Aquaです。
【前回のあらすじ】
エイミーは大変なものをちょっとだけ盗んでいきました。
【主な登場シム】
ウィロー・ハイデ
Heide Willow
願望:ルネッサンスシム
特質:本の虫 生真面目 自信家
ウィロー十一代目。
サン・マイシューノに移り住みました。
オケリー・テッド
Ted O'Kelle
特質:クリエイティブ 意地悪
ハイデの叔父。
最近彼も父親になったそうで。
ヒル・エイミー
Aimee Hill
特質:ロマンチック 盗み癖 家族志向
嫌いな活動:フィットネス
ハイデの友達。
盗み癖があるのがおっかないです。
家を彩るか、引っ越すか。
ハイデ:どういうことだよヘリオス。
ヘリオス:僕だってわかんない。急に連絡が来たんだ……
ヘリオス:兄ちゃん……
ハイデ:落ち着いて……落ち着こうヘリオス……。僕もまだ受け止めきれてない。
ヒースが修理でトチって落命したとの知らせを受け、
ハイデは実家に飛んできました。
ヘリオス:姉ちゃんは最近会った?
ハイデ:身内と会ったのはこないだの冬祭りが最後だよ。
ヘリオス:そっか……じゃああの日家交換して以来ずっとってことだよね……
ハイデ:うん……正直、家族の集まりとかでまだあと何回か会うだろうと思ってたんだ。まさかこんなことになるだなんて……
ヘリオス:姉ちゃんも寂しいんだ。
ハイデ:当たり前だよ。あんなんだったけど血を分けた弟だよ。
ハイデ:そうだお父さん、エリントン家はどうなったの?
アーヴァイン:言わなくても分かるだろ。長い歴史に幕を閉じたよ。
ハイデ:だろうと思ったけど。ヒースのやつ……どこまでも出来の悪い奴。
アーヴァイン:やめろハイデ、そういうことを言うな。ヒースはもう居ないんだ。
ハイデ:……ごめん。
アーヴァイン:しかし……妻はともかくとしてまだこの年で息子に先立たれるだなんて思いもしなかった。なんかバチが当たるようなことしたのかな……
ヘリオス:いくら兄ちゃんでも他人のバチで死ぬなんてことはないはずだよ。
アーヴァイン:それもそうか……ヒースもヒースなりに頑張ってたものな。お前は長生きしてくれよヘリオス。
ハイデ:お母さん、なんで僕もっとヒースに優しくできなかったんだろう……
ハイデ:泣いてばかりでもいられない……。これから我がウィロー家をどうするか、ヘリオスと二人で考えないと。えっと……僕にできることは……
翌日、オケリー家を訪ねました。
今はオアシススプリングスに住んでいるようです。
ちなみにお向かいは昔懐かしベルの家。
ハイデ:テッド叔父さん。
テッド:ようハイデ。お前からこっち来るだなんて珍しいじゃないか。どうした、弟にフられて寂しくなったか?
ハイデ:あいや、ヴィヴィアンちゃんの顔を見に来ました。
テッド:やめろよ死の穢れをあいつに近づけるな。
ハイデ:叔父さんてそういうの気にする人でしたっけ。
テッド:いやあ別に……まあいいさ。
テッド:ほらよハイデ、これがお前の従妹さ。生意気な顔してるだろ? これでも可愛いんだよ。
ハイデ:わあ元気そうですね! よかったよかった。
テッド:おいアン、お前の従姉の姉ちゃんだぞお? 仲良くしてやんな。これからずっとお前の成長に茶々入れる気だぞこいつは。
ハイデ:茶々入れるだなんて叔父さんそんな。
ハイデ:ヴィヴィア~ン♪ 僕従姉のハイデ。困ったことがあったらなんでも言って。(意地悪な叔父さんたちに負けずに)いい子に育つんだよ。
翌朝外を歩いていたら、
家の前でテッドがヴァイオリンを弾いていました。
似合わないなあ……
でもそうか、彼もクリエイティブなのか。
ハイデの周りやたら多いな……。
そういえば最近ヘリオスが若者になったそうです。
彼もクリエイティブになってたら笑えますね。
おおっとそうはいかず。
面倒なことになりました。
子供嫌いですか……。
折角三人もいたのに一人は早死に、
もう一人は子供嫌い。
結局ハイデがどうにかしなきゃならなくなったじゃあないですか。
困った弟たちだ。
ジムでトレーニングをしていたら、
スペンサーとゾーイに絡まれました。
前回も言ったけどなんであんたらいつもセットなんだ?
気でも合ったのか?
相当気があったようだなァ。
知らんぞ二人とも後で面倒なことになっても。
ハイデ:別に彼らはどうなってもいいけど放っておいちゃ駄目だよ。
なんでえ。
ハイデ:ヴィヴィアンが可哀想だよ。
スペンサーがいなくなりました。
ハイデ:ゾーイさんスペンサーのこと好きなんですか?
ゾーイ:そんなわけないだろ? でも見たかいあいつの浮かれてひしゃげた顔。あれが面白くてさ。きみもよく知っているんじゃないか?
ハイデ:まあ。
ゾーイ:あんなんで結婚生活成り立つのかな。まあ私にゃ関係ないが。
ハイデ:彼の同級生として言っておきますけど、スペンサーって結構悪いやつですよ。弄ぶのもほどほどにしたほうがいいです。
ゾーイ:わかってるよ。それにしても私の心配をするだなんて珍しいね。
ハイデ:ヴィヴィアンちゃんを気にしてるだけです。
ゾーイ:なんだあいつか。
何考えてんですか?
ハイデ:うちの後継ぎはヘリオスがなんとかすると思ってたけど、「子供は嫌い」なんてはっきり言われたらね……。ヒースもいないし僕が覚悟を決めるしかない。でもそうなると、この家でっていうのは無理だよ。折角綺麗にしたのに……。
そうねえ確かに勿体ないですよね。
ハイデ:どう思う?
エイミー:まだ急いで考えることもないんじゃないかしら。だって、子供が嫌いって言っても一時の気の迷いだなんてこともあるじゃない? 弟さんの様子を見ながらでも、あたしはいいと思うわ。
ハイデ:エイミーはそう言うかあ……。僕は早いところ今のうちに手を打たなきゃって思ってた。
エイミー:あら。だったらもう行動してもいいのではなくて? それともハイデ、相談って名目で本当はあたしに会いたかったの?
ハイデ:あはは……うんまあ、今日は会いたかったな。相談はほら、自分以外の考えも聞けたらなってだけだったから。
ハイデ:あそうだ、もし僕が引っ越すってなったら、エイミーはあの家使う? きみさえ良ければ譲るけど。
エイミー:あらあ嬉しいけどごめんなさいハイデ。あたくし譲られるつもりはないの。
ハイデ:んん??
エイミー:ああいうのはね、自分で手に入れるものなのよ。
ハイデ:(この子が採るであろう手段を考えなければいい言葉なんだけどなあ……)
ハイデ:これから仕事なの? もうすぐ夜中だよ?
エイミー:ごめんなさい? 名残は惜しいんだけど、財布を温めないといけないの。
ハイデ:なあんだあ残念。もうちょっと話したかったのに。
最近ハイデは、よくロケット科学の本を読むようになりました。
興味があるんでしょうか。
そういう時はギークコンに行くのが良いんですが、
今日は日曜日。
やっててフリーマーケットです。
また何か買ってきます?
ここはいつもギタリストがいますねえ。
揃いも揃ってうますぎる。
テッド叔父も居ますね。
ハイデ:こんにちは叔父さん。ヴィヴィアンちゃんは元気してますか。
テッド:バカかお前、兄ちゃんとこ居てやれよ。
ハイデ:叔父さんは居なくていいんですか?
テッド:いいんだよ俺は。お前あれだぞ? 親父と居られる最後かもしれないんだ、ちゃんと時間使え。
ハイデ:……はい。
ハイデ:(そういう叔父さんも楽しそうじゃん。しばらく席を外そう)
ハイデ:今日はエイミーはいないのか……まあ仕方がないか、仕事始めたっていうもんなあ。
欲しいものは確保したので、後はシュート練習でもして過ごします。
やっぱりね、ここへ来たらバスケですよ。
我が一族の伝統。
ハイデ:あれ? いるじゃん。
ハイデ:どうかした? 珍しく嫌そうな顔して。
エイミー:最近何も手につかないの。
ハイデ:「手につかない」っていうのはその……
エイミー:お財布は温まってもカバンは冷たいままなの。
ハイデ:正直友達としてはそのままで居てくれたほうが嬉しいんだけど、でも大変だね。
エイミー:ええまあね。
エイミー:それであなたは? 今日は何か良いもの買えたのかしら。
ハイデ:まあね。これでまた家が賑やかになるよ。
エイミー:ということはあれかしら、まだもう少しあの家で暮らす予定なのね。
ハイデ:うん。あそうだ、今度誕生日だからパーティーをやろうと思うんだ。きみも来てくれると嬉しいな。
エイミー:ええ喜んで。
そうなんですよね。
ハイデもそろそろ大人になる頃です。
そうなったらもういよいよ今後のことを考えないといけませんよ。
どうしましょうかホント。
次回はそこらへんをやっていきましょうか。
じゃ、今回はここまで。
またお会いしましょう。