Aquaです。
【前回のあらすじ】
私は、明記されてもいない作者の考えなんぞより楽しく奏でるほうが良いと思う。
【主な登場シム】
ウィロー・クロエ
Chloé Willow
願望:パーティー好き
特質:クリエイティブ ナルシスト 陽気
ウィロー六代目。
特質に違わず喧しく過ごしています。
なんでもいいから私を見ろ!!
アニタとコートニーが亡くなりました。
前回でほぼ死んだも同然だったアニタはともかく、
そうですかコートニーもこのタイミングですか。
お疲れさん、向こうでゆっくりグータラでもしていてください。
五人も産んだのもあってかなり長生きでしたねえ。
(まあこの世界には八人も子供産むことで長寿を得ている人もいますけど)
クロエにとって母親の印象は薄かったようで、
コメディ&いたずらフェスティバルの最中に訃報が届いてもあんまり動じていません。
それどころか意気揚々とジョークチームに参加してます。
ガチャ
クロエ:んあぁ?
ガチャガチャガチャ
クロエ:なにこれ……っ!
ガチャァン
クロエ:んえぇえい! 何が「お箸」だこんなもん! 人間にはナイフとフォークとスプーンって道具があるのにこんなもん使うとかあ! お猿さんかっての!
クロエ:はあ。でもこれは美味しい。うん。おいしい。
ジョークをきめるクロエ。
あんまりコメディスキルは高くないんですが、
ウケているようで何より。
なんか「あり得ないソーセージ芸」とかなんとかを披露したそうです。
なにそれ。
クロエ:こないだのことなんですけどね? 実は私……
自信がついたのか、そのままマイクを持ちジョークを並べ始めました。
とにかく目立ちたいんですねあなた。
ヴァイオリンでもコメディでも、なんでもいいからとにかく注目されるのが好きなんですな。
割とお年寄りにはウケてるっぽい。
気がついたらいつの間にかジョークチームが勝っていました。
コメディマイクを頂いてしまいましたよ、どうしよこれ。
クロエ:嗚呼疲れた……。かえろ。
さて、翌日。
クロエはカフェの入口前でヴァイオリンを披露することにしました。
前回は散々でしたけど、今回はどうでしょうね。
実はこの直前、クロエはエンターテイナーとして就職していました。
皆に見られたいならやっぱりそういうお仕事ですよね。
あっ。
バーサ……
っとっと。
クロエを確認するや回れ右して帰りました。
そりゃな、前回あんな風に喧嘩してたらな。
ここでの演奏は割と好評で、
かなり沢山、それも何度もチップをいただくことが出来ました。
良かったじゃないかクロエ。
クロエ:やっぱ都会人って感性が鈍いんだねェ~! こっちの人は真の芸術をよく分かってる。安心した。
単にクロエのヴァイオリンの腕が良くなっただけなんじゃないかなあ……?
もうスキルレベルも7に到達しましたし。
あ、でもお姉ちゃんからは不評みたいです。
まあね、ヴァイオリン嫌いだもんねこの人。
アビー:かァーッ! 信じらんない! うちから青のバイオリン消えたなと思ったらこいつが持ってってたとか。センス無いわこいつ。
この日は夜まで弾き続けました。
帰りは近くのナイトクラブで一踊り。
在りし日のマリーのように、フロアの真ん中で踊っちゃいます?
あの時はセレブに夢中で誰もマリーなんて見ていませんでしたけど。
残念。
今回もあまり注目されませんでした。
綺麗にそっぽ向かれてる。
クロエ:ったくこの分からず屋共が……。私を見ないのはかなりの重罪なんだぞ? もういい、疲れた。寝よ。
クロエ:バジル~~~ベッド貸して~~~。
バージルの家がこの近くにありましたので、
今日はここで一晩休んでいくことにします。
クロエ:ぐう。
バージル:まったくさあクロエのやつ。勘弁してくれよ~うちはベッド一つしかないんだぞ?? 俺はどこで寝りゃいいんだよ一体。勝手なやつだなぁ~~!
寝坊しました。
初出勤で大遅刻です。
案の定、恥をかいて帰ってきました。
きっと職場でもアピールしてたんだろうなあ。
大遅刻したくせに。
夕方は昨日とはまた別のカフェでヴァイオリンを披露。
魔の悪いことに、お客が見事にバイオリン嫌いな人ばかりだったため
大したアレにはなりませんでした。
そして帰りはやっぱり踊っていくと。
クロエ:別にバイオリンじゃなくてもいいんだよ、とにかくなんでもいいから私を見ろってね!
後ろの人達全然見てませんけど。
またアビーがいる。
お姉ちゃん的に今のクロエってどんな風に見えるんでしょう。
ていうかはっきりいってクロエって末っ子感無いですよね。
どっちかというとバージルのほうがそれっぽいかも。
あいつおめめクリクリだし。
翌日の出勤では、何か自信をつけたようです。
取り巻きを脅迫して得たんですって。
なんしたんだこいつ。マジで。
ジョイス:やあクロエ。どうやら私ディーンのことが好きになってしまったらしいんだ。もしきみなら……あ、アタックするかね。教えてくれ。
クロエ:自分で考えなよそれは……。
ジョイス:け、け、けどさ、一応きみからすれあ兄貴分だろう? 勝手に手を出すと嫌だったりしないのかい?
クロエ:あーしないしない! 私じゃなけりゃ誰がどうなろうと別にいいから! 好きにしな!
ジョイス:じゃ、じゃあ、こんどね、声かけてみるよ。
いやあまさかそう来るとは思いませんでした。
ジョイスとディーンか。いいんでない?
Aquaは応援しますよ?
さて、普段のスパイス・マーケットにやってきました。
今夜はここで演奏するとしましょう。
ていうかあんたよく見るとガタイ良いですね。
顔が四角いというのは置いておくとしても大柄に見えます。
クロエ:あぁー? デブって言いたいのー? 実際私運動しないし。
そうだよ。
おや、誰かと思えばアメリアじゃあないですか。
あんたギターも弾けたんですねえ。
困ったな、これじゃあクロエの演奏が埋もれてしまいますよ。
止めないと。
クロエ:はい? 埋もれるのは向こうじゃなくて?
悪いけどこの人結構上手いですよ。
お。
演奏やめました。
ではその隙に誘い出し、
空いた場所を乗っ取って弾くとしましょう。
すまんなアメリカ。
これだけ何度も演奏しているとクロエも上手くなってきておりまして、
もうたどたどしさや雑な音などはなくなりました。
あとはここから更に磨くだけだな。
クロエ:流石私でしょ。なんたって万物一だもんね。
いや万物一でなくても練習すればこれぐらいやれると思う。
過去一良い演奏をしたはずなんですが、
ものの見事に誰一人集まりませんでした。
なんなら向こうのバスケのほうが人気。
クロエ:これだから都会人は。ネズミ捕りに掛かるネズミか。
もういいです、カレー食べてまたジョイスの家に泊めてもらいましょう。
しれっとポジション取り返されてるし。
クロエ:はぁ~あ。都会ってのはホントにセンスがない。何にもないただの光に寄ってくる虫みたいなやつしかいない。私のほうがよっぽど色んなもん持ってるのに。
クロエ:か(略
帰る前に熱唱していきました。
良いと言えるレベルではありませんがたまたまタイミングが良かったのか……
なんと早くも期待の新人になりました。
早かったなあ~。
過去最速です。
クロエ:ジョイス! 一晩泊めて! いいね! もう部屋空いたもんね!
ジョイス:空いたとかいう言い回しはやめたまえ。
クロエ:なんでもいいからベッド貸して~ん。
ジョイス:まあ……拒みはしないが。
クロエ:あっ。そーだ! ディーン兄ちゃんのこと好きって言ってたじゃん?
ジョイス:ああ。
クロエ:なんならこの私が手伝ってやろうか。
ジョイス:きみが……? 私が私がしか言えないきみが?
クロエ:何か悪かった……? きっと上手くいくと思うんだけど。
ジョイス:不安しか無いよ。
クロエ:そうなの?
ジョイス:まあ、あゎ、会わせてくれるだけでいい。同じ場にいればあとは勝手に……や……やらせてもらう。
クロエ:わがっだ。二人を居合わせれば良いんだね。
ジョイス:ああ。そこだけ頼むよ友人。
クロエ:おーけーおーけー!
今回はここでおしまいです。
見事にスクショがクロエばっかりでしたがまあ。
他でもないクロエだもんな……。