Aquaです。
【前回のあらすじ】
パカアはティーンに狙われるわ、ダニエルは散らかすわ、親しい人は死んでいくわ、子供たちは喧嘩するわで、もうね、Aquaの頭は
ドカン。
【主な登場シム】
ウィロー・アマリリス
Amaryllis "Marie" Willow
願望 パーティー好き
特質 ナルシスト ダンスマシーン 完璧主義者
ウィロー家の始祖シム。
毎回打ち込むには長いのでマリーと呼びます。
ウハ・ダニエル
Daniel Uha
願望 ルネッサンスシム
特質 本の虫 陰気
昔パカアが引き取った子供。
元気三百倍の家族に囲まれ、心が繊細な子に育ちました。
ウィロー・ブバリア
Bouvardia "Bo" Willow
特質 陽気
種族 人魚
マリーとパカアの娘。
記事内ではボウと呼びます。
ベーア・ユキ
Yuki Behr
特質 一匹狼 オタク 盗み癖
嫌いな色 グリーン
飴ちゃんことキャンディーの妹です。
ナイトクラブで日々踊り明かす姉とは対象的な性格。
限界を迎えたナルシスト
マリーがようやく「期待の新人」から「ライジングスター」へと名声段階を進めました。
豪い時間掛かってるんですが……。
前回の誕生日会よりこちら、ダニエルとボウの関係は未だギクシャクしたままです。
パカア：ダニエル、今日はどうしちゃったの。
ダニエル：いいからほっといてくれよ……。
ダニエル：はぁ～洗面台がこんなに汚れてるじゃんかよ。ちゃんと掃除しろよみんな。
誰か来ましたよ。
ビョルグソン・セオドリックという名前のシムだそうです。
マリー：こんにちは？ もしかして、ウチらのお隣さんのビョルグソンさん？
セオドリック：ああ。姉たちに代わってご挨拶をと思ってね。
マリー：あれまあ男の子がいるとは聞いてなかったなあ。
セオドリック：父は僕の晴れ姿には興味が無かったんだろう。きっと。
マリー：上がってく？ うちにも同じぐらいの歳の子がいんのよ～。ちょっと陰気だけど。
セオドリック：確かダニエル君だったかな、是非にお願いするよ。
マリー：じゃ、あとは若モンたちでごゆっくりとね。
ダニエル：悪いね、うちのお母さん最近色々と適当なんだ。
マリー：聞き捨てならない。（←完璧主義者）
セオドリック：ダニエル君。ご近所の付き合いだ、どうしても陰気をこじらせて居ても立っても居られなくなったら教えてくれ。相談にのるよ。
ダニエル：い、陰気だ？ 俺が？
セオドリック：ああ。きみのお母さんがそう言っていた。ぼくの父も同じような性格をしていてね。扱いには慣れているんだ。
ダニエル：どこが慣れてるだよ、のっけから偉そうに話しかけてきておいて。
セオドリック：すまない。だが本当に自信はあるんだ、生まれた時から根暗親父と一緒だったからね。
ダニエル：あんたなかなか失礼だぞ？
うおおおおーーい！？
急に断りもなく入ってきたぞこの人ーー！？
（ゲージ的には）友達であるマリーのところへ一直線に向かい、なにやらイライラを吐き出しています。
すまん、ゾーイ、まずマリーに名乗ってくれ。
ああもうカオスです。
マリーは突然の訪問者に苛つきをぶつけられる、ダニエルはセオドリックと話しているのに近くにボウがいるため落ち着かず、そのボウは騒いでいます。
ダニエル：ったくなんだよどいつもこいつも。そんなに俺が嫌いなのかよったく。
ﾄﾞｱﾊﾞﾀｧｰﾝ
マリー：あああああ～疲れたあああ～。ロクに話したこともないのに急にやめてよホント～……
ボウ：うがあーーーーーっ！！ あああああああああああああああ！！！！！
パカア：……今日の晩御飯は寂しいなあ。
突然ユキちゃんが訪ねてきました。
只今夜中の三時です。
マリー：んどしたのぉユキちゃあん……
ユキ：帰れなくなっちゃって。一晩でいいから泊まらせてほしいんだ。
マリー：今三時だよぉ～？
マリー：ねえ折角だから訊くんだけどさ……
ユキ：ん何ー？
マリー：あんたらってすっごい姉妹仲良いでしょ？ あれってなんでなの？ すっごい羨ましい。
ユキ：急にどうしたの？ ……ああーもしかして子供たち喧嘩とかしちゃってる？
マリー：うん……。もうね、あの子たち毎日ギスギスしてて一緒にいて嫌んなっちゃうの……。ウチの言うことも聞いてくれないし、アドバイスしても効果ないし、ウチこんなにイカしてるのにセレブには到底及ばないし、パカアはなんかどっかの小娘に狙われて危ないし、商品宣伝してもウケないし、アクセス数ノコギリ刃みたいな形のまま伸び悩んでるし、もう嫌……。いや……
マリー：えええええぅぐうううぅぅううううもうやだああああああああああ
ユキ：そ、そんな、別に立ち上がってまで泣かなくてもいいのに……
マリー：ごめんね、ごめんね、なんか、なんかなんか、ウチ最近ずっと、ずーっとこんな感じ、こんな感じ……なっちゃって……
ユキ：ホント、大丈夫？ どうかした……？ キャパオーバーしちゃった？ 心の容量不足？
マリー：わがんないよお……ぐすん……
実は最近、マリーには「感情大爆発」というセレブの悩みが付きました。
ほんの一瞬でもネガティブな感情が湧くと、それがこのように爆発してしまう厄介な悩みです。
ユキ：取り敢えず座ろう？
マリー：よいしょ……。ふう。すっきりした。もういいわ。
ユキ：あ、ええぇ！？ あんなに大泣きしたのに！？
マリー：うん。なんかね、急に心軽くなった。あそうだユキちゃん、サイン書いてあげる。なんか書けそうなものある？
ユキ：え……はあ……
マリー：はい、現状全銀河に一つだけのウチのサイン第一号！ 大事にしな？
ユキ：う、うん……。ねえ本当に大丈夫？ マリーのあんなところ見ちゃって大丈夫だったの？？ ウチなんかが。あんなの他人に見せるとか絶対嫌いだと思ってたけど。
マリー：いいよいいよ。その代わりこれあげるから、ね、皆には黙ってて？
ユキ：あそういうことか。
翌朝。
ダニエル：おい誰だよ夜中に炬燵使ったの！ 壊れてるだろ！？ ちゃんと直してけっての。もう！！
おや、ベッドの前にノーム人形が。
ということは、今日は収穫祭ですね！
ダニエル：えっとお供えすりゃいいんだよな？
ノーム：（怒）
ダニエル：うわキレた。なんでいちいち何でもかんでもこうなるんだ。
ちなみに、ボウがやるとこの通り。
一発で喜んでもらえました。
ダニエル：また俺だけ駄目なパターンかよ。
ボウ：ダニー！ 今日あたしの誕生日だよ！
ダニエル：悪いけどあっち行ってろよ……
ボウ：えっ……。うぅーん、お祝いぐらいはしてくれると思ったのに……
ダニエル：あ、いや、その…………はあ、
ダニエル：ほら、ボウ。誕生日おめでとうな。
ボウ：ありがとうダニー……。ねえ、もし今までさ、あたしが良くないこと沢山言ってたりしたら、本当にごめんね？
ダニエル：気付いてなかったのか？ いっぱい言われたよ。
ボウ：う、ごめんなさい……
ダニエル：いいよ。悪気はなかったんだろ？ じゃあお互い様さ。勝手に傷ついてボウのこと嫌がるようになったのは俺なんだから。ほらお互い謝った。これでおあいこだ。
ボウ：ダニー……。
おや？
ノーム人形が種パックを吐き出しました。
二人へのプレゼントかなにかでしょうか。
何はともあれ、喧嘩によって悪いメモリーがつき、それによってまた喧嘩が引き起こされるという負の連鎖は終わりを告げました。
これからはずっと仲良くあってくれ。
さて、収穫祭兼ボウの誕生日パーティーを開きましょう。
主催者はマリーとパカアで、ゲストは子供たちを含む八人です。
ダニエルが自発的にテーブルをセットしてくれました。
ありがとう。
いかん、セルジオが来た！
このままではボウに反応して苛つかせてしまう！
早く！ ボウ！ 早く歳取れ！（雑）
雑に歳を取り、ボウはティーンへと成長。
ついた特質はなんと「高慢ちき」！
あれかな、ちょっとわがままに育っちゃった感じかな。
願望は「名家」です。
今のところ目標らしい目標もなく、それで高慢ちきとなると、まあこの辺りではないかと。
「夢とか無いな～。“普通に”良い家庭築いて孫とかに囲まれればそれでいいや」的な。
CASで髪と眉（と服装）をいじり、このようになりました。
整い具合はマリー譲りですが、パーツで見ていくとパカア成分が多めです。
パカア：二人共大丈夫？
キャンディー：別にそんなに怒らなくてもいいじゃん……
ホワキン：うるせえ、あれで「そんなに」もなんもあるかよお前。
パカア：まあその辺でさ……またあとにしよう？ ね？
キャンディー：嫌よ今ここで最後までいかせて。
ホワキン：そうだぜ今終わらせねえと俺らずっと喧嘩したままなんだぞ。ヤだよそんなん。なあお前？
キャンディー：うん。
パカア：思ったより冷静だった。
マリー：ぁいたぃっ。
何？
何したらボウルがそんなところに当たるわけ？？？？？
マリー：みんなー！！ お料理できましたよー！！
ウクパニポ：美味いなあこれ。スラニから泳いできた甲斐があったぜ。
パカア：えっ泳いできたの！？
ウクパニポ：おうよ。ヘケキア・ウクパニポ、御馳走と聞きスラニより 泳 い で 参 っ た ！！！ ぜ。
パカア：えぇすっごいねウクは……。僕らにはとても……
ウクパニポ：あの、冗談だからな？ 飛行機ブーンだからなホントは。
マリー：ボウ、誕生日おめでとう！ 写真撮ろ！
ボウ：いいよー？
パシャリ。
マリー：ついでにあんたも。
ソフィア：ついでにって何よ。
マリー：あとついでにあんたも。
セルジオ：いやだからついでにってなんだよ。
ダニエル：ボウ、改めて誕生日おめでとう！
ボウ：ありがとダニー！
根は一匹狼故に、皆から絶妙に離れた位置に陣取るユキちゃん。
食事のときはよく喋ってたんですけどね。
きっとキャパオーバーしちゃったんですよ。社交イベントの処理能力が。
そうこうしているうちにパーティー終了。
疲れたのか、子供たちは早々に寝ました。
マリーとパカアが二人きりでゆっくり話すのも久しぶりです。
最近はほぼ一家揃っての就寝でしたからねえ。
パカア：マリー、疲れたでしょ。肩揉むよ。
マリー：あ゛ぁ～いいわ。ありがとパカア。
パカア：ダニエルとボウ、仲直りしたみたいでよかったね。
マリー：ほんとにねえ。もう自分たちでなんとかできるようになってたんだね。……ウチらももう親のお役御免かな。
パカア：いやいやあ。もう少し見ていてあげようよ。ね。
マリー：そうだね。でもやっと余裕ができた気がするわ。
パカア：ふふふ。じゃあちょっとのんびりしようか。これからどうする？
マリー：……どうしようかねえ。
以上今回はここで終わりです。
明日も14:00に投稿いたします。
