Aquaです。
【前回のあらすじ】
顔。顔。クロックお前顔。
【主な登場シム】
ウィロー・カトレヤ
Cattleya "Carry" Willow
願望：エクストリームスポーツ愛好家
特質：外交的 冒険好き 美食家
ウィロー四代目。
記事内ではキャリーと呼びます。
ウィロー・サンディー
Sandy Willow
特質：意地悪 子供嫌い 陽気
嫌いな活動と音楽：バイオリン クラシック
キャリーのパートナー。
たまに酷いこと言ってきますが、問題はありません。
冒険よりも大事なもの
コモレビ山へまた旅行に来ました。
キャリーは登山ツアーに向けてクラブを招集し、
例の岩壁の前で集合します。
ぞろぞろとやってきました。
シェリーその本……温泉のだね？
あとで返しましょうね。
お、今回は徐に岩壁に向かいました。
やはりスキルの基礎があると行動内容も変わるということでしょうか。
前回来たときはシェリーもジョスリンもクライミングスキルは皆無でしたから。
ああ、揃って落ちてしまった。
そこから立ち上がり上を目指すシェリー。
ちょっとちょっとちょっと、
混線してますよ。
危ないです。
三人とも登頂に成功しました。
シェリーがクライミングに成功したのは初めて見た気がする。
おめでとう。
この後ジョスリンはハイキングに行った模様。
モリー：いやーまさかあんたもこのクラブ入ってるなんてね。驚きだわ。
シェリー：モリーさあん、なんであなたが居るんです？
モリー：キャリーに誘われてね。
シェリー：はあ。キャリーってばなんて趣味の悪い人を誘ってしまったんでしょ。事前に言っておけばよかった、「ベントリー・モリーはセンスが酷いから誘わない方がいい」って。
モリー：まあそう言わずにぃ。ね？ 同級生なんだからウチら。また仲良くしましょうよ。
シェリー：お断りします……
モリー：ブレないね。
キャリー：お。登ったね？ おめでとう！
モリー：ウチぐらいになれば当然よ。
キャリー：いいねえその心意気やヨシ。
みんな通路を通って戻ってますけど、
そのまま岩壁を降りてもいいのよ？
おう。
シェリーってば本を片手に登ろうとしてますよ。
やっぱりこの子最近変ですね？？
あぁーそら落ちるわ。
夕方を過ぎました。
今日の集会は終わりにして、
最後にちょちょっと滑っていきましょう。
ついにここに挑戦するときが来ました。
エ ク ス ト リ ー ム コ ー ス
～The Extreme Course～
もうね、見るからにヤバい。
段差のほうは上級者コースより低いのですが、
それを跳んでからの着地点の斜度が急なんですよ。
怖いわこんなん……。
しかしキャリーは挑戦する女。
何事にも強気で取り組みます。
おおっと普通に滑る際は最初のジャンプ台は無視するんですね。
珍しく蛇行しています。
そういうのは初心者コースからやってくれ。
さあ低いジャンプ台を跳びました。
直後にまた高いジャンプ台がッ!!
スッと跳ぶキャリー。
慣れたもんですね。
いやいやいやでも待って。
その斜度に着地するのはエグい。
無理無理無理無理無理。
こんなん下手したら板が刺さって大事故になりますよ。
大丈夫なんですか……？
難なく着地しました……
いやあ。流石ですねキャリー。
しかしそこからすぐゴールだったためか最後は転倒。
いやあ～～～～～この距離で急に止まれは難しいって。
寧ろキャリーはよくやったほうです。
夜中。
サンディーの友人ワンダが亡くなったそうです。
怒りのあまり発火して死亡？
随分と変な死に方もあったものです。
翌日のサンディーは当然意気消沈した状態。
ただキャリーが近くにいる時だけは悲しみが紛れるようで、
ちょいちょい笑顔を見せてはいます。
キャリーの成長が翌週末に迫っていて、それまでに登山ツアーをすべく
今日もクラブを招集したかったのですが、
こうなると仕方がない。
サンディーの側にいてやりましょう。
サンディー：いいの？ 冒険後回しにして。もうあんただって若くないんだからチャンスなくなるよ？
キャリー：いいの。私のサンディーが悲しんでるんだから、そばにいてやらなきゃ。
サンディー：だ、大丈夫よぉウチは気が強いんだ。そんなことより自分の夢が目の前にあるんだから掴みにいきなさいよ。
キャリー：そう？ いいよそんなもの。あとで二倍頑張るとかすればなんとかなるだろうし。
サンディー：ならないよ。今しかない。今やれ今。
キャリー：だったらサンディーと一緒にいたいな。“今”。
サンディー：たくもうああ言えばこう言うんだからも……ありがとね！
キャリー：元気だして。ね？ そうだ雪だるま作ろうよ。
サンディー：雪だるまて。そんなガキじゃないんだから。
キャリー：たまにはそういうのもいいんじゃない？
サンディー：あんたさ、
キャリー：うん？
サンディー：慰めるの下手でしょ。
キャリー：あーわかっちゃう？ そうそう、慰めだけは下手なのよね。
サンディー：なんか微妙に距離があって心に入ってこないんだもん。あんたの言い方って。
キャリー：ごめんね。
サンディー：いいよ、許す。ウチだから許す。
キャリー：ありがと。
サンディー：お前みたいな冒険好きで食にうるさくて優しいフリしてドライなバカ、ウチでもなけりゃ面倒見られないでしょ。
キャリー：……もしわけないっ。
サンディー：でもウチはキャリーのこと好きだよ、そんなんだからね。あんたはバカで図体ゴリラだけど可愛くて弄りがいあるし、それに――
キャリー：ちょっとまって図体ゴリラって何よ。
サンディー：ゴリラじゃないのよガタイ良くて全身筋肉で。鏡見たこと無い？
キャリー：いやいやいや無い。それは無い。私でゴリラだったらシェリーちゃんなんてゴリラ以上だから。
サンディー：そうなの？ あんな華奢なナリして？
キャリー：もうすっっっごいから。二度と私のことゴリラだなんて言えなくなるから。今度一緒に温泉でも入ってみれば分かると思う。ああゴリラだって。
サンディー：地味に親友を売ろうとするなお前。
キャリー：ふう。出来たねー雪だるま。なんか見た目は季節感ゼロだけどwww 楽しかった？
サンディー：楽しかったよ。でももっかい言う。やっぱお前バカだわ。
キャリー：えぇー？ どういうこと？
サンディー：こんなんで励ませるだなんて思っちゃってさ。
キャリー：楽しかったんじゃないの？
サンディー：楽しかったよ。ウチも大概バカだわ。
キャリー：フフ。
サンディー：でも図体はあんたのほうがゴリラだよ。
キャリー：もういいよそれはww
サンディー：ねえ、このまま今日終わるのは流石に悪いからさ、ちょっとだけ滑りにいかない？
キャリー：いいの？
サンディー：いいよ。
というわけでちょっとだけゲレンデへ。
サンディーは初心者コースで練習。
もうすぐ中級者コースも行けるようになる頃です。
ずぁぁ。
キャリーはエクストリームコースへ。
願望とは関わりありませんが、もう少し慣らしておきたいんですよね。
今日も跳ぶ。
跳ぶ。
そしてコースを上級者コースに落としてまた跳ぶ。
跳ぶ。
跳ぶ。
キャリー：かァァァッ！
スキーのスキルレベルが6になり、
もう上級者コースも安定して激しく滑れるようになりました。
お陰で今日は大興奮の模様。
いやあよかったです、おめでとう。
……で、翌朝。
また例の恐怖に襲われてしまい、
ベッドを出てからずっとピリピリしています。
というか二日三日にいっぺんそれなってますけど、
サンディーが浮気なんてすると思う？
そりゃ前の旦那さんのことは忘れてないでしょうけども。
キャリー：サンディーあのさ……
サンディー：まーたいつものんなっちゃった？
キャリー：うん……。
サンディー：だーいじょうぶ、ウチはずっと一緒にいるから。昨日あんたがそうしてくれたようにね。ほら深呼吸して！ バカな考えもろともたっぷり息吐いて。ね？
キャリー：ふぅーーーーー……。
サンディー：ちょっと落ち着いた？
キャリー：うん。ちょっとね……。
サンディー：よーし、オッケー。また心配になったらウチに言いな！ 何度だって慰めてやるから。ね！
キャリー：ありがと……。
お互いを励ましあったキャリーとサンディー。
いや良いものですね。
さあ元気も出たことですし、
今日こそ登山ツアーに向けてクライミング、頑張りましょう！
イグゾォ！
