Aquaです。
我ながらふざけたタイトルだなあ。
なにが「どうする」だ。
【前回のあらすじ】
良い人が見つかりました。あとは距離を詰めるだけ。
【主な登場シム】
ウィロー・ウォルター
Walter Willow
願望:ボディビルダー
特質:自信家 陰気 ブラザー
ウィロー七代目。
こう見えて結構動けます。
リーヴィス・クローディア
Claudia Leavis
特質:善人 怠け者
嫌いな活動:フィットネス
ウォルターの妹。
人はいいのですが如何せんグータラなところがありまして。
ウィロー・ルイーズ
Rouise Willow
特質:島の子供 アクティブ 家族志向
好きなもの:イエロー キッズラジオ バイオリン
ウォルターたちの母。
数時間だけ、クロエと結婚していました。
どうするウォルター
ああもうほらぁー。
冷蔵庫空っぽですよ。
ちゃんと最後の人が作り置きしておかないからあ。
クローディアがようやく自分で作るようですが、
ご覧の通り。
しかも学校の時間が来てしまったので、
食いさしの状態で出ていくことになりました。
ウォルター:どうせ食べきる時間がないんだったらいっそ全員分作ってくれればよかったのに。気の利かないやつ。
こういうことが毎回起こるだろうから、
前回「料理嫌いと一緒に住むのはやめておけ」と書いたのです。
きっと先に起きても作りすらもしないでしょうよ。
ウォルター:叔母さんいい曲作るな。
ルイーズ:あら。クロエの曲聴いてるの?
ウォルター:んー考え事するにはいいなって。
ルイーズ:あら何をそんなに考えてるの? 話聞くわよ?
ウォルター:いやもうちょっと一人で悩ませて。
今日はクローディアの誕生日です。
友達二人を招きました。
はいクローディアが若者になりました。
追加の特質は「不器用」。
見事にお人好しなだけのダメ女になってしまいました。
たまにはこういう露骨に欠点が目立つシムも良いですよね。
なお曾祖母。
あーー……
すっかりミルドレッドに懐かれていますね。
ウォルター君、
そうやって真面目に相手するからこういうことになるんですよ?
ウォルター:(でもこの子だってタイプだし……)
あなた自分がどれだけ贅沢な立場にあるか分かってるんですか?
妥協で子供作ったひいおばあちゃんを見てみなさいよひいおばあちゃんを。
ウォルター:(いやどんな人か知らないし)
あっ、おい!!
とうとうお前……恋愛ゲージを生やしよったな!?
こーーりゃあーーお前、
後々あとで面倒なことになりますよエェ??
ベル:そうだくっつけ。さっさとブリティの子孫とくっつけ。
おう何出てきてんだ引っ込んでろよ欠点ばっかりだったひいおばあちゃんはよォ。
ルイーズ:クローディア……あなた運動もしっかりやりなさい?
クローディア:嫌だよお……。運動とか嫌いだもん。
ルイーズ:そうは言うけどねえ、あなたがブクブクに太って笑われるところなんて、お母さん見たくないのよ?
クローディア:太らないよそこまで。大丈夫大丈夫。でもありがとう。
ジムに来ました。
ウォルター:しっかしクローディアの奴……父さんは冒険好きで母さんはあのアクティブさがあって、僕だって体鍛え上げるって夢のためにトレーニングしてるのに。なんで一人だけあんなになっちゃったんだろう。
十中八九クロエの影響でしょ。
わあ……こんなところにまでミルドレッドが。
ウォルターのことが好きなのはわかりますが、
服ぐらい着て?
困りましたね。
ある程度動いたらエルミニアに声をかけようと思ったのですが、
この状況でそんなことしたらなんて思われるか。
ところであなた残りの特質何?
海の子ですか。
「アウトドア好き」「外交的」「海の子」。
なるほどなるほど……。
んー面白くねえな。
アクセントがほしい。
コレスシー。
えぇ……??
お箸で食べるんですか……?
お手々で一口ぱくっといってしまいなさいよ。
ウォルター:クッ……ああっ……! つ、つかめない!
そらそうだろうよ。
寿司ですよ??
エルミニアはトレーニング中です。
しかもバーサの息子が横で指導しています。
流石にこれで声をかけるなんてことはできませんね……。
結構経ってからようやく空きました。
が、今度はウォルターが真面目にトレーニングをしているので動けず。
流石にランニングマシンに跳ね飛ばされる回数が増えてきました。
体を休めましょう。
おや、さっきのお寿司食べてくれるんですか?
嬉しいですねえ。
ウォルター:その握りさ、僕が作ったんだ。どうかな……美味しい?
エルミニア:えほんと?
エルミニア:ン~確かに美味しかった。魚のさばき方が良いのね。
エルミニア:でもそうね……ちょっとあれじゃあ少なかったわね。
ウォルター:そうなの?
エルミニア:そうよそう。私の胃袋を満たすにはもっと沢山出してくれないとね。
ウォルター:難しいな……。我が家ではあれで足りてたから……。
エルミニア:少食一家なの? それとも私が食い意地張ってるとでも?
ウォルター:ああ、いや、そんなことは
エルミニア:フフ冗談よ。また今度美味しいもの食べさせて。
ウォルター:あー、うん。わかったよ。
ウォルター:(あれ……なんか上手く行きすぎているような気が……。なんで僕が彼女の胃袋を満たすって話になったんだ?)
ウォルター:広い……。やっぱり僕にこの家は広いなあ……。
ウォルターは、ちょいとクローディアに訊ねてみることにしました。
ウォルター:ねえ、この家欲しい?
クローディア:え「欲しい?」って何?
ウォルター:この家は僕にはちょっと広くてさ……。そのうち出ていこうかなって考えてるんだ。
クローディア:でも叔母さんから譲られたんでしょ? いいの? そんなことして。
ウォルター:叔母さんはいいって言ってくれた。ただ問題はクローディア、他でもないお前なんだ……。
クローディア:私が問題なの? なんで?
ウォルター:お前はいっつもぐーたらしてて正直心配になる。こんな広い家に置いていくより、むしろお前こそどこか過ごしやすい家で自立したほうが良いんじゃないか? って思ってね。迷ってるんだ。
クローディア:はあ。嫌よ流石に。
ウォルター:ていう話があってさ。母さんどう思う?
ルイーズ:そほほんなのウォルターが独り立ちしてクローディアが残ればいいじゃなぁい。お互いの望みが叶うわよ?
ウォルター:それはそうなんだけどさ……。
ウォルター:ただやっぱり、クローディアがこのまま腐っていくのはちょっと嫌なんだ。人柄がいいだけにさ。
ルイーズ:その気持は分からないでもないわ。確かにちょっと鍛えるべきね。
ウォルター:でしょ? 全然家事しないし手伝ってもくれないもんね。これじゃあやってけないよ。
クローディア:そんなに言われると私嫌になっちゃうよ?
ルイーズ:ベタなセリフだけど“あなたのためを思って言ってるのよ?”
ウォルター:あと僕はほら……許可を貰ったとはいえやっぱり家を出て良いのかなって思いもあるんだ。いつか子供を作って継がせるって役目もあるわけだし。
ルイーズ:難しいのね意外と。
ルイーズ:じゃあそうだ、こういうのはどう? ウォルターとクローディアで競争するの。
ウォルター:なんの競争?
ルイーズ:勝ったほうが望みを叶えるの。ウォルターが勝ったら家を出ていく。クローディアが勝ったら家に残る。みたいな。
ルイーズ:あれ。これじゃクローディアはそんなに困らないわね。
ウォルター/クローディア:そうだね。
ルイーズ:ちょっと考え直さないと。
ルイーズ:ま今は料理食べましょ。
ウォルター:あっれ……僕確か普通のサーモンを頼んだはず……。
クローディア:お兄ちゃんまた水飲んでるの?
ウォルター:悪いかー?
クローディア:いや別に?
ルイーズ:あらあら良い飲みっぷり。
ルイーズ:いやあー。なんかいいわね。自分が産んだ子供たちと飲むってね。ふたりともほんとよく育ってくれたわ。ありがとう。きっとお父さんも喜んでるわ。
翌日。
ルイーズ:ルールが決まったわ。競争の内容は、「私が死ぬまでに、より早く恋人を作って連れてくる」こと。ウォルターが先に連れてきたらウォルターの勝ち、クローディアが先ならクローディアの勝ち。先に私が死んだら二人とも負け。判定は私がするから、ただそれっぽい人連れてくるだけじゃだめよ? いつかこの人の子供と一緒にお酒を飲みたいなって心から思ってる相手でなくてはダメ。
クローディア:結構難しいね……。
ルイーズ:ウォルターが勝ったら二人とも家を出ていく。
クローディア:うん。
ルイーズ:クローディアが勝ってもウォルターは出ていく。ただし、その時私は「先代の妻」としてウォルターの当主の座を取り上げ、クローディアを八代目にする。
ウォルター:うわ。
ルイーズ:そして私が先に死んだら、クローディアは八代目になって、一人この家を出ていく。ウォルターは残る。
クローディア:うえぇ……昨日のよりちょっとだけフェアになってる……。
ルイーズ:さあー今から勝負開始よ。ウィロー家とリーヴィス家のため、そして自分自身のために頑張りなさい。
クローディア:しょうがないね……。
ウォルター:やってやるか!
というわけで、唐突に勝負が始まりました。
大変なことになりましたねウォルター。
ルイーズの条件に加えて更に、
「ミルドレッドとの関係はこれ以上進めない」という条件も追加しておきます。
頑張れウォルター!
また次回。