水花帳 ~シムとかその他とか~

PC版『The Sims 4』をのんびりと遊んでいます。 のーんびり、です。

#86 「私が私が」鬱陶しい!【willow】

Aquaです。

 

【前回のあらすじ】

ひたすらクロエがヴァイオリンを弾くだけでした。

aqua-flora.hatenablog.com

 

【主な登場シム】

ウィロー・クロエ
Chloé Willow

願望:パーティー好き
特質:クリエイティブ ナルシスト 陽気

ウィロー六代目。
特質に違わず喧しく過ごしています。

 

アトキンズ・ジョイス
Joyce Atkins

特質:自信家 被害妄想 嫉妬深い

クロエの友達。
誕生日も全く同じなんだそうです。

 

ローズ・ディーン
Dean Rose

特質:クリエイティブ 物質主義 天才

クロエの年上の甥。
同じクリエイティブでもこちらはイラスト派。

 

「私が私が」鬱陶しい!

朝食を取っていたら、近くからヴァイオリンの音が聞こえてきました。

クロエ:……

 

クロエ:ちょっと! 気が散るからやめてよ。朝からそんな頓珍漢な音出してさあ。

 

勿論講義されましたが聞く耳持たず。
クロエは最近ずっとこんな調子ですが、
とにかく自分より目立つ人がいるのが気に食わないのです。

 

そして場所を奪う。

クロエ:え、私? 私はいいの。上手いから。あんな一般人と一緒にしないでェン♪

 

……と、そんな具合でいつものようにヴァイオリンを弾いていると、
後ろの方から喧しい声が聞こえてきます。

 

ああ、デモ隊か。
何を訴えているんでしょうか。
物事に対して声を上げるのは大事ですけど、
やればいいことをやらないで喚くだけはどうかと思いますよ?

 

クロエ:こら!!!!! うるさい!! 人がそこで演奏してたんだから邪魔するなって!!

 

クロエ:あんたがリーダーか。朝っぱらからギャーギャーと騒いで迷惑でしょうが。

無論反論されますがやはり聞かない。
クロエは参加とかしないんですか?

クロエ:なんでよ。私なんも不自由してないよ? もっと私を見ろーっつうデモならやるけど。

 

抗議が終わって戻ってみると、場所を取り返されていました。

 

クロエ:だから!! 私より目立つなっての!!

 

ロマンスフェスティバルが始まりました。
前回のジョイスの相談がありましたので、
いっそディーンと一緒に連れてくることに。

 

クロエ:ディーン兄ちゃんおひさー。最近どうー? 彼女とかいるー?
ディーン:えっ……いや、いないよ。クロエは? いないの? 誰かいい人。
クロエ:いないよ? この私に釣り合うシムなんてそうそう! 声かけてくる身の程知らずはいっぱいいたけどね、ダメ。どいつもこいつもダメだったよ。
ディーン:(誰にも相手されてないんだな……)

 

ジョイス:……だ! っは。息゛が詰ま゛ったよ。
クロエジョイスー折角私が呼んであげたんだから声掛けな?
ジョイス:あ、ああ、そうするつもりだよ。けど……けど……! ちょ゛っと゛待゛ってほしい゛。
クロエ:何でもいいから話し掛けなよ。初対面でもないでしょ別に。
ジョイス:だ、だから……ちょっと待って……!

 

そのまま夜になっても一向にジョイスはクロエから離れません。
ディーンは屋台やら色々回っているんですが。

 

クロエ:(ったく早くしなさいっつの、この私が場を用意してやったのに。これじゃ私居る意味ないじゃん)

 

ディーン:いやあ人いっぱいだよね。皆浮ついてばっかりでこっちまで頭おかしくなっちゃうよ。
ジョイス:う、浮ついたのは嫌かい……?
ディーン:うーん? 形のないものに興味はないね。
クロエ:よくそれで絵描きなんかやってられるよね。
ディーン:物を生み出すのが絵描きだよ? 最高じゃないか。
ジョイス:絵かあ……。ディーンは、さ、どんな絵が……好きなんだい?
ディーン:んー。クロエの家からもらったやつが好きだな。生き様ってやつを絵にするとああなるのかなって思うよ。
ジョイス:へ、へえ……。
一同:……。
クロエ:(今度見させてもらえって!)
ジョイス:(だってああ言われたって私絵なんて興味ないし……!)

aqua-flora.hatenablog.com

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話があまりに進まずこれでは埒が明きません。
そういえば、ここにはさくら茶というものがあるのを忘れていました。

 

が、なんとこれを飲むや否や、
ディーンがさっさと帰ってしまいました!
なんということでしょう!

 

クロエジョイス……
ジョイス:な……な、なにかな? 帰っちゃったね。

 

クロエ:お前ェーーッ!! 私が! 折角私が兄ちゃん連れてきてやったのに! も全然声掛けないし付き纏いもしないとか!! 馬鹿にしてんの私のこと!!

 

ジョイス:待て、ちょっと待て!
クロエ:待たない! 私さっきまでスパイスマーケットのほうでバイオリン弾いてたんだよ!? それわざわざやめて! わざわざあんたのためにこうしてやってきたのに!!
ジョイス:わ、私は……っ、なんかしてくれとは言ってない!! 今日のは自己満足じゃあないかきみの!
クロエ:言ったでしょ「手伝って」って!
ジョイス:こっちからアタックするべきかを訊いただけじゃないか! それを後できみがうちまでやってきて、「手伝ってやろうか」なんていうから!「会わせてくれるだけでいい」って。
クロエ:だから会わせてやったんじゃん!!
ジョイス:そこから先は求めてない! きみの勝手なおせっかいだ! 全部! それを「馬鹿にするな」とはどういう了見だ、この万物一のナルシスト!

 

ジョイス:はあ……。もうきみには頼まないよ。そ、相談する相手を間違えた。もういい帰りたまえ。これから自分が深く関わる相手はよく考えることにする。

見事に悪いメモリーがついてしまいました。
消えない恨みと心の痛みだったかな?

 

ジョイス:なんだい、帰れと言ったんだ。まだなにか?
クロエ:え、いや、関わる相手は選ぶって。いいの? 私はウィロー・クロエだよ? 今私を手放すとあとで後悔するけど。
ジョイス:知ったことじゃない。もともときみのような才能豊かな人間は嫌いなんだ。きみには恩もあるから多少は我慢するが、暫く私の前に現れてくれるな。

 

翌日。
前回と同じカフェで演奏します。

 

期待の新人になったからでしょうか、なんか寄ってくる人が少し多くなったような……?

クロエ:都会人と違って見る目があるのはいいけどさあ、私の演奏聴かないで喋るんだったらどっか行ってくんない!?

 

おおっとそこへ誰かと思えば前々回のバーサが現れました。

バーサ:(あら。この間はあんなこと言っていた割に意外と良くなってる……?)

 

クロエ:……。
スッ(ヴァイオリンを下ろす)

 

クロエ:あんた、私が弾いてるのに何他の連中とベラベラ喋ってんのよ。ねえ。
バーサ:いった……

 

バーサ:ホント嫌な人。少しは良い演奏をするようになって色々反省したのかと思いましたけど、そんなことないのね。見直しかけて損しました。
クロエ:勝手に見直しかけて勝手に失望しないでくれる? というかこの私相手に失望するなんて頭おかしいよ?
バーサ:どうとでも言いなさい。

 

クロエ散れオヤジ共ーーッ!!

 

クロエが昇進しました。
飛び入りコンサートの常連ですって。
まだそんなレベルなのか……。

でも、「期待の新人」には合ってますよね。

 

ディーン:あのさクロエ、誰からとは言わないんだけど、きみのことがどれだけ嫌い化って話を聞かされたんだ。もうちょっと親切になった方が僕はいいと思うな。
クロエ:何の話?
ディーン:嫌われると危険な道を歩むことになる。そういうことだよ。
クロエ:私が誰に嫌われてるっていうのさ。

 

ディーン:あ、そうだ、僕近所のイームズ・ケイリーって奴のこと気になってるんだけど、これは恋かな。きみならどうする? アタックする?
クロエ:知るかい! そんなに私の親切を無駄にしたいんだったらアタックすれば!?
ピッ!

 

とうとうヴァイオリンのスキルがレベル8に到達し、
ようやく作曲ができるようになりました。
長かったあ~!

あとここへ来てやっとスウィングが弾けるようになったはちょっと遅いと思うの。

 

クロエ:銀河一の曲を作ってやろう。これで私の名声鰻登り!

クリエイティブな彼女がもともと好きなのは音楽ではなく、創ること。
ようやく本来の特質通りの行動が取れるわけですなあ!

 

クロエ:あ、ケイシー? ちょっと遊びに行かないー?

 

久々にケイシーに会いました。
聞くところによると、どうやらまたきょうだいが生まれたそうなんです。
ケイシーは四人目で今度の子は八人目。
いやあ。元気のあるご両親ですこと。

ケイシー:なんだい、アトキンズと喧嘩したのかいアンタ。
クロエ:んー。そうなんだよねー。当分は会ってくれなさそう。
ケイシー:どうせ「私が私が」言い過ぎたんだろ? 言われなくても分かるよ、アンタのことだ。

 

その後暇を持て余したのでナイトクラブへ。
都合よくディーンも同じタイミングで来ました。

 

クロエ:ディーン兄ちゃんさあ、きのうの電話なにあれ。
ディーン:えっ。何か悪かった?
クロエ:なんのためにこないだ私がロマフェスにジョイスと呼んだと思ってんの??
ディーン:え、二人は友達なんでしょ? 一緒に楽しみたかったのかなって。
クロエ:はぁー!? あいつが兄ちゃんのこと気になってるからだってなんでわかんないかなあこのバカ。物にしか興味ないってホントなんだね、見事にあいつの気持ち理解できないんだもんね。
ディーン:バ……なんてこというんだ!?
クロエ:はぁーあ! とうの二人がこのザマじゃダメだわ! 私が手伝ってやったのが全部ムダ! はァー!
ディーン:……クロエ、「私が私が」ばかり言うのはどうかと思うよ。流石に僕でも鬱陶しい。
クロエ:はぁ? 何。私ウィロー・クロエなんですけど。端くれとはいえセレブの一員。そこらの凡人とは違うんだよ? そんな人を無駄遣いするなんて有り得ないでしょ。
ディーン:なんてことだ……クロエが歪んでしまった。

 

ケイシーが堂々と歌を練習しています。
ひどい歌声です。

 

クロエ:どいて下手なんだから。私がやる。
ケイシー:はいはい。

 

ケイシーに代わりそれなりに上手そうなジョークと、
もう雑音一つない澄んだ音のヴァイオリンを披露するクロエ。
やはり注目株の座はパフォーマーとして譲れません。

 

が、突然の訃報!

姉アビーが亡くなりました。
カウプラントというウシ植物に飲まれてしまったようです。

 

もともと老いていた母親はともかく、
姉の事故死は流石にショッキングです。
帰ってその死を悼みましょう。

今回は以上です。

本来はここで今年の更新は終了ですが、
この終わり方ではあまりにも縁起が悪いため、
明日、番外編をお送り致します。
それでは。

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