Aquaです。
そろそろ何も考えずに普通にプレイしたいです。
第二部で好き勝手やりすぎた結果、後始末がこんな面倒なことに……。
【前回のあらすじ】
兄妹集合した結果、喧嘩祭りに……。
【主な登場シム】
ウィロー・ベル
Bell Willow
願望 ソウルメイト
特質 悪人 一匹狼 嫉妬深い
ウィロー家三代目候補。
ものの見事にマイナス特質の塊ですが、元気にやってます。
ウハ・ダニエル
Daniel Uha
特質 本の虫 陰気 家族志向
好きな色 ブルー
ベルの義兄。
なんか彼が居なくなったら一気に人間関係が崩壊しそうなんですが……。
去りゆく者たち
わあ見て下さい川の向う。
なんもないわ。
老いた悲しそうなアイリーンが青く光っています。
これってもしかしてエイリアンの特徴なんでしょうか。
さて、ところ変わってコメディ&いたずらフェスティバル。
現状、いたずらスキルを上げないと昇進は有り得ません。
幾ら根が人嫌いとはいえ、こういう環境なら堂々といたずらできるんじゃないでしょうか。
なんたって悪人ですからね。
というわけでいたずらチームとして参加。
そういや以前は一緒に来たブリタニーがコメディチームで参加してましたね。
実は何度も参加しておいてこのお祭りのことはよくわからないんですが、
確かいつも花火やってるシムがいますよね。
ベルもやってみましょうよ。
花火を一式購入しました。
いやそこでやるんかい。
不発かい。
他の花火はちゃんと点火できました。
打ち上げ式のもあるんですね。
あとはこれ。
これは杖状の線香花火ですかね、ぶんぶん振ってずっと眺めてましたよ。
楽しそうです、女児かな?
で結局花火あそびをしていたらいつの間にかフェスティバル終わっていました。
運良くいたずら側で終わったので色々手に入りましたが、
これじゃ本末転倒です。
帰って作物とおはなし。
これやってるときが一番穏やかです。
さて、育ての親ケイシーが亡くなりました。
今日も仕事で色々悪いことをやって帰ってきた矢先の訃報でした。
ったくボウがティーンになった頃はこんな筈じゃなかったのに
よくも引っ掻き回してくれたなぁ!!
(ありがとう、ゆっくりおやすみ。楽しかったよ)
冬祭りです。
知ったこっちゃねえです。
感情関係なくいわゆるクリぼっちだぞこっちは。
通りを見てみると、ファーザーウィンターっぽい服装をしたシムで溢れています。
まあ一部普段着や冬着のシムもいますが。
しかしアーヴィングが着ているこの服いいですね、普段でも充分着られる。
冬祭りなんて知ったこっちゃねえ。(2回目)
こちとら畑仕事で忙しいんじゃ。
ベル:でもやっぱり羨ましい。みんなこの後大事な人と過ごすんだろうなあ。ウチにも大事な人が……隣にいたらな…………ブリティ……
どうせ今のままだったら鬱陶しいって言われるのがオチですよ。
ベル:そもそもなんでウチらは姉妹なの。一緒に住むまでただの仲いい友達だと思ってたのに。なんで姉妹なの。てかなんでブリティ作ってからすぐウチも作ったわけ?
なんででしょうね……なんでだっけ……ボウのスペアかな……
一族プレイをするならマリーの血は残さなきゃならないし……
ベル:ウチを人として見てない言葉があった気がする。
人じゃないだろシムは!?
クリぼっち上等……とはいえ、
で独りのところにファーザーウィンターが来るのもあれです。
バーで時間を潰すことにしました。
ベル:どうせウチ悪い子だからプレゼントなんてもらえないし。
それもそうですよね。
ベル:あんたも悪い子だからな。
どこがだよ言ってみなさいよ。
おやジムトレーナーさん、お仕事上がり?
ジム隣ですもんね。
今日はゴーストたちがやってくるようです。
まあどうせ生者はお互いに夜を楽しんでこんなとこ来ないでしょうからね。
(ジムトレーナーさんが死者だと申すか)
お向かいに座りましたが全く気づく気配なし。
ベル:ウチとしてもまあありがたいかな。
折角なんだしおはなしすれば?
ベル:やだよ邪魔になって殴られたらどうすんの。
それぐらいで人を殴るのなんて悪いシムぐらいしかいませんよ。
早くも三杯め。
これはビールか何かでしょうか……ベルにしては珍しいものを飲んでますね。
わーお、冬親父さんこんなところまでおいでですか。
しかもベルの向かいに座ってる。
いいじゃないですか、折角ですしなんかお話するとか――
ベル:折角だから断る。
そういえば全く関係ない話ですが、この二人姉妹なんだそうです。
姉のゴーストのほうは確か以前、滑落死通知ラッシュ(そんなラッシュやだ)があった頃に名前が出ていた記憶があります。
いやびっくりでしょうね、若くして事故死した姉がゴーストになって自分のドリンク飲みに来るとか。
まあでも今までだってナイトクラブで死んで速攻踊りに来るシムとかも居たからどうだろうな……。
いやあ気がつけばゴーストがいっぱい……ん??
まって? あの後ろ姿もしかしてノーマじゃないですか!?
やっぱりそうだー!
懐かしいなー! お元気ー?
今操作してるのはベルなんで話しかけませんが、まあゆっくりしていきな。
逢えてよかった。
ベル:うう……
飲みすぎたかケイシーの死を引きずっているのか、気分悪そうですね。
夜風にでもあたると良いですよ。
げ、ボウだ。
もう彼女もシニアですか。
突っかかる元気もないようです。
おや、あれに見えるはレベッカじゃないですか。
お一人様だったんですね、ちょっとお話でも――
逃げられました。
ベル:ま、まあ……ただ歩いてただけだし、変に話しかけたら悪いよね……ふふ……。今日はやめとこ。
んもう! あなた悪人ですよ!? 悪いのなんて気にしないでしょ!?
ベル:それはどっちかってと意地悪なやつのほうだから……
その違いがわからん。
翌朝は雨です。
どんよりしてます。
このワザとらしい雨雲!
こんな日の畑仕事は雨が止む合間を縫って行うほかありません。
そこへダニエルがやってきました。
ベル:ダ兄も老けたねえ。
ダニエル:ああ。もうそろそろおれも終わりだろう。
ベル:そうなるか。
ダニエル:長老としてはもう皆が仲良くすることだけが最後の望みなんだが、どうせおまえたちは叶えてはくれないんだろ?
ベル:そうだね。あの姉は一生尽きても許さないし、ブリティは何が何でも取り戻すつもり。
ダニエル:うぅん。まあ許してやれとは言わないし、忘れろとも言わないよ。けどなあ、
ベル:けど?
ダニエル:おれはこの人生を通して理解したよ。「家族は一緒にいるのが最上」だ。だが「一緒に居て不幸なら一緒に居ない方がいい」。おまえなら分かってくれるかな。
ベル:まあね。
ダニエル:だがベル……
ベル:なに?
ダニエル:「一緒に居て不幸」だから一人で居続けるのはわかる。だが、どうして「一緒に居ないのに不幸」になる必要がある?
ベル:うん……?
ダニエル:おまえは一日どれぐらいブリタニーのことを考えて過ごしてるんだ?
ベル:うーん…………ずっと。あの子がいないと生きるのつらいから……。
ダニエル:そうかずっとか。ならその間に、彼女と仲違いを収めて「一緒に幸せ」になる案は浮かんだか?
ベル:えっ……全然。そういえばそんな事考えたことなかったかも。
ダニエル:それでは何も変わらんよ。これから何か浮かぶと思うか?
ベル:無理だよ。ブリティのこと考えてたらその……頭回んない感じするし。正直。
ダニエル:じゃあもう考えるのはやめて、他の人を拠り所にすることだよ。ブリタニーがしつこいお前を避けたように、しつこいお前が好きな人は探せば必ずいる。大丈夫、友達が見つけてくれることもある。おれがボウの紹介でライリーと知り合ったようにな。
ベル:……見つかるかな。
ダニエル:そこは、お前と、お前の人脈次第だ。友達と知り合いは手放しちゃいかん。いいね?
ベル:……はあい。
ダニエル:あ、そういやおまえ、仕事は何してるんだ?
ベル:え? え、あ、え、あーーーちょっとね、ゴミ処理業かな。
ダニエル:おうそうなのか。ああいうのはならず者共が独占しているイメージがあったんだが、巻き込まれないようにな?
ベル:あ、うん。
ダニエル:おれとしては、怪我をする前にやめてほしいけどなあ。まあ一人前の大人に口出しするもんじゃないのは分かってるんだが。
ベル:大人……
ダニエル:そうだ。大人といっても大したもんじゃないよ。ここはこんな世の中だ、好きなことをして生きていい。お前趣味はなんだ?
ベル:……土いじり。
ダニエル:うんうんいい趣味だ。楽しめ。だが他人に迷惑はかけないようにな?
ベル:……わかったよ。ダ兄。
ダニエル:さて、もう行かなくては。
ベル:え、もう? 早くない……?
ダニエル:友達を待たせてある。口うるさいやつでな、どうせ後で「友達を待たせるとはどういう了見だダニエル君、そんなに楽しかったか」とかなんとか言われるに決まっとるわ。
ベル:……そっか。
ダニエル:あんまり居てやれんで、悪かったね。
――
二日後、ウハ・ダニエルは世を去りました。
手違いでパカアに引き取られて始まった彼の人生。
ボウと喧嘩をしたあの誕生日もはるか昔。
父は他所に子を作り、
恋人ライリーと一緒になり子供まで作るも仲違いし、
娘には先立たれ、
妹たちは喧嘩ばかり。
そんな中で、彼は最後まで誰一人家族を見捨てませんでした。
どれだけ皆の助けになったことでしょう。
お疲れ様でした。
これからは好きに本でも読み、ときにうるさいセオドリックと語らいながら、ゆっくりお休みください。
あ、でもね、ダニエルってば最後に置き土産残してったの。
ほらみてこの右端のライリー。
あのじじい腹上死でもしたんか??
服装どころか行動までおもしろおじさんと同じなんですが??
では、今回は以上。
また次回。