#108 亀と亀【willow】 - 水花帳　～シムとかその他とか～

Aquaです。

【前回のあらすじ】

バァン！！

aqua-flora.hatenablog.com

【主な登場シム】

ウィロー・ウォルター
Walter Willow

願望：ボディビルダー
特質：自信家　陰気　ブラザー

ウィロー七代目。
こう見えて結構動けます。

リーヴィス・クローディア
Claudia Leavis

特質：善人　怠け者　不器用
嫌いな活動：フィットネス

ウォルターの妹。
人はいいのですが如何せんグータラなところがありまして。

ドラモンド・エルミニア
Herminia Drummond

特質：外交的　大食い
好きな活動：料理

ウォルターの……恋人？
どうなの？

亀と亀

クローディアのターンです。
カフェにやってきました。

おうジェニファーじゃないですか、
最近よく会いますね。

この二人とミルドレッドは誕生日が近く、
Aquaの頭の中では三人セットみたいな扱いになっています。

ん？
となると何？
ウォルターは自分が高校生になった頃にはまだ生まれたばっかりだったような歳の差の子に手を出しかけたということですか？
危なかったねえ。

ジェニファー：どうだい例のあれは。
クローディア：全然。まず男の人の友達がいないもん。
ジェニファー：さっさとギブしなよ。その場合ってどうすんの？
クローディア：わかんない。多分私は家出るだけでお兄ちゃんのほうは継続なんじゃないかな。
ジェニファー：チッ、そうか。ペナルティでウチが代わりに入るかと思ってた。
クローディア：あーそれもいいかもねー。考えとく。いっそカテリーナちゃんも混ぜてあげようか。
ジェニファー：あいつはダメ。
クローディア：なに仲悪いの？
ジェニファー：そうじゃないけどヤだ。

周囲を見渡し好みのシムを探知。
ああ、きみどっちもいけるタイプなんだ。お母さんと一緒。
でもここに居るの皆既婚者なんだよなあ～～。
そういうの気にしないってのもアリですけど、
クローディアはいい子だからなあ、
いつかは引き下がっちゃうだろうなあ。

おい誰だ地面に埋まってるやつ。

あ、この人は大丈夫かな。
パーカー・サイモンというそうです。
こんなありきたりな名前のシムがいるとは。

ちょっとなあと思っていましたが結構いい笑顔しますね。

うん。
今までの人の中では一番芸があるかもしれません。

暫く話してみて、

あっさりと解散。
もういいんですか？

クローディア：うんなんか……うん。やっぱり私ギブアップしようかなあ。

そんなあせめて一週間は頑張ってみましょうよ。

クローディア：おっと。

いくら不器用だからって何もないところで転びかけるのは違くない？

ウォルター：どうだい、収穫あった？
クローディア：なくはないけどだんだんめんどくさくなってきちゃった。
ウォルター：いいの？　そしたらお前この家とはおさらばだよ？
クローディア：んーなんかそっちのほうが楽かなーって思えてきた。
ウォルター：そうか……早かったなあ。
クローディア：もうちょっと続けはするけどね？

めちゃくちゃ雪が降ってます。

ウォルター：お手上げ。今日は一回休みかな。

何言ってるんですかあなた。
あなたエルミニアと一応でも恋仲になったのでしょう？
有利な方が足を休めているうちに抜かされてしまいますよ。

ウォルター：ぼかウサギか。

当然のようにジムではエルミニアと会いましたが、
まあその程度。
これといって進展はありません。

むしろミルドレッドとのほうが関係が進むんじゃねえかってぐらいです。
この人どうします？

ウォルター：（うーん……どうしようか……）

ちょっとだけ帰りにブランドンとおしゃべりして、

家に帰るとなんとエルミニア待ち構えていました。
追い返す理由もないので上げましたが……。

ウォルター：それで……どうしたの？
エルミニア：どうもこうも。私達付き合ってるんでしょ？　家まで押しかけちゃ悪かった？
ウォルター：いやそういうわけじゃ
エルミニア：そうだウォルター、あなたもう夕飯食べた？
ウォルター：いや？
エルミニア：私もなのよね、なんか作って？
ウォルター：えっ……

パスタプリマヴェーラを作ってあげました。
（まあ本当は家族用に作っていたのを勝手に食われたというのが実態なのですが）

ウォルター：美味しい？
エルミニア：まあまあねえ。慣れてないでしょこれ。
ウォルター：まあこういうのは初めてかな……。サラダとかもちょっと普通のやつならまだ自信あるんだけど。
エルミニア：そう。でもいいわ、たくさん食べられたらなんでもいいから。
ウォルター：なんでもいいんだ……。

気がつくとルイーズとクローディアも集まっていました。
この後エルミニアは帰宅。

ウォルター：どうかな、僕の勝ちでいい？
ルイーズ：うーん……

ルイーズ：ウォルター、もうちょっと頑張ってみよう？
ウォルター：えっ、だめ？
ルイーズ：まだ「他よりちょっと仲の良いお友達」って程度でしょ。あの感じ。
ウォルター：う……まあ。
ルイーズ：それじゃ「恋人」とはいえないわよ。結婚まで考えてないんじゃない？
ウォルター：うーんどうなんだろうね。
ルイーズ：そこ自信持って答えられる相手じゃないと。続行よ続行。
ウォルター：そっかあ。

再びクローディアの番です。
ギークコンに来ました。
んなとこでロケット打ち上げたら周りの窓ガラスも椅子も吹っ飛ぶと思うんだわ。

それにしてもホント守備範囲広いねあなたね。

しかしその守備範囲を活かすこともできず。
ずっと映画を見ている間にお祭りは終了。
帰宅しました。

んー。
この子はどちらかといえば「面白くない側」のシムですからねえ。
面白いシムを充ててやらないと釣り合いが取れないんですわ。
でもそういうやつに限ってもう誰かと結ばれていたりするんですよねえ。

どこ直してんだおめぇ。

ウォルターの番です。
ドラモンド家に来ました。
良いお家じゃあないですか。

ウォルター：こんにちはー。

おや、悲しそうですね。
お友達でも亡くしたのでしょうか。
取り敢えず励ましてと。

まあね、とうとうジョイスもクリストファーもいなくなりましたからね。
そういう時期なのでしょう。

今日はこのまるでゴミカスのように微妙な恋愛ゲージを伸ばしていきましょう。
ルイーズの言う通り、
今の状態ではとても恋人だなんて言えませんからね。

と思ったらあっという間に逃げられました。

待て待て待て。
ちょっとお話をね？
しましょう？

エルミニア：今日はやけに積極的。何かあったの？
ウォルター：いや……やっぱりモヤモヤしててさ。
エルミニア：あら。私のこと好きじゃないの？
ウォルター：あ、いや、勿論好きなんだけど……
エルミニア：じゃあ私も好き。それでいいじゃない。
ウォルター：うん、うん……？　うん……。

エルミニア：なんか納得いってなさそうね。
ウォルター：そりゃだって……そこから進まないんだもん。不安でさあ。
エルミニア：そう言われてもねえ。抱き合ってみる？
ウォルター：あ、いや……それでってのはちょっと……気がのらない……。
エルミニア：そう？　じゃあまたにしよっか。

だめだ、四半日つきまとっても全然進まん。
一応誘惑とかもしてはいるんですけど、
これどうしますかねえ……。

ウォルター：聞いてる？
エルミニア：うん？　ああ聞いてる聞いてる。続けて？
ウォルター：聞いてないねえ食べるのに夢中だねえ……。

また逃げられました。
今日は帰りましょう。

ウォルター：やっぱり好きだってのは嘘なんじゃないかなあ……。なんで嘘ついたのかはわからないけど。……こうなったら考えがある。

あーあーあー話がややこしくなんぞおめぇ。

ミルドレッド：珍しいねーウォルターさんのほうから誘ってくれるなんて。
ウォルター：うんまあね……。きみももう飲める歳か。
ミルドレッド：あんま強くないけど。
ウォルター：まあ……今日ちょっと付き合ってくれればそれでいいから。

ウォルター：他人の心ってどうやったらわかるようになるのかなあ。
ミルドレッド：どうしたの急に。
ウォルター：いや……自分がどう思われてるかってさ、知りたいじゃん？
ミルドレッド：うん……。それだったら私も知りたいかなあ。例えば今とか。
ウォルター：い、い、いや、い、今はちょっと……なァ。
ミルドレッド：何ー？　知られたらやだ？
ウォルター：あーーーーいや……そういうわけじゃ
ミルドレッド：さっきからいやいやばっかりぃ。なんか悩みとかあるんでしょー？　いくらでも聞くよ？
ウォルター：うーん……だからってベラベラ喋れるようなものでもないしなあ……なんで呼んだんだろうきみのこと……。
ミルドレッド：私に話聞いてほしかったんでしょ。私に。
ウォルター：あー、うん。
ミルドレッド：全部話しちゃって？　ね？
ウォルター：自業自得だけど困ったなあ……

そんなところへ現れたのがミルドレッドのお母さん（シーガー・アリア）。
やばい。
下手なことする前にずらかったほうが良さそうです。

ウォルター：ご、ごめんミリー。やっぱり今日はちょっと帰らせて……。
ミルドレッド：んーもう。わかーった。なんかあったらまた言ってね？
ウォルター：うん……。

軽はずみなことはやめておいたほうがいいですね。

まあ焦らずに。
どうせクローディアのほうは進展なしなんですから。ね。

ウォルター：そうする。

ルイーズ：え、仕事始めたの？
クローディア：うん。やっぱり競争めんどくさいもん。それに他のことやってたほうがかえって上手くいくこともあるでしょ？
ルイーズ：あらまあらしくないことを言うのねえ。でもお母さんは応援してる。なんの仕事にしたの？
クローディア：布切れ評論家。
ルイーズ：嗚呼……動かなくていいから……
クローディア：そうそう。

翌朝クローディアは仕事着に着替え初仕事に出掛け――