァ…
ジョスリン:じゃ次お前な。
ジェラルド:ああ。
パシャリ。
この二枚は玄関に掛けておきましょう。
いよいよ以って壁のスペースがなくなってきました。
まあその時は反対側にずらーっと……
バージル:にしてもさ、今回は俺たちだけって結構意外だったよな。そりゃまあ一家でモメて家出したようなもんだから、躊躇するのはわかるけどさ。
ジェラルド:ゆったりしたかったんじゃないか? 兄いが駄弁れる相手といったら俺らしかいない。
バージル:それもそうだな。うるさくないもんな。
ジェラルド:妻や息子の前みたいに余計な気を張らなくていいしな。俺はよく分かる、ああいう人達が居ると油断できなくて結構大変なんだ。
バージル:そう? 俺なんか好きにやってるよ?
ジェラルド:お前はそれでいい。それがお前だ。
クロエが降りてきました。
クロエ:バジルおひさ。どう? 私また可愛くなったと思わない? カッコいいでもいいよ。
バージル:カッコイイというよりコッケイだよな?
ジェラルド:俺に訊くな。おんなじようなことやってるんだから。
バージル:我が家こんなんばっかだな。
クロエ:ねえ「こんなん」って酷いと思わない? 私は万物一イカしたシムなんだぞ?
ジェラルド:おっとそれは違うな、悪いけど万物一のシムは俺さ。
バージル:はいはい。独特な言い回しですこと。
クロエと入れ替わりにジョスリンが戻り、
あとはずっとこんな調子で駄弁るだけのパーティーでした。
まあでもこういうのも悪くないよね。
ジョスリン:あっ。あいつ。俺に対抗してるな?
さて。
まだ終わりません。
最近体が鈍ってきましたのでジムに来ました。
以前設置したクライミングマシン。
ちょっとだけこれで鍛えてみましょう。
と思ったら落っこちました。
どうやら今日の壁のぼりは難しいようです。
そういやクライミングと言えば、
シェリーは元気してるでしょうか。
第六部始まってからまだ一度も出てきてませんよね。
それどころかスクショに写ったのだって多分前回のレストランぐらい――
いるゥーーッ!!
しかも赤ちゃんできてるぅー。
以前の回で出来てた娘はもう既に結婚してますよ。
とんだ年の差きょうだいだな。
あっ……。
クラーラ。
ジョスリン:えっと……よう。元気か?
クラーラ:ええまあね。そっちは?
ジョスリン:お、おう。元気だよ。
クラーラ:あなたじゃなくてクロエのほう。
ジョスリン:え? ああ、ああ、まあ、元気だよ。
クラーラ:それはよかった。ディーンも元気よ。
ジョスリン:ほんと、悪かったと思ってるよ……
クラーラ:あのね? 分かるのよ? それは。「決めるのは自分だ」っていうのを皆に知らしめたくてあの家に駆け込んだのよね。
ジョスリン:よくわかったなあ、流石クラーだ……。
クラーラ:急に飛び出していっちゃったから、戻りづらいし顔も合わせづらいのよね? 分かるのよ?
ジョスリン:おう……
クラーラ:でもさ……せめて誕生日ぐらいは祝わせてほしかったな……
ジョスリン:あああぁぁぁぁ……誕生日……そうだやっぱそっちのほうが良かったのか……! あぁやっちまった俺……ホント悪い。すげえ迷ったんだけどさ……。
クラーラ:考えてはくれたんだ。
ジョスリン:そりゃもう悩みに悩んだよ。だって俺の家族には違いねえだろ?
クラーラ:その家族を置いて出てったけどね。
ジョスリン:だから迷ってたんだよ。変に呼び寄せて嫌われたら俺嫌だからさあ!
クラーラ:自分勝手な。私だって最初嫌われたと思って大変だったのよ?
ジョスリン:ホンッッットに悪かった!
クラーラ:ほんとは言いたいこと色々あるんだけど……まあいいわ、どうせしつこく責めたところで、悪かった悪かった言いつつあなたは言い訳をする。
ジョスリン:それは――
クラーラ:ほらまた。でも言い訳をするってことは、それだけ気張ってるってこと。私はジョーがリラックスできるようになるまで、あれこれ言うのはやめにする。
ジョスリン:ありがとな……。
クラーラ:あでも一つだけ質問させて? 浮気してないよね?
ジョスリン:安心しな。俺は今でもクラー一筋さ。
クラーラ:よかった。そこが一番心配だったから。
ジョスリン:言っちゃなんだが、そこはもっと自信持ってほしいんだよな……。
一方のクロエ。
折角「クリエイティブ」の特質を持ってるんです、
何かしらの芸術活動をしないと勿体ないですよね。
というわけで実家へ。
ここにはイーゼルもパソコンも楽器もありますから、
どれか好きなものを触れさせてやりましょう。
おおどうやらヴァイオリンを弾くそうです。
こりゃまたちょっと意外なところが来たな。
ありました。
青いな。
ギーー!!
ギィエエェエェェェエエェェェエエ
クロエ:えっこれ……どうやったら……どこよこれどこ押さえてればいいの?
キィ。
クロエ:ああここかここか。ちょっと音良くなったかも。
ギイイィ
ジェラルド:誰だあ? 上の階で頓珍漢な音を出しているのは。
本当はせめてスキルレベルを2に上げたかったのですが、
もう夜の九時なのでやめます。
これじゃあお隣さんどころか隣の部屋からも苦情が来ますから。
クロエ:あれ。どしたの皆揃って。
クロエ:ねえ、二階の青いバイオリンってまだ使ってる?
ジェラルド:いや? そうかさっきのはクロエだったのか。
クロエ:あれ私にくれない?
バージル:なんだお前、バイオリン弾きになるの?
クロエ:んーわかんないけど、色々やってみたいんだよね。
ジェラルド:いいじゃないか、他にもあればまとめて持っていけ。
クロエ:ありがとうジェジェ。でも今日はバイオリンだけにしとく。私すぐ上手くなっちゃうからさ、セーブしときたいんだよね。
ジェラルド:言うじゃないか。
というわけで、青いヴァイオリンを貰(ったという体で買)いました。
これまでネットの有名人、絵描き、庭師、登山家と続いたウィロー家ですが、
六代目は何をするシムになるのでしょう。
今から楽しみですね。
え? ジョスリンはって?
なんだろうね……
じゃ、おやすみなさい。